このレビューはネタバレを含みます▼
純粋な想いと、愛された記憶に胸を打たれました。
一番脳裏に焼き付いたのは、勁がまるで花束を持っているように立っている場面です。
何て美しく、儚く、切ない……
それと、最後に勁が父親や兄の思い出を思い出すシーン。
あのシーンを思い出すだけで、泣けてきます。
純粋な愛に触れられれば、人は全てを肯定され生きていけるのだ、
などと、なんか普段考えもしないことが心を駆け抜けました。
ああ、そうか、giftって、宥を基点とする物語の全てが、勁にとってgiftってことだったのか……
ちょっと没入しすぎて、読み返すことができません。