アンチアルファアナザー
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アンチアルファアナザー

奥田枠

アンチアルファ サイドストーリー

ネタバレ
2022年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「アンチアルファ」で主人公だった悠仁α×礼ΩCPの、礼の叔父であり弁護士の静(せい)のお話しになります。礼もそうでしたが静もΩを隠しαとして生きている人・・・なのですが、運命の番を愛しすぎるあまり相手を危険な状態にしてしまい捕まったα:多岐島の弁護を任されたところから、静のΩ性が目覚めてしまいます。いづれのCPも運命の番とは結ばれない・・・んですよね。そこがお話しとしては面白いところで。だけれど、深く深くつながっている。オメガバだけど、本能ではなく感情で繋がる・・っていうんでしょうかね。作家さんのお話し、とても深くて・・エロ度も結構あるのですが、中身も凄くね・・・いいんですよね(語彙力ないけど(^^;)そして画も表現もカッコイイ!
これ、「アナザー」の他に「アダルト」という作品が入っていて、こちらは悠仁×礼CPのお話しになるんですが・・・とにかく色んな側面でのオメガバを考えさせられるんですよね・・・礼の叔父みたいな高圧的なαや、それに脅かされてるΩの女優の卵や、もちろん主従関係ではないαの悠仁、Ωの礼、そしてαとして生きるΩの静・・・なので読後は複雑なこの人間模様を真面目に考えてしまって・・・後を引きます(^^;でも好き✨すごく厚みのある作家さんだと思います。
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