幸福の王子様と―僕らの知らない物語―
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幸福の王子様と―僕らの知らない物語―

日尾ねり

アラサーの純粋な恋愛✨

ネタバレ
2021年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題で2話まで読めましたが・・・思いのほか切ない系の良いお話で8話まで一気に購入してしまいました(^^;
結婚式場で働くホテルマンの篠塚と、その式場で妹の結婚式に出席していた兄:佐原との・・・まさかの篠塚の引っ越し先の近所のスーパーで働いているところをばったりと会うという奇跡・・・からの、色々切ない道のりのラブ。
まずもう佐原の設定が切ないんですよね・・・薄暗い過去があるからこそ、幸せになってはいけないみたいな気持ちになっちゃってるところがね・・・おばちゃん的には「あんたこそ幸せにならなきゃダメよ!!」って声かけてあげたくなります(^^;
お互いに何となく気があるのに、ゲイである事をお互いが言えずに友人として仲良くなる2人・・・ホント2人とも優しくて良い人過ぎて・・・だからこそ進展していかないのが見ていてちょっともどかしいのですが・・・・アラサーだからこそ、若者のように勢いで動けない部分もあり・・・そんなところへ篠塚の後輩:桑野の温かい言葉は沁みますね・・・優しい人にはやっぱり優しい人が集まるのでしょうか・・・辛い部分もあるのですが、それを2人で乗り越えて・・・みたいな感じなのでむしろ応援したくなるような内容になっています。佐原にとっては遅い春・・だけど満開の春・・でしたね💕良かった(涙)
篠塚の独り言も結構リアルで・・・「篠塚」という人物像がはっきりと見えました。そういった細かい部分の作り込みが上手い!!初読みの作家さんでしたが作風も好き!って思いました(^^
※でももし購入をお考えでしたら単行本のほうが描き下ろし付で安いので、そちらをオススメします・・・(^^;失敗した~・・・
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