ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました(コミック) 分冊版
リスノ/富士とまと/村上ゆいち
このレビューはネタバレを含みます▼
夫に粗雑に扱われても、自分一人では生きていけないからと、料理を作って、ただ待つ事しか出来なかった弱い女性が、三十路になって一方的に離婚を言い渡され、異世界に飛ばされる。
夫には料理しか出来ないと馬鹿にされていたが、異世界で作った料理には特別な力があり、仲間や子供達と協力しながら生きて行く。と、いった内容ですが、最初は面白かったので、何故、異世界に飛ばされたのかとか、都合よく食材が生えている魔法畑や、画力不足で子供達の顔が同じに見える等、深く考えずに読み進めて来ました。
主人公が、つまらない男を頼らずに済む、自立した女性に成長していくのだと期待していましたが、全く成長せず(苦笑)強くなる努力も、体力を付けようとすらせず、童顔で十代半ばの少女に誤解されても、何時まで経っても実年齢を明かさない。どう見ても、あざとく利用しているとしか思えません。
買い物店では桁違いにボッタクられかけ、しかも、気付かずに親切な店主だったと言い、幼い子供にまで呆れられる始末。ロクでなしの夫が、都合良く、頼り甲斐のあるイケメンと可愛い子供達になっただけで、本人は料理以外、何も変わらず。
演出も遣り過ぎると、ウンザリされて、別れたくなるのも仕方無いと思えてしまいます。
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