神に弄ばれた恋 ~Andalucia~
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神に弄ばれた恋 ~Andalucia~

華藤えれな/朝南かつみ

無慈悲な運命

ネタバレ
2021年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 身寄りのないヒターノ(ジプシー)出の闘牛士 サタナス×伯爵家の一人息子 アベル
少年の時にフラメンコを踊っているサタナスに出会ったアベルは一目で彼を大好きになります。アベルはずっと一緒にいられるためにサタナスが闘牛士になることを望み、サタナスは闘牛士になる道を進みますが、占い師がアベルはサタナスの死神でサタナスはアベルの悪霊、共にいることは不幸を招くと予言したとおり数々の不幸が舞い込みます。途中まではすごくせつなく引き込まれるお話でしたが、どんでん返しからのストーリーを捏ねくりまわしすぎて複雑になってしまったように思います。予言が重すぎて完全にスッキリしたラストではありませんでした。幸せなところをもっと読みたかったです。口絵(表紙をめくったところの絵)はありますが、挿し絵はありませんでした。2人の顔が見えませんでした。口絵があったので朝南先生の挿し絵が見れるかなと期待していたので残念でした。
2012年1月 総251ページ 挿し絵なし(口絵あり)
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