このレビューはネタバレを含みます▼
もっと早くに知りたかった。漫画になってたの。亡きお父様に読ませてあげたかった。この作者様、絵で気づいたのですが「口入屋兇次」の先生ですね。ペンネームが違うのは作品とか雑誌で分けてらっしゃるのかもしれませんが、探しにくい(苦笑)雲霧仁左衛門は中井貴一さんのドラマから入ったので、このお頭の色気がどう漫画に出るのか楽しみです。1巻はオリジナルとのことですが、お気に入りの六が丁寧に描かれててすごく嬉しい。いいこなのだけど自分が堅気に戻れないのわかっているのが不憫。そして八つ当たりと嫌がらせでお千代に使われるのがまた不憫。漫画でもやっぱりそうなったか…。ドラマで見た結末になるなら六は可哀想な最期になってしまうなぁ。救われて欲しい。お千代の恋慕を利用するのは色の仕込みのためで、情はないだろうし、六に手を出して怒っていたと思うので。我が子のように大切にしてた(出会ってすぐ戻れないのわかってて戻してやりたかったというぐらい入れこんでた)六が報われますように。単にうまいだけでなく、子どもの頃の面影残して高校生ぐらいの顔つきに描ける画力は、そうそうお目にかかれません。できれば六もっと見たい。