いじめ探偵
」のレビュー

いじめ探偵

榎屋克優/阿部泰尚

多くの人に読んでもらいたい

2021年12月12日
立ち読みで見て、一気に全巻購入。
いじめを受ける悔しさ、辛さ、逃げ場かない苦しさ。読んでて胸が痛くなる。更には、いじめを認めず隠蔽しようとする大人の醜さに腹が立つ。被害者の子と親の訴えを、 ただの悪ふざけ、自分の子がまさか、と目をそらす。
探偵の決して目をそらさない真っ直ぐさと、純粋な怒りが、そうだいじめは犯罪だ!と分からせてくれる。
いじめを受ける側は大人になり、何十年経っても傷が残る。忘れたと思ってもふとした時に甦り苦しくなる。人の尊厳を傷つけられた悔しさ、立ち向かえなかった情けなさ、ずっと消えず残る。
多くの子ども達、親、関係者に読んでほしい。そして、いじめは大人の世界にもある。今、理不尽な攻撃に苦しんでる子どもや大人に読んでほしい。こんな綺麗な解決はなくても、戦う方法やムリなら逃げる方法を考えてほしい。学校や会社以外にも世界はいっぱいある。生きて笑うこと。本当にそれが一番の復讐だと思います。
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