このレビューはネタバレを含みます▼
北原くんも一条くんもどちらの過去も辛いものがあり、泣きそうになってしまった。それでも必死にトラウマから抜け出そうとしていたり、オメガの辛さを理解しようと勉強したり、料理を覚えたりと、凄く素敵な姿であると感じた。特に一条くんがオメガであるお母さんにオメガについて教えてと頼んで、その後北原くんに学んだ知識から薬についてなど長々しく話す場面では一条くんが北原くんを本当に大事に思っているんだなということがひしひしと伝わってきた。ただ北原くんを笑顔にしたい、笑顔が1番可愛いんだと努力をする一条くん、歪な家族関係や自分の性に悩みながらも強く立ち向かおうとしている北原くん、どちらも素敵なキャラクターで物語に引き込まれる。