レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
-
22巻まで2022年4月28日純粋にコミックの面白さだけを言えば、
10巻を超えてからが抜群に面白さが増してきます。
ジワジワと読み進める程に、前の巻の話が効いてきて
深みにハマっていく感じなのです。
太宰とドス君の知能対決。そして猟犬と探偵社の
異能対決。誰が敵で味方なのか?
これを超推理する乱歩。
私は太宰を中心とした人間関係が大好きで、
太宰×敦。太宰×芥川。太宰×中也。太宰×オダサク。
そして太宰×ドストエフスキー。
その他に敦×芥川。福沢×鴎外。福沢×乱歩。
彼らに関係する過去や将来が気になったりするわけです。信頼、成長、憧れ、裏切り、ライバル
といった関係性が心に響くものがあるのです。
コミックと小説を上手く織り混ぜたものが
アニメです。
2期、黒の時代、感傷的なオダサクの叫び
にアニメの凄さを想い知らされました。
小説の面白さを知った物語でもあります。
文ストの世界観にジワジワとハマっていくのです。 -
-
9巻まで2022年3月20日器好きにはストライクな漫画でした。
波佐見焼の出来上がるまでの過程に作家さんの
こだわり、情熱が注がれていて量産品といえども
この漫画を読んで更に器に愛着がわきました。
若い頃は、海外の洋食器に興味があり
フィンランドの食器はレトロでモダンな
温かみがあり大好きでした。
そして、ヨーロッパ最古の名窯マイセン
に憧れを持ち、知れば有田焼に影響を受けて
いたとの事。
それを知ってからは、有田焼は
特別な食器になりました。
波佐見焼は、有田焼の伝統技術を持ちながら
新しい物を作って温故知新を感じさせるのです。
釉薬で器の表情を出してる物、絵付けしてある
物もそれぞれの良さがあって、お気に入りの
食器とは見てるだけで鼓動が乱れるのですが
美しい物を見ていると癒されます。
龍生くんのろくろを回す姿も良いのですが
彼の言動にチクッと痛みが走ったり、ドキッと
させられたり素敵なキャラですね。
心を許した相手にだけワンコになる感じ、最高です。
好きすぎて何度も読み返してます。 -
完結2022年3月15日死ぬまでにしておきたい事は?
文学作品の官能的な文章を使う事によって
未成年の健全さが保たれつつ、高校生の性を
意識し始める過程が丁寧に描いています。
文芸部で本を読む。
言葉を覚え、気持ちを言葉で表せる。
言葉が増えると考える事が増える。
異性と肌を触れ合う事への羞恥心、
未知への恐怖。
子供の頃は、手を繋ぐ、ハグする事が
無垢な感情で何も羞恥せず自然に出来るのに
言葉を知った途端に考え意識し、恥ずかしくなる。
新たな感情を覚える。
10代は好奇心の塊で、葛藤しながら
大人への洗礼を受けて行くのですね。
愛し合うって素敵な事ですが秘め事でもあり
性を学ぶには、日本はなかなか苦労しますね。 -
26巻まで2022年3月12日「久遠 愛」主人公の名前ですが、名は体を表す!
人波乱ある度に箏曲部の結束が強く深まっていくのですが、
26巻はまさに久遠の愛に溢れる巻でした。
10代の光と影、陰と陽のバランス
上げて落とす過程、登場人物の複雑な感情
が本当に丁寧で、絵が綺麗なせいか躍動感や息づかい
まで伝わってくるのです。
表現やリズム、音を合わせる、音を感じる素晴らしさ
、それを皆まで教えず考えさせる指導があり
1人1人の音が出来上がる面白さ。
成長、上達していく過程や仲間.友情が深まる過程が
とても感動的に描かれている作品です。
アニメだと演奏も聴けるのでお勧めです。 -
完結2022年3月7日面白い漫画は沢山ありますが、
末長く後世に読み継がれていく名作とは、こーゆう
作品なのですね。
約260年、歴代将軍を描く事で自分の代での政策
のツケが次の代に重くのし掛かって
歴史となっていく。
男女逆転の設定を上手く使って、江戸城の無血開城への
勝と西郷の会談の場面、凄いですね。
1巻から最終巻までの流れが、気持ち良くストンと
落とし込まれ爽快でした。
創作が綺麗に史実と結びつく過程が随所にあって
、それが絶望、諦めにも繋がり心の色が真っ黒になる。
偉大な功績を残す者が殺される。
理不尽な中にも尽力を尽くす者がいる。
この大奥を読んで、皇室が2000年以上続いてる
奇跡に改めてびっくりしたわけです。
中国もロシアも皇帝が途絶え、日本の皇室は世界一長く
続いている事の凄さを思い知りました。 -
6巻まで2022年3月3日読み放題にて。6巻で丁度1つのストーリー展開の
区切りとなっていて、気持ち良く読み終われます。
空中戦での竜と人間、雲上の中における船と竜
の描き方に壮大さが出て、そこがこの物語の魅力にも
なっています。
主人公のミカも考え方がシンプルでブレがなく
竜を美味しく食う事を生き甲斐にしているような
分かりやすさが良いです。
最初の方はプロローグで淡々と物語が進みます。
オマージュもされてるので、あのシーンに似てるなぁ
と思いながら、ジワリジワリと人と竜を通して
もしかして深い?と思わせてくれます。
ミカとクジョーのお話がじんわりと心に響きました。 -
1巻まで2022年2月27日イベリコ豚の詰め合わせ、ジュワっと美味しく戴きました!
ギャグ満載で笑いの旨さ、ご馳走様です。
SHOOWA先生の作風は、月影から入った身として、
ギャップに嵌まりました。そこから作家買いです。
イベリコ本編でさえも本気ギャグから一転
超絶シリアスになりますね。
ギャグとシリアスの密度が濃いので、
一冊でメインとスイーツ賄えます。
エコでお馬鹿なDKの養分は最高ですね。
ちなみに私は吉宗と源が大好きです。
徳川8代将軍吉宗、凛として遣り手な将軍イメージ
と本作ギャップにやられてしまうのです。
そして歴史は更に遡り、お相手は源で…
絵も表情に息づかいを感じて、好きなのです。
キャラが生きてるなぁと感じます。 -
1巻まで2022年2月23日私は、「美しい彼」から凪良先生を知ったのですが
その後にヒューマン、ファンタジーと読み
今回がオカルトミステリーです。
本屋大賞受賞は伊達じゃないですね。
美しい彼の大ヒットもあり、ここ数年のご活躍も
納得の文章力でグイグイ物語の世界観に引き込まれて
いくのです。
いろんなジャンルを書きこなし、面白い
作品に仕上げてくれるプロのスキルに敬意払う
ばかりです。
この物語も、霊が出てくるので怖いのですが
関西弁を話す西門「にしかど」のヒョウヒョウとした
性格が怖さを和らげてくれるのです。
陰陽道では、西門はハレの門と言われていますが
そーゆうのも掛けているのでしょうか?
世の理から外れた、深い情を患った人間の
儚い幸せ、そしてそこから起こる犯罪。
全ては、大切な人の死からくる寂しさからくるもの。
人の死とは、生きてる人を時に狂わす程の
出口の見えない深い闇へと落とし込んでいくもの。
周と西門のその後へ続こうと思います。 -
完結2022年2月22日大泥棒と言えば、怪人二十面相&怪盗ルパンで幼少の
頃に刷り込まれて育った世代なのですが、ここ数十年で
ビックリな事に、大泥棒といえば怪盗キッドに私の中で
変換していました。
とは言え、読み始めたら甦るもので少年探偵団の
テーマソングまで頭の中でリフレインして、遠い記憶の
引き出しが開いた瞬間でした。
物語の語り口が、読者に寄り添うよに乱歩の合いの手
が入り分かりやすくストレートな文章です。
だまし絵を見てるような感覚の明智と二十面相
の対決が大変気持ち良く、荒々しくも紳士的な面も
魅力の二人なのです。
そして本文中、さらりと小林少年の可愛いさが
描かれていますが、ここに乱歩の素性が出ていて
大人の楽しみ方の1つになっていますね。
最後に、乱歩の本は暗くて怖い表紙が多いのですが
こちらは、ずっと眺めていたくなるような素敵な
絵柄で嬉しいです。 -
完結2022年2月21日無料3巻とつい読み始めたら、やっぱり止められない面白さ。
思い出深い作品で、小説&漫画&映画と
コンプリートした大好きな漫画です。
映画では、今は亡き三浦春馬くんがカゼハヤ役をやって
いました。この漫画を読むと必然的に春馬君もセットで
思い出してしまうのです。思い出す事は供養になると
言うので、たまに読み返したい作品です。
長編ですが、面白いのはやはり二人の両片思い
の焦らされる所から満願成就までが良いのです。
目を合わせるだけでドキドキするとか、意識して
話せなかったり、些細な勘違いからのすれ違いが
丁寧に描かれています。
現在、くみるちゃんを主人公とした作品も連載中で
引き続き読まずには終われない作品です。 -
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1巻まで2022年2月18日表紙絵を見て、アルスラーンがいる!でもミブロ。
このダブルのインパクトに興味が涌きました。
まだ、1巻なので何とも言えないのですが
永倉の回想から始まるのは、ちるらんっぽく
子供を主人公とした所は、ピスメっぽくもあり
この2紙は、安定した独自の面白さがあるのですが、
新撰組を題材にすると他との違い、新鮮さ
物語の独自性が求められると思うのです。
それでも、新撰組の漫画は他にも連載中のものが多数
ありますし題材として描きたくなる魅力が溢れて
いるのだと思います。
読者としても、いろいろ読めるのは嬉しい限りです。
内容なのですが、後半読んで頭に浮かんだ漫画が
進撃の巨人でした。
エレンの敵も味方も一緒だよとゆう場面。
心にジワジワっと沁みてくるストーリーになりそうな
予感がしています。 -
涌き出る清泉 萌えの源泉2022年2月17日原作有りのドラマ化は、大抵イメージが崩れてしまう事が
ほとんどなのですが、「美しい彼」は主人公共に素晴らしく
映像も脚本もプロ意識を見せてもらい拍手喝采、
毎週楽しみなドラマとなりました。
凪良先生の書下ろし目当てだったのですが、
監督や脚本家のお話が大変面白くて制作の裏側、
拘りがあり、なるほど一行のコマに目一杯
想いを詰めこむとゆう作業が、ドラマのあちこちに
散りばめられておりました。
そこが短い枠のドラマながら、それ以上の満足感に
繋がり面白さが超えてきた所なのだと思います。
凪良先生や平良&清居の対談も幸せ一杯に読ませて頂き、
録画してあるけどBlu-ray予約してしまおうか
と考えてしまう程の制作側の本気度を読んでしまい
嬉しい悩みを抱える事となりました。
書下ろし「金木犀」は、ドラマの3話辺りの
高校生の時のお話。フワッと金木犀の香る平良の家で
の些細な日常を描いています。
3ページと短いですが、こちらも短いながらに
きちんと詰まっているので満足!満足!
ウクライナ情勢で緊迫してる最中、しばしの幸せを
堪能しておこうと思うのです。 -
1巻完結2022年2月16日凪良先生がどのようなファンタジーを書くのか興味津々
で読みました。金の桃を拾った辺り、「桃太郎」っぽいなと
思い、その次には「かぐやひめ?」となりました。
天界の桃の精霊のお話ですが、なんとも可愛いらしく
清らかな主人公モモの世界が俗世を忘れさせてくれる
美しく綺麗な物語でした。
食の細いモモがティーカップにお米、ソーサーにおかず
で丁度良いと思う可愛いらしい発想に、私は永遠ティーカップを手にする度にモモを思う事となるでしょう。
次にモモの兄弟コモモのお話、これは小野不由美先生
の「十二国記」をふと思い出し、白虎様の視点の
お話をしっかり読みたい気分でした。
白虎様の溢れんばかりの大きな愛情を受けてコモモは
育つのですが、白虎様はツンデレすぎました。
ツンデレ、スバダリの白虎様の視点のお話がオマケ程度
で終わってしまったのが残念で、なんだったら玄武等の
他の獣神もシリーズでやって欲しい程です。
十二国記になってしまいますが麒麟も登場させて
凪良先生の書く壮大なファンタジーを読んで見たいものです。 -
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完結2022年2月13日悪霊退治する物語ですが、少年漫画のように術式に名前が
ある訳でも術具がある訳でもなく、とにかくリアルさが
あって怖いのです。
5巻までのダークな表紙から一変して6巻からは光を射すように
明るい表紙に変わっていますが、物語も最初は謎めいて
分からない不気味さがありますが、最終的には皆の背負っている憎しみを救うお話でした。
対人を通して倫理や道徳を問われる作りとなっていて
考えさせられます。
加害者なのか被害者なのか善なのか悪なのか…
知らない内に悪となり加害者となり憎しみが募り
救いを求め「運命」と出会う。
怖いのにお風呂で読んでいたので、更に怖さ倍増で
いろいろ縮み上がる思いで完読致しました。 -
1巻完結2022年2月10日あらすじを読んだ限り、物語がよく見えて来ず
とりあえず読んでみました。あらすじは、ほんの序奏で
現代社会のレールから外れ苦悩に心を痛ませ、それでも
生きていく人達の物語でした。
いちいち傷ついていたら生きていけない程、世の中は
世知辛く、真面目な人程些細な言葉も受け止めてしまい
がんじがらめに縛られていまい、落ちて壊れていく様
がリアルに描かれていて胸を打ちます。
家族、友達、恋人、会社等の人間関係に疲れ、ほっといて欲しいはずが、結局は人に癒され元気を貰う。
そして、元気になった自分も又知らない所で人を癒す。
心に荷物を持ちすぎると壊れてしまい、無さすぎると
人寂しさに失敗もする。
誰にでも隣り合わせに持ち合わせる感情がリアルに描かれてあり、素の自分を受け入れ弱さを認めレールから外れた
カッコ悪い自分さえも人生と受け止め生きていく。
幸せの呪縛に人は、病んでいくのか。
レールから外れた先の幸せとは?
タイトルや表紙で素通りされそうですが、凪良先生のラノベを
楽しんで読んでる方にも、凪良先生のお家ゲイが発揮されているので、お勧めです。 -
2巻完結2022年2月9日1巻、裏テーマを普通を書きたかったとありました。
丁度、2011年の震災の年に書いていたのですね。
普通の有難さを失くして分かる様子が淡々と描かれています。
ヤコ先生登場から物語も面白くなります。
オネエキャラのオトメンで私の中では主人公のトキオとナツメを食ってる勢いで大好きなキャラとなりました。
2巻は、ヤコ先生が主人公で期待大だったのですが
男前になりすぎてオネエキャラが薄れてしまったのが
残念でなりません。
最後までオネエ色の強いヤコ先生を見たかった。
貢藤は、そのまま極悪顔の受であって欲しかった。
強面がオネエに掘られる構図、だいぶ凄い設定なのですが
更に強面がオトメンとなると、やりすぎてる感が強くて
逆に冷めてしまうのです。
こればっかりは、好みの問題ですので仕方ありません。
でも、ヤコ先生の器の大きさ優しさ、そして仕事の鬼
といったカッコ良さがたまらなく好きです。
順番としては、この後に「おやすみなさい、また明日」
に続きます。それぞれ、違う面白さを秘めています。 -
1巻完結2022年2月3日凪良先生の2冊目に当たる作品だそうですが、既に
どんどん先が気になる作風で読み出したら止まりません。
ストーカーと記憶喪失、囲い込み等の題材が
流浪の月、美しい彼、おやすみなさいまた明日、と私が
唯一読んだ凪良作品が詰まっておりました。
きっと先生の得意とする分野なのだとお察しします。
日永のバイオリンの上手さが、執着にも結びつく性格を
現しているようで、重すぎる愛がストーカー行為に繋り
自分では気がつかない内に犯罪となってる怖さがあるのですね。
この初期作品の日永のストーカー具合は、犯罪が入って
可愛くないですが
美しい彼の平良は、愛されストーカーとして抜群に
キャラが際立った完成形のように思いますが、更に
上を行くストーカーキャラが今後読めたら嬉しいです。いいね
0件 -
完結2022年1月31日メディチ家とミケランジェロの関係が非常に分かりやすく
描かれて、ルネサンス期の三大巨匠ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの魅力に触れる事が出来ました。
特にミケランジェロの天井画「天地創造」やピエタ像等を
見に行きたくなります!
ロレンツォ王とミケランジェロの話を簡単な回想シーン
でなく、きちんと読めれば最高だったのですが…。
主人公の話のピークが受胎告知の完成が
一番の見せ場だったので、そこを1部完結として
2部をメディチ目線にして、しっかり戦争をメインに
読めたら最高だったかなぁと個人的な感想です。
せっかくアルフォンソが軍師となった訳ですから
戦略、知略を存分に描いて欲しかった。
宗教画の奥深さ意味合いを知った上で芸術作品を
鑑賞できるようになれば更に理解が深まるのだろうな
とつくづく思いました。 -
完結2022年1月30日感涙!!!凄く凄く、美しくも切ない物語でした。
コミカルな中に切なさを含む感じが心に沁み入りました。
最近、ショパンコンクールの受賞者の演奏をネットで聴いたばかりだったので、余計に比呂志の奏でる純白の音色を想像
しながら読みふけりました。
比呂志のピアノには最初笑いましたが、最終巻まで読むと
いかにセイとピアノへの想いが深いかが分かるのです。
台詞やモノローグが素晴らしく刺さってきます。
なにか宗教的な道徳心を教えられてる気になりましたね。
今度や次じゃなく、今この時を生きる大切さ。
出会いと別れを通して、大切な人との繋りを慈しむ気持ちを
改めて再確認できました。
こーゆう美しく包まれるような温かさを大切にしたいなと
思いました。 -
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1巻完結2022年1月17日人間の弱さ未熟さを露にした作品のように思いました。
少女の助けを乞う必死な気持ちと
少年の未熟な思考からの行動。
孤独で悩みを打ち明けられない環境が子供達を世間で言う
犯行へ向かわせてしまう切なさ。
憶測と偏見で評価される中の思いやり、気遣いが
当人にとっては救いとならない虚しさ。
極限まで突き落とされた人間の焦燥感、そこからくる
不安定さ。
そして真実を知るのは当人。
事実は、公開された情報で世間の目は評価する。
その噛み合わない事実と真実の狭間での虚無感。
抑圧と庇護と自由と孤独。
その中にある小さな希望。
希望が流浪の月となって、自由をまた二人で謳歌する。
思いやり、気遣いに対して考えさせられました。 -
完結2022年1月14日読んでいて、とても心地よく過去と現在を
バランスよく融合し、
シリアスな中にもコミカルな笑いがあり、
個人的にトップクラスの面白さを堪能させて貰いました。
戦国の話し言葉、将軍家に使う特別な敬語。
そして現代の若者言葉が、可笑しくも美しくも
混じりあい、セリフに見える人格者ゆえの格言
も心に響きます。
若君に「たわけ!」と言われたいですねぇ。
多くの設定が詰め込みすぎて壊れるとゆう事がなく、
最高の形で漫画になっている事に、先生の実力の
凄さを感じました。
信長の登場には期待が一気に高鳴りました。
信長といえば焼き討ちですが、天下人の
心の強さ、冷酷さが最後までぬかりなく描かれて
いました。
そして尊なしには、この物語はなりたたず影の功労者!
いつの世も裏に尊のような頭脳派(軍師)がいてこそ、
表舞台が乱舞するのですね。
若君と唯、そして天ちゃん。
最終巻までしっかり描いてありましたが、
天ちゃんの物語もいつか読めると嬉しいです。
完結、お疲れ様でした。 -
7巻まで2022年1月13日ドラマ化に伴い新刊発売、おめでとうございます。
漫画が良すぎてドラマを見るのが怖いのですが、
楽しみでもあります。
一狼と獅郞の関係が最高に読んでて気持ちが良いのです。
映画版コナンで公安とFBIが活躍してる
感じの世界観がイメージに近いです。
公安、スナイパー、カーチェイスがそう思わせる
のかもしれません。
そして、バナナフィッシュのアッシュとエイジの
関係に似ているのです。お互いの安否を心配しあう
特別な関係なんだけど、恋人未満で思いやる気持ち。
ストーリーとともに、バナナフィッシュに
はまった方なら読んで間違いなしだと
思います。
オマケ漫画でいちゃこらしてるのも良いですし
二人のコーディネートもお洒落で素敵なのです。
7巻はシリアス展開で涙覚悟です。
終わって欲しくない漫画なので、今の事件が
解決しても完結しないで欲しいと切に願います。 -
10巻まで2022年1月10日何をもって面白いとするかで、人それぞれ評価が
違ってくると思うのですが、1つの事件が群像劇と
して描かれ、事件の当事者達がバラバラと喋るので
感情移入しずらく、話が入ってこないのです。
ミステリーならではの
緊張感や緊迫感を感じられず緩急のなさが単調に
思えてしまい集中できないのです。
この辺は、タイトル通りミステリーと言う勿れなので
仕方ないのでしょうか?
群像劇とゆー意味でドラマの方が見やすそうな
気がしています。
整くんの知識と洞察力で事件を解決に結びつけますが、
多分わざと整くんの感情を殺して描かれてるようで
主人公の感情面での熱量があまり感じられません。
意見を述べあう大切さを本中で言ってるので、
とにかく語ります。ここに響く人は、面白さに
繋がるのだと思います。
田村先生なので緻密に話を進めてるのだろうと
期待もありますが、この先は感嘆する結末に繋がるので
あれば完結してから読もうかなと思ってます。
1つ気になってるのは、25年もの長きに渡る
某ミステリー漫画の決めゼリフに関する件。
詳しくは述べませんが、
モヤっとしています。
帯に書いた青山先生の整くん、頭をかかえた仕草と
なっておりました。
何か恨みでもかってしまったのでしょうか? -
-
5巻まで2022年1月4日この漫画を読んで思ったのですが、日本人なら
ラジオ体操が大人になっても身に付いてるように
手話も義務教育の間、「おはよう、さようなら、
美味しい、嬉しい、楽しい、大好き」等を言葉とともに
手話も加えてしまえば自然と身に付くのになぁと。
年をとって耳が遠くなってきても手話で挨拶ができたり、
楽しい、美味しい等の感情表現を少し離れた所でも
伝えられる素晴らしいコミュニケーションの1つに
なるかもなぁと考えてしまいました。
言葉では、恥ずかしかったり素直になれない時、
指先でならもしかしたら言える事もあるかも知れない。
言葉は耳だけ傾けていれば聞こえますが
手話は相手を見なければいけない。
少しだけでいいから日常的に使う言葉で手話が
もっと一般的に浸透すれば
人と人との距離に温かみが生まれるのかなと
いろいろ、考えさせられる素敵な漫画でした。 -
3巻まで2021年12月28日タワーマンションの2階に住む主人公のキッカ。
200m離れた最上階に住むヒララ、
200m離れた一軒家に住むマシモの
三角関係の恋のお話。
登場人物の3人の個性がとても魅力的で丁寧に心情が
書かれているので、どのキャラにも感情移入しながら
読んでしまう面白さがあります。
ヒララの仕事は一流なのに、他はヘタレワンコ。
可愛らしい隙が甘さとなって非常に刺さるのです。
大人の物言いも格好良くギャップに殺られます。
マシモは、見方によってはストーカー気質の一途な
純愛。
マウントをとりつつ頑張る姿が涙ぐましい!
キッカのお仕事漫画としての面白さもあり、
今後の展開がとても楽しみです。 -
完結2021年12月23日ストーカー警察官×ドルヲタOLの恋の話。
ストーリーは、サクサクとテンポ良く進み飽きません。
ドルヲタの生態を感じられる漫画なのですが、
残念な事にストーカーをうたってる割には、
常識人の範疇なのです。
そして、噂話で昔のストーカー行為をさらっと
流してる程度で、やはりストーカーとしての
人物像が入ってこない。
出来れば回想シーンでその噂話を
ちゃんと漫画として書いて欲しかった。
ストーカーを謳わず、ドルヲタに理解を深める警察官
とゆー設定の方がしっくりくる漫画でした。
警察官の彼氏は、なかなか素直で分かりやすい性格
(ストーカーと言われる所以)
漫画を読む限りでは、公務員でモテ男の部類です。 -
5巻まで2021年12月22日氷河と火山で出来たアイスランドを舞台とする物語です。
「探偵」とゆう言葉を想像すると、便利で雑踏な社会で
聞き込み、張り込み等を思い浮かべますが、
雄大な荒野を車で走り、天候に足止めされ最低限の道具で
命を守り、探し人を追い求める。
仕事は同じても舞台が変わると見えてくる世界も
違ってきます。
エンジンの音。風の音。静かな大地で響くリズム。
大自然の脅威にさらされ農作物の育たない大地で、
生きるための知恵を持ち、
道具が道具として活きていく。
便利が通用しない環境下に置いて、人は生きる力が
強く研ぎ澄まされるのではないか?
機械を触ると情報が伝わる慧、音に敏感なリリア。
三知高の人を殺す能力。
本当に人の能力として有るように思えてしまう不思議。
剥き出しの大地の上では、人間の第六感的な感覚、能力が
鋭く残っているのではないか?
大自然の息ずく様が、地球が呼吸している事を感じ
住まわせてもらってる立場を忘れてはいけないな
改めて思うばかりです。 -
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1巻完結2021年12月20日新撰組、斎藤一を主人公とした物語です。
読み応え抜群です。
描写が素晴らしく物語に引き込まれます。
無駄のない言葉の使い方に、単語の意味を汲み取りながら
読み進める為、途中休憩が必要な一冊でした。
説明書きの煩さもなく、絵と人物の名前等でどの辺りの
ストーリーかを察しながら読む形の為、
一連の流れを知った上で読まれると良いです。
斎藤一は隊員の中で数少ない生き残りの人物。
真面目さ故に、自分の生きる場所を強く求め、
己の誠は新撰組であり、誠のくには会津であり
戦局が行き詰まる中も誠を信じ貫きました。
会津の誠の武士として生きた証を心に刻んでおきたいと
思います。 -
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9巻まで2021年12月18日この気品溢れる表紙の絵に興味はあるけど一瞬でも
たじろいだ人は、既に丹下マジックの罠に嵌まってます。
自分と、この高貴な絵柄、本当に融合出来るのだろうか?
と不安になる気持ち。
ギャップ萌えとゆーご褒美が待ってるはずです。
1巻読めば相性がわかるはずです。
超エリート官僚のお話ではありますが、
セクシャル任務に携わる、お馬鹿な物語です。
個人的な最推しは、針生×眞卸ちゃん。
仕事もエリートなら変態行為もエリートです。
針生のあまりにも下品な変態行為に涙を流す程
笑いました。
数日、外出先での思いだし笑いに悩まされました。
眞卸ちゃんの健気さも控え目な愛が溢れて良いのです。
このCPはペーパーワークス集で出している
4コマ漫画や短編も秀逸。
今回9巻は、春日×木菜。
春日の人格に問題おお有りです。
敵が増えますね!挽回して欲しいものです。
オチは10巻までお預けです。 -
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3巻まで2021年12月16日凪良先生は本屋大賞を受賞されてたので、
どーゆう作風なのか読んでみたい作家さんの1人でした。
このドラマが非常に良くて、原作を手に取りました。
まず、表紙絵に騙されました。
あれは、表の顔で嘘ではないのですが、裏に毒をもってましたねぇ!裏の顔を表紙で表すとどーなるのでしょうか?
ちなみに同じ感触の表紙は、恋する○ンテリジェンス。
あれも猛毒持ちの漫画です。
前フリからオチまでが緻密で、例えが鋭く的確に表現されて
ボケとツッコミに関しては、展開だけで面白さを誘うのに、
更に鋭い切り口で笑いを誘うとゆー夫婦漫才さながら
凪良ワールドの渦に呑み込まれます。
ラブラブの学生二人だけだと、絞まりもなくなりそうですが
写真家の野口と演出家の上田の登場によりピリッと辛口、
ヒヤヒヤものの大辛展開もあり、切磋琢磨して成長する
平良と清居が頼もしく応援せずにいられません。
それにしても平良と上田のキャラが極限に振りすぎていて、
もう神としか言いようがありません。 -
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燃えよ剣のスピンオフ2021年12月6日燃えよ剣を読み、映画を観に行きました。
映画では、沖田を心配する女性が出ているのですが
燃えよ剣には、そんな場面はなかったはず。
そんな訳で、こちらも読んでみることに。
短編集で一話事、主人公は変わります。
隊員たちの日常での思惑、思想のお話でした。
なんだか、読み終わるのが勿体無くて後半3話位から惜しみながら日にちをおいて読みました。いいね
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上下2021年12月6日幕末ものは、解らない苦手意識からずっと避けてきました。
しかしゴールデン○ムイに土方、永倉が出てきて新撰組の生き様を知りたくなり手にとりました。
新撰組を知るなら司馬先生は間違いないだろうと。
映画公開との事で絶妙なタイミングでした。
幕末を知らないので、いきなり小説は敷居が高いので
参考書として漫画を並行して読みました。
知らない単語は調べて、丁寧に読み進めていきましたが
文章自体は読みやすく新撰組の世界にがっつりもっていかれました。なんで、もっと早くに幕末と仲良くならなかったんだろう?最後は泣きました!
しかし、きっかけとなった漫画の中では生き生きと金塊を探しているので!いいね
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