拗らせてる…！

ネタバレ

2021年12月12日

このレビューはネタバレを含みます▼ ●本文24P。作者さんの短編『ビッチ受け』が好きだったのでこちらも拝読してみましたが、今ひとつ乗りきれませんでした。中谷の拗らせとツンが過ぎるかな…
●高校時代に他とは違う接し方をしてきた高坂。その態度と笑顔がいつまでも中谷の中から消え去らず、いつか化けの皮を剥がしてやる…と、近くで観察をしながら早何年？！少なくとも5年？立派なストーキングですね…
●中谷の心の声は、ずっと高坂に対して見下したような軽蔑するような言葉ばかりが並んで、正直読んでいてつらいです。でもこの執着も苛立ちも、高坂の笑顔の理由を確かめたくて、自分の感情の正体を知りたくて生まれたもので。本当は好きなのに固く蓋を閉じていた中谷が、高坂の満面の笑顔と何の気なしの「好きだよ」でタガが外れて、むさぼるように高坂に触れていく。
●無自覚だったのか、自覚することを無意識に避けていたのか、ちょっとツンが長すぎてしんどかったかな…。でもそうでなければこのお話は成立しないので難しいところです。

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みうさん

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