不本意ですが、エリート官僚の許嫁になりました
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不本意ですが、エリート官僚の許嫁になりました

砂川雨路/弓槻みあ

面白かったけれども

ネタバレ
2021年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 許嫁で初恋の翠に照れ隠しから初対面からいきなり辛辣な態度の豪のせいでそこから2人の仲が拗れまくり、さらには翠に彼氏が出来たと勘違いした豪が高校生になった当てつけのように途端とっかえひっかえで彼女を作りまくってたのはやはり酷い。翠も引くに引けず社会人になりようやく豪のほうから歩み寄って艱難辛苦を乗り越えハッピーエンドだけど、正直、翠への当てつけだとしてもなぜどの彼女も短期間交際で次々とっかえひっかえしたのかももう少し豪の心境を知りたかったし、翠が実は彼氏いない歴イコール年齢と知った時にあんなにショックと罪悪感を受ける豪の情けないとこは痛快だったが、せめて当てつけで付き合ってただけでどの女にも手を出してない。キスもエッチも経験ないからお前が初めてだと豪にもそう言って欲しかった。翠だけが操を守ってきてたのに、自分はホントに遊びまくってどれだけ翠を傷つけ、社会人になってからも傷つけて、やっと両思いになったのに翠の身の危険回避のためにまた豪の独りよがりな判断の婚約解消を一方的に突きつける形はやはり身勝手過ぎるなと。そして翠も強情過ぎる。でもそんな風にしたのはきっかけは全部豪のせい。それに豪自身が気づき誠実にしようと改善したり豪のほうから翠を求めキスをしたのがせめてもの救いでした。もう少し早めに二人がラブラブになってほしかった点と初めて二人が結ばれるシーンの描写は踏み込んだものが読みたかった。そしてやっぱり豪も翠が初めてであって欲しかった(他の女達と経験済みだとしたら許嫁がいるのにあまりの酷さに引く。作者のデリカシーが問われる。)まぁ、自宅に上げたのが翠が初めてでゴムを常備してないところを見ると、ひょっとしたら豪も翠だけなのかもしれませんが。
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