吾輩は猫であるが犬【単話】
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吾輩は猫であるが犬【単話】

沙嶋カタナ

飼ってた人間にはたまらない話・・しみた

2021年12月26日
犬や猫に生まれた命をいろいろ考えてしまう。どれも等しく生命。
そして、生まれ変わりって、漫画の世界では人→人だけど、生命の輪廻観では、転生の先は生命の全てに可能性有り、ですもんね。
人間の気持ち、気まぐれ、言葉に翻弄される主人公が、哀れで、でも、いじましくて、読んでて辛い気持ちもあって、それでも、飼い主次第で一生が変わることに、誰か助ける存在の尊さを思って少し安堵してみたり。
生きてく大変さ、ワンちゃんネコちゃんの苦労が伝わってきた。

一時の可愛がりが、一生のお世話に結び付くことへの、ペットとの向き合い方への説得力が、説教臭くないのに、しっかり伝わってきて、すごく胸を締め付けられた。
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