このレビューはネタバレを含みます▼
レビュアー様方が仰る通り、ある男の栄光と挫折と再生が悲哀と共に切々と描かれている作品、沁みました〜。
一度、テッペンをとった人だけが知る景色は平凡な人間からは想像もつかないけど、それでも足掻き苦しみ抜いた和久田が最終的に行き着いた場所に胸が痛みます。まさに死んだように生きるとはこういう事かと‥。だからこそ槙田が若さ故の正論で和久田を苦しめる場面では無性に苛つき、素直さ故の反省とそれでも溢れる想いに猛烈に救われ祈るような気持ちで読み進めました。こういう痺れる作品、まじ大好きです!
とにかく槙田が頑張ってくれて感謝しかない。そして、和久田が和久田らしくいられる、受け入れてもらえる世界に戻ってきてくれて本当に良かった。
男が抱く強烈で一途な憧れってある種のBLですね。槙田のカウンセラーがいい仕事してました。GJ!