紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる(コミック)
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紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる(コミック)

深山キリ/もり

悪くはない。悪くはないのだけど…

ネタバレ
2022年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語設定も世界観も広く、内容も先読みの姫、政略結婚、すれ違う関係、皇子の噂、元妻の謎、その他事件など多岐にわたっていてとても面白いと思う。
ただ、3冊読むのに時間がかかった。
理由はほんっと個人的主観のみ。先に負の感想述べてしまうのはごめんなさいだけど、まず、絵はとても綺麗だけどリリスが好みじゃない(泣)コミックは絵柄通して入り込めるかって大事だから(T-T)
リリスの絵柄と人柄が微妙で人物像に入り込めない。着飾ってる時は嫌いじゃないけど、普段のリリスの二パーッとした満面の笑顔が苦手。美人設定ではないにしてもナスのヘタみたいな髪型もヒョロヒョロした体型も…ちょっと残念だなぁと。
天真爛漫と聡明の振り幅が激し過ぎてたまに「???」となる。一国の姫さまなんだよね?ガキっぽいと思いきや急に真逆のシュンっとした感じになるし、恋愛スイッチがいきなり過ぎてどこで急にそこまで入り込む?だったり、急にガチギレして周りを忘れて責め立てるとか…なかなか受け入れるのに時間がかかった。あと夜の営みに重点起き過ぎ求めすぎ。赤ちゃんを自分のために欲しがるだけってのも道具じゃないって感じてしまって。夜這いかけに行ったりの奇行は平気でするし変なところグイグイ行く割に大事な部分受け身というか、その前にきちんと話し合ってわかり合えばいいのにそれをしないでお互い相手の言動を勝手に解釈して勘違いして落ち込むわ怒るわで「…。」と読んでて気持ちが置いてきぼりになる(ストーリー設定上必要なんだろうけど)ことがあるので、途中途中休憩挟みながら読んでいきました。むしろゆっくり楽しめて良かったのかも?
ただ、キャラが苦手というだけでストーリーとかその他諸々はとっても面白いです。
なんにせよ皇子も少しづつ心をリリスに傾けだしてるし、リリスはすっかり惚れたようだし、今後国政に関わり解決したりしながらリリスの能力の件など含めて今後どう2人が乗り越えて絆と信頼を深めてパートナーになっていくのか楽しみ!
酷評込みだけど、お話としては面白いので、絵柄にこだわらない人(というか私が好みじゃなかっただけ)はすごく楽しめる作品だと思います。
4巻、5巻と進むにつれて絵柄にも慣れてめちゃくちゃ愛着わく可能性もあるしもう少し様子見で購入します。
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