ワリキリ
」のレビュー

ワリキリ

中川カネ子

各キャラ目線が刺さる刺さる

ネタバレ
2021年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みは、修正があまい作品だ…無言の行為で、絵で魅せる作品だ…という印象で、ひたすらその調子かもと思っていました。しかし、それ以降はシュウとユキヤ、お互いの心情が細かく描かれていて想像以上に超超キュンキュンしました。

私は試し読みを読んでいて、ユキヤはシュウのことを、欲の処理ができる道具のような相手としか思っていないのかもしれない。というような印象を抱きましたが違いました。
ユキヤは女性相手に行為をしていてもいまいちピンときておらず、女性の身体よりも普段から儚げで綺麗な男の人を目で追っている事に気づき、マッチングアプリで自分を試してみました。待ち合わせ場所にいたのは、30歳のくたびれた儚げなサラリーマン、話を合わせないといけないという内心焦りますが、ここで②無駄話なしの条件を思い出し、立場上攻めではありますが経験豊富なユキヤに身を委ねます。エ口い大人が自分で遊んでくれているその光景にハマってしまっているという展開。
ユキヤを通して、シュウを観れるのが面白かったです!
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