このレビューはネタバレを含みます▼
読み放題から。きれいな絵に惹かれて読んでみたら、思いの外、良かったです。引っ越してきた田舎で、片腕のない流(りゅう)と出会った明るい聖(こうき)。次第に交流を深める中、聖の婚約を機に流の態度が一変。これはヤンデレ執着攻によるバドエンものか…、と読むのを中断しかけたのですが、5話まで読んだら、流の中の脆さが溢れ出し、6巻で怒涛のハピエン展開に…。しかも、流の幼少期から、聖になぜあのようなことをしたのかが描かれて、冒頭の流の人格との統合が図られ、明るい聖による救済という光が闇を取り払う構図に心が洗われる気持ちにすらなり、1話までの感想とのギャップに、んんっ?これは隠れた良作では…?という思いが湧き起こりました。巻末の作者様の後書によると、最初はバドエン展開で考えていたのが、流を幸せにしてあげたいと思って、5話から話の流れを変えたとか。英断です。ハピエン展開で読めて良かった…。流、思わず作者ですらそう思う不憫な子で、聖と出会えて本当に良かった!読み放題で、単話の方の順位が上がっていて、その中で幸せエチを読みたかったという感想を見たのですが、コミックス版の書き下ろしにありますよー!ほぼ、これが伝えたくて、このレビュー書きました。せっかくなら、コミックス版の方が表紙の絵も綺麗で書き下ろしも付いてて、おススメです!!