このレビューはネタバレを含みます▼
秀先生がハマったという落語の「貧乏神」を秀先生なりのBL漫画で描きたいという経緯からの作品。
BL的描写では、あまりご期待に添えないかと思いますが、「金魚すくい」「デラシネの花」では貧乏神から死神になった人ならざる者のふっと見せる人間臭さや、ダラシないダメ男の金魚の使い方や、デラシネになるしかなかった寿限無の死神に寄せる希望など、愚かさや寂しさ切なさや優しさが沁みてくる。
描き下ろしでの、ソファーやTシャツ使いも好き。。
「小日向の事情」これ凄く好き。
子供視点にて子供ながらに悩んで魔法が解けて泡になって消えてしまわないよう、誰にも話さない事を選ぶのだが、7年後の「ざまぁ」は最高でした。笑
(12月15日までセール)