夜伽の双子―贄姫は二人の王子に愛される―【マイクロ】
島袋ユミ
このレビューはネタバレを含みます▼
呪いをかけられてからの展開がしんどすぎて、毎回ヒルマが辛いんだろうなあと泣きそうになりながら読んでいました。ヒルマはユオのことを嫌いになったわけじゃない。好きだからこそ、ユオが王になる未来に自分が邪魔になると思って本心を隠して引いた真摯さ、いじらしさがもう切ない。
アームはやはり戦略家ですね。あのタイミングで助けてもらったら、もうこの人しかいない!ってなるのはアームの計算の上。そこに心も体もしんどいヒルマが惹かれて寄りかかっても良いじゃないですか。簡単な心変わりじゃないと、ヒルマに不満をもらしているかたには伝えたい!しっかり読めば書いてあるよ!
ユオはヒルマを諦めたように見せかけて、でもまだ思って何かをしていそう。どちらにも惹かれていく展開がこの話の醍醐味。ヒルマが幸せになることを祈ります。
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