このレビューはネタバレを含みます▼
すごい作品。とっても深い、そして可愛い。あと個々には決して一つではない沢山の面がある事を教えてもらいました。嫌だなと思う人に対しても、そんなふうな考えられたら、嫌な人で終わらず違った関係を築けるかも、自身の心も考え方によって楽になるかもしれないとも思いました。頭ごなしに決めつけてしまうヒリング、でもとてもダイダもボッジも愛して大切に思っている。ダイダも傲慢だけどそれに敵う努力をしているし、心にきちんと兄であるボッジを思いやり、自身を顧み反省が出来る、ベビンも、ベビンの考えややり方があり、お前何するんだ!って事もあるけど、きちんと意味があったり、アピスの弱いけど情の厚さ、ドーマスの揺れに揺れ犯す罪、苦悩、人間臭さ、ボッジの笑顔には葛藤、悲しみ、絶望、希望が入り混じっていて、それでもひねくれず優しさを持ち前を向き頑張る!その中でもホクロはブレなかったな。ボッジに対してもそうだけど、何事も筋が通っており誠実。カゲは、完璧なボッジの親友。もう書ききれないくらい素敵なキャラクターたち。そこでカゲ言う!?ボッジの読心術!とか、王になるのに自信がないと落ち込むボッジを見て、自分がしでかしてきた事を知り罪を感じるヒリングのシーンやラストのラスト、あのシーン!ああ!あれのあれに繋がるのね!って言う・・・・涙涙でした。爽快な終わりでした。ただ可愛い頑張り屋なボッジに会えなくなるのは寂しいですけどね。こんな素敵な漫画、世界中の沢山の人に読んでもらえたらいいのにな、っと思いました。作者様ありがとうございます。(でも第一部完、とあったので第二部〜とかあるんでしょうね!正直まだまだ気になることは沢山あるので、きっとまたボッジが沢山の素敵な冒険をして人々を幸せにし成長するのだろうなと思います。作者様の疲れもあるだろうので、気長に待ちます!)