夜が終わるまで
」のレビュー

夜が終わるまで

西田ヒガシ

どんなかたちでもいい、会いたい…

2021年12月19日
妄想?幻影?身体の乗っ取り?トリック?謎に次ぐ謎と、最後まで姿を見せなかったホームレス、女性ストーカー等、読み返しても、自分の中で収集のつかないのですが、それを差し引いても、物語の緊迫感、普段、冷静で、常識的な堅物検事の焦り、熱量、切実な“会いたい…”は心に刺さります。夢の中でしか、身体を重ねていない二人、相手の一方は生きているかも分からない。それだのに、BL&サスペンスに仕上がってます。先生は辻褄には重きを置いていないのかもしれません。考えるな、感じろ、ですね。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!