青青の時代
」のレビュー

青青の時代

山岸凉子

読めない展開

ネタバレ
2021年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今、山岸涼子の再ブームが巻き起こっています。
昔から大好きで「ツタンカーメン」を読んで考古学者を目指したほど。(受験で早々に転びました。)
こちらの作品、国や名前などは魏志倭人伝他を参考に独特の世界観が創作され、本当にこうだったんじゃないかと思わせる様な迫るものが有ります。
山岸涼子の醸すミステリアスなスパイスに、神世の時代って素材の掛け合わせは間違いなく美味しい。
読後感は、ガッツリ権力闘争ものの割には爽やかです。巻き込まれる中で巫女の力を発現させる主人公が、自分の人生を選び幸せそうで良かった。ラストが思っていた方向性と違い楽しめました。
しばらく同じ様な作品で偏食しそうな気がします。
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