このレビューはネタバレを含みます▼
「殺人事件」と言う題名が付いていますし、到底「マーガレット」に掲載されていたとは思えない漫画ですね。「赤星雄治」と言う「男性推理小説作家」が主人公ですし、半世紀前に「週刊マーガレット」に連載されていました「アタックNo.1」や「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」に負けないくらいに内容が大人っぽくて絵も綺麗ですから。女の人はどうかわかりませんが、僕たち「男」はどうしても少女漫画に対して「ラブコメよりミステリー」とか「ラブコメより歴史」とか「ラブコメよりスポ根」とか言った感覚になってしまいますよね!?「ビアノソナタ殺人事件」などの他の「推理ものの少女漫画」のレビューでも述べましたが、僕は1996年(平成8年)に他界しました山村美紗氏の大ファンでした。先日僕が読みました「東海道新幹線殺人事件」と言う推理小説のレビューでも述べましたが、僕の目がまだ黒いうちに第2、第3の山村美紗氏が誕生して欲しいですし、そのためには「推理ものの少女漫画」がもっと増えて「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに大ヒットして欲しいです。追伸ですが、僕はこの漫画を読み終えました(2022年4月15日現在)。まさか、主人公と仲が良かった「狩野里沙子」と言う女性が殺人犯だったなんて…。主人公が「推理小説作家」であると言う点にしましても、殺人犯が何食わぬ顔で主人公に接近すると言うあらすじにしましても、僕が先日読みました「東海道新幹線殺人事件」と言う推理小説と酷似していまして大変面白かったです。