今読んでも面白い。怖さより面白さが勝つ





2021年12月28日
懐かしい作品だけど、今読んでも読み出すと止まらない。得体の知れないカルト宗教が国家を乗っ取っていく不気味な怖さの演出には20世紀後半の日本に対する社会風刺的な香りも感じるけれど、それがスタンドバイミーっぽかった幼馴染の誰かと関わっているというミステリーサスペンスで盛り立てられて、豪快で壮大なエンタメ作品になっている。個人的には浦沢先生のMonsterの方が作品としては好きでしたが、今作は映画も面白く、音楽の選曲も懐かしくて、色んなメディアを通じて総合的に色々楽しめる作品としてオススメ。

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ゆらふや さん
(女性/50代) 総レビュー数:2件