僕たちがなくしたもの【電子版限定特典付き】
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僕たちがなくしたもの【電子版限定特典付き】

名目古グリズリー

ありきたりな作品に飽きた時にオススメ

ネタバレ
2021年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作90ページと別のお話92ページ、両極端な作品が収録されています。
痛いお話を探していてたどり着いたのが表題作です。

読み出して2ページ目で買って良かったぁ〜!!って思いました。
本編始まった直後にイキナリ受けるド衝撃には備えてください。
ここでダメだと思った方は読まない方がいいです。。。

BLに愛は必要なのか?
あ、違った。
普通の人が考えているような愛は必要なのか?
もっと言えば、わかりやすい形の愛が描かれてなければ感動しないのか?
BLに何を求めて読むのか?ってことなんですけれど。
BL作家さまには、奇才、異才、天才が数多くいらっしゃいます。
神のような方々から産み出される素晴らしい作品で幸せにして戴いています。
が、恥ずかしながら欲というのは留まることがなく、更なる予想外な作品を期待してしまいます。

その点でこの表題作は十二分に満足させていただきました。
人間がいかに浅はかで愚かなのか。
因果応報、身から出た錆、自業自得。
イヤ今作品では自業自損?ってことですね。
失ったモノは最早取り返しがつかない。
今後失くした事を悔やんで生きるか、幸せを別の形で得るのかは本人たち次第です。。。

今作品には女性との交わりもガッツリ描かれています。
でもヤってても全然気持ちくない。
そのうち苦痛になる。
が、相方とヤってるのはそれはそれはこれ以上無いくらい気持ち良さげに描かれています。
その対比が痛いんです。。。

同時収録作はキレイなハピエンです。。

修正は白抜き、またはうっすら線が描かれています。
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