このレビューはネタバレを含みます▼
前作では俺様攻め真崎と翻弄される受け倫章という構図が出来上がっていましたが、今作は立場逆転して真崎が翻弄させられてるのでは？と思うような展開に。
前作で無事恋人同士になり同棲する事になった2人、これで安泰かと思いきや今作も不安に苛まれる事が数多降りかかってきます。最大の懸案事項は真崎の海外転勤なんですが、倫章の狼狽えっぷりが半端なく周りを巻き込む弱さが目につき苛立ちました。既に腹が据わっている真崎は全く動じませんが、真崎を選んで愛を確かめ合った倫章よ、覚悟はいずこに？と疑う態度にイライラしっぱなし。
今作も倫章目線でお話が進むので倫章が抱える不安や焦りは理解できますが、それ以上に真崎が可哀想な事になってて胸が痛むわハラハラするわで一度本を閉じました。それくらい疲れちゃって‥。倫章にはもっと真崎を信じて欲しかったわ。
転勤直前にようやく倫章にも自分なりの結論が出て真崎がパリに旅立ちます。その後の2人は続編へ、シリーズはまだ続く‥
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