このレビューはネタバレを含みます▼
ファンタジーが読みたくて。全く関係ないですが「雲のように風のように」という中世の中国が舞台のアニメが昔あって、なんとなく思い出しました。
人外BLとはいえ、美しい羽根を持つ鴆が鎖に繋がれ人に飼われる設定どうBL展開になるんだろうかと思いましたが…。
おもしろかった!とにかく絵が美しい!独特の絵柄と世界観が合っていて惹き込まれます。
毒を身体に溜め込むことで美しく変化する羽根。
そんな美しさを持ちながらその毒は人を近づけず、鑑賞されるための鳥として檻の中で生きるしかない鴆の寂しさが切ない。
鴆飼フェイとの関係の変化、飼われる者と世話する者ではなくツァイホンとフェイが種族も超えて愛情を育んでいく様は痛々しくて健気で涙が出ました。
2巻は鴆同士のお話。いや、もう鴆の存在自体切ないな!
鴆は伝説上の鳥とされて来たけれど近年羽根に毒を持つ鳥がいた事がわかってきているので、実在したのかも?(ウィキより)だそうでとても夢があるなと思いました!
鴆が空に舞う姿見て見たいですね。素敵なお話でした!