このレビューはネタバレを含みます▼
おかわりください。足りないです。
三ツ星レストランでフルコースを堪能してる最中の
気持ちですが、野口さんのターンが待ちきれないのです。
エビコロ、カニコロのくだりもっと下さい。
平良を囲い込み、清居の話はNGでカニコロで
対抗する野口さん。
平良の母親をマンションに呼び
顔を繋げておいたりと、その心の裏に潜む展開が
待ちきれません。
可愛い愛弟子を掌で転がしてる様は滑稽なのですが!
平良の母親も物語りの始まりで息子の奇行に思い悩み、
本の最後で息子の気持ちを理解するとゆーオチ。
今後のお歳暮の話なんかも読めるのでしょうか?
この番外編で登場人物が身ぐるみ剥がされ360度から
暴かれていく勢いです。お陰で読み終わった後、
脇の脇まで色濃く印象が残ります。
表の顔より裏の顔を全面に出してきてます。
例えば、表の清居の人物像は、
光輝く孤高のキングで話しかけるのも
憚られる程のオーラを放ってる美しい人物。
性格は、ストイックでゴリゴリの体育会系で鬼メンタルの
持ち主ですよね。
しかし裏の顔は、
寂しがり屋、甘えん坊、嫉妬深く、怖がりで
処女ではないけど童貞でと
乙女な清居が強く押し出されてるのです。
平良に関しては、清居が丁寧にウザキモを省いて
説明してます。
これだけキャラを深く掘り下げられたうえ、
凪良先生の多大な知識と言葉を自由に操る雄弁な文章。
とにかく、面白いの一言につきます。
…BL会の至宝、強く光輝く唯一無二の金星!
凪良会エターナル!!!