一億二千七百万の愛を捧ぐ
」のレビュー

一億二千七百万の愛を捧ぐ

綺月陣/亜樹良のりかず

挫折と再生

ネタバレ
2021年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ スポーツ選手の寿命は短くて、現役を退いた後はなかなか大変そうです。和久田は正にそのタイプでした。現役を退くしかもう、なかったけれど、諦める事もすっぱりできなかったから、死んだように生きるしかなかったんですね。槙野は凄い!幼い頃からの憧れを持ち続けているなんて。一度交差した2人の人生がまた交差し、動き出します。夢が終わった後の辛さが伝わります。支え合える人が見つかって良かった…!和久田のバイト先のバーの男の子が言っていた、落ち着ける場所として大切にしてるというセリフが凄く良かったです。同感です。多摩川キッカーズからJリーガーが生まれるかもです。亜樹良よしかず先生の表紙が綺麗で素敵!挿絵も良かったです。
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