思春期エトセトラ【電子限定描き下ろし付き】【コミックス版】
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思春期エトセトラ【電子限定描き下ろし付き】【コミックス版】

もちの米

同録作品が凄く好みでした

ネタバレ
2021年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+1作。
表題作は妄想癖のある高校生・龍吉×同級生の乙哉。
毎日のように乙哉の妄想をしていて、ついに現実か妄想か区別がつかなくなってしまい、自分の都合の良い展開は妄想だと考えて乙哉を無理矢理犯してしまうストーリーです。文字にすると相当酷いですが、作品では乙哉も龍吉への気持ちがありコメディタッチに描かれていて悲壮感はないです。
妄想力が半端なかった分、妄想してきたコスプレやシチュエーションを現実でも再現してみて欲しいです。バリエーション凄そう!
同録は、歯医者で着飾らせるのが好きな先生×可愛いものが大好きな高校生のゆう。
こちら、ゆうが未成年で年の差があったので少し苦手意識がありましたが、お話が良かったので星5以外考えられませんでした。
ゆうは可愛いものを可愛いというはっきりした性格故に、同級生から揶揄われたりしていますがめげていません。でも、可愛いものを男が可愛いと言ったらヘンと言われることには納得できていなかった。
先生は医者の家系で親の敷いたレールの上を歩かされてきて、自分の意見なんて持たないようになっていった。
2人が出会って、ゆうは可愛いものを可愛いと言い着飾る自分を先生に認めてもらえ、先生は自分のやりたいようにやる勇気をもらえ、お互いに救済する中で惹かれ合うのは当然のことだなと思いました。
年の差はあれど、お互いに相手がいたことで救われて幸せそうで良かったです。
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