戸惑い困惑しながらも紡いでいく不器用な恋





自分で望みのしなかった女装で連れ出され、「かわいい」と声を掛けられた事で意図せず芽生え始める得体の知れない願望。
自分の中に芽生えた欲求で自ら女装をし雑踏に佇むようになってしまった八代の真の願望が、百瀬によって徐々に剥き出しにされていく戸惑いや困惑の心理描写がとにかく素晴らしいです。
初めてキスされた時はまだ「男くせぇ どうしよう」だったのに、女装姿を「100億倍かわいい」という言葉によって願望をこじ開けられてしまうんです。
「本当に恐れたものの正体」これも凄く良かったです。
同級生同士の八代と百瀬が、人通りの多い雑踏の街中での戸惑いの出会いから、ラストの幸せそうに手を繋ぎながら歩いていく姿というとても綺麗なエンドに感涙です。
大好きな御本です。

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