鬼の戀
」のレビュー

鬼の戀

丸木文華/Ciel

人間と鬼

ネタバレ
2022年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昭和終戦後の話で鬼と鬼の花嫁、ヒロインは生まれながら決められていたと言うか本当は母親がそうだったけれど、父親と駆け落ちして、ヒロインを産んで亡くなりこれも最初から決められたいた運命でしたね。
夢に出た兄さんと読んでいた少年は、いつもヒロインを実際守り傷つけられたらやり返してくれる存在だけど、父親も亡くなり独りぼっち孤独になり母親の身内から探していたと言われ母親の生まれ故郷に帰るが夢の中の少年は止めていたし実家に帰って来たら皆んな優しく接してくれたけど、従兄弟だけきつい言葉で追い返しを繰り返しされ、ひょっとしたらと読んでいるうちにやっぱり夢の中の兄様でしたね。
ヒロインの事が好きで子供の頃から目を通して見ていたし守りたいから実家に帰って来ては行けないと諭し純粋なヒーローは悩んで生きて苦しんでいましたね。
鬼として生まれたヒーローは、ヒロインを殺したい訳ではなく結局はヒロインが死に近くなり助けましたが、ヒロインはもはや鬼になってしまったような感じですね。
生かす為ヒーローが村人の何かを食わせて生き返らせたようだと思います。純粋に一緒に生きて欲しい長いからでも仕方ない事だとも腹立たしいのは、実家の祖母や叔母や村人達です。
ヒロインの両親の話も悲しく辛い話でしたし、童歌は残酷な童謡が多いですね。
歪んだ村や人達だったけれど、ヒーローとヒロインは鬼だけどピュアで、人間の方が醜いとも思いました。
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