メッセージ
」のレビュー

メッセージ

萩尾望都

表題作以外も

ネタバレ
2021年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作「メッセージ」はじめ、「貴婦人」「オイディプス」「花嫁」などに出てくる黒いマントの男は何者なのか。メッセージが色んな意味を持ってくるのが興味深く、ヒトの業や切なさを感じるお話もありました。
「海の青」「水玉」「海と真珠」など、大学生の女の子の片思いのお話。恋をするとその相手次第で簡単に自分の心が一喜一憂してしまう。そんな繊細なところも一つずつ描かれていて、好みでした。海や人魚をイメージしたような一枚絵も素敵でした。
「百合もバラも」夫婦や家族間の現実味のあるお話で、なかなか考えさせられました。でもいいお話なのです!
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