三つ目がとおる
」のレビュー

三つ目がとおる

手塚治虫

主人公が不気味で可愛い

ネタバレ
2021年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「釣りキチ三平」同様、この漫画も半世紀前に「週刊少年マガジン」に連載されていましたし、また、「ブラック・ジャック」と同じ次期に執筆されていましたね。(僕自身のコミックシーモアデビュー作品であります「秘密の授業」の主人公の「真中俊太」ではありませんが)この漫画の「三つ目」の主人公の「写楽」がとにかく不気味で可愛いです。彼のガールフレンドの「和登さん」も「秘密の授業」に登場しています「結城飛鳥」に負けず劣らず母性的で魅力的ですね。僕が印象に残っているのは、主人公の「写楽」が「ノラキュラ」こと「野良」と言う暴力教師の壮絶ないじめに耐えながらも縄文時代の遺跡の発掘に成功したシーンです。それにしましても、「ノラキュラ」と言う暴力教師、本当に許せません!「ゆうひが丘の総理大臣」の主人公の「大岩雄二郎」の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいです。もう半世紀も昔の漫画ですからこの当時はどうだったかわかりませんが、今こんな教師がいましたら「パワハラ」や「アカハラ」で刑事事件にまで発展してしまいますよね。最近では「セクハラ」なども含めまして、あらゆる「ハラスメント」が大きな社会問題になっていますから、ほんの少しだけでも「ハラスメント」を失くしていく努力を続けなければいけませんよね。そう言うのが「犯罪の温床」になってしまう可能性だってあるのですから。
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