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オンブルー編集部

カタルシスな『よこいぬ』特集に特化して…

ネタバレ
2022年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★『寄越す犬、めくる夜』で抱えたジレンマ(三角関係)のその後(番外編)と作者様のインタビューがお目当て。

★(本編で)雪舞う中、解き放たれたように微笑んだ“須藤さん”は、(番外編で)サクサクと雪を踏みしめて歩いていた…。

★番外編を読んでからインタビューを拝読。作者様がこの番外編を描くに至ったお気持ちを推し測れる気がしました。感動。本編エンドも、私は好きでした。ですが、この番外編を読み終え、“浄化”がぴったりな感覚を味わいましたよ。これからも「死にたい」と「生きたい」が拮抗する夜がめぐることがあるのだと思いますが(当人たちは簡単に浄化されたりしないでしょうね)、ようやく見付けた“必要とされる自分”を須藤さん自身が壊すことはないな、と確信めいた気持ちを持ちました。まさに、カタルシス。のばら先生、ありがとうございます。

★『よこいぬ』関連ですが、作者様のロングインタビューはじめ、すごろく(同僚とやりたい!)、Q&A、交流のある方々の特別寄稿(トリビュート9名。はらだ先生、さすがのコメント嬉。ズタズタ最高ですね!)、番外編(16ページ)と大満足でした。のばら先生の御机周りも拝見できて嬉しいです。

★『on BLUE』は好きな作者様方が連載されていて、私にとっては魅力的なコミック誌。『蟷螂の檻』最終回は我慢です…よ。
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