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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 廻天のアルバス

    牧彰久/箭坪幹

    テンポが速すぎるので不安でしたが…
    2025年3月11日
    評価が高いので読みました。
    ムダにページ数を稼がず、あり得ない偽善や自虐エピソードもなく、安心して読み進める事が出来ました。
    ただ、余りにもテンポが速すぎて、これからどう展開していくのかだけが不安要素でしたが、まさか1巻丸ごと、プロローグに使って来るとは(笑)
    今後に期待大です。
  • 学園騎士のレベルアップ!レベル1000超えの転生者、落ちこぼれクラスに入学。そして、(コミック) 分冊版

    白石識/三上康明

    御都合主義
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転生あるあるなんですが、主人公を賢く見せる為、周りの人間がとんでもなく馬鹿だったり、自分に都合よく動いてくれたりする内容です。
    まず、受験で学科首席が、とんでもないミスだと訴えているのに、誰も取り合わない超エリート学園(笑)
    四十年近く生きているのに、行動が中学生レベルの主人公。
    自分は、物を壊したり、約束を破ったり、人を騙したりするのに、他人には間違えを認められて偉いとか、人生経験が違うとか、大人ぶる主人公(苦笑)
    一般論ですが、女と寝てる時に部屋に乗り込まれ、マッパで引きずり回されて仲良くなる男はいないし、気に入らないという理由で、入口を塞いで全員ボコして無事に済むとか、不良に顔を蹴り飛ばされて反省する教師とか、どんだけ他人に甘えた世界なんだと感じました。
  • レベルリセット ~ゴミスキルだと勘違いしたけれど実はとんでもないチートスキルだった~ コミック版(分冊版)

    高原めぐり/雷舞蛇尾/さかなへん

    正論ではない
    ネタバレ
    2025年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューを見て、そんなに早く、読む気がなくなる漫画はないだろうと思って読みましたが、無料2巻目で読む気がなくなりました(笑)
    無能の烙印を押されて、虐げられた主人公が実は最強でしたという、追放物王道の展開ですが、主人公やヒロインに全く共感出来ません(苦笑)
    まず、亡国の王女の持つ国宝が必要な主人公が、借りる為に奴隷契約を結ぶのが意味不明で、殺す奪うを忌避する性格でも、嫌なら追手に突き出すの一言で取引終了です。
    身体を拭くと、眠った王女をマッパに剥くのも意味不明で、奴隷なら当然だとの説明に、思考が追い付きませんでした。
    自分の面倒も見れないのに、人助けで最低200万の依頼を15万で受ける王女、羞恥や善悪に関心のない、サイコパスの主人公、その主人公の言葉を、正論という王女(苦笑)
    個人的にですが、主人公の性格が理解不能でした。
    いいね
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  • インクリング・アリス 異世界の始まりと終わりの物語

    記伊孝

    前半はダークファンタジー、後半は戦記物
    ネタバレ
    2025年2月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は、名作の登場人物達が、作品世界を壊そうとする怪物インクリングス(並行世界の作者達)と戦うストーリーですが、後半に進むにつれて戦記物の色合いが増していきます。
    キャラクターや地名等の大半が、作品や作者の名前、元ネタが直ぐに分かる程度にアレンジされた物である為、文学が好きな人程、評価が高くなると思います。
    後半は反戦色が濃くなる為、残虐な描写が多くなり、爽快感の様な物はありません。
    漫画としての評価は、時代考証がしっかりしており、背景(特に艦船や列車等)にも力が入っていて、読み応えがあります。
    不満な点は、敵も味方も、序盤から出ているキャラが雑な扱いで、終盤で登場した時間を戻せる少女の力(犠牲)で全て解決します。
    ぶっちゃけ、地上部隊は核爆弾で全滅、序中盤でラスボス感を出しまくっていた敵は、戦う前に本物のラスボスに殺され、主人公チームもラスボス相手に全滅、何ページも出ていない少女が、自分の消滅と引き換えに時間を戻し、ラスボスの時間(ダメージ)だけ戻らない御都合主義での勝利は、かなりガッカリしました。
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    0件
  • クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱の商人に偽装中です。(コミック) 分冊版

    荒井空真/かわち乃梵天丸

    不思議と面白い
    ネタバレ
    2024年12月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 自分でも分からないのですが、数え切れない程に不満な点があるのに、不思議と面白くて読み進めています。
    一例として、画力が圧倒的に足りない(女性キャラの裸だけ高レベルw)、ストーリーが無茶苦茶、主人公が微妙、モブ敵がいきなり最強格に、ダメヒロインが突然、最強の真の勇者に、最初の武器屋の親父が裏ボス格に、いきなり始まる料理バトル、某格ゲーの女性キャラそっくりの敵、某魔法少女アニメで見た様な武器…と、上げれば切りが無いのですが、何故か続きが気になります(笑)
    いいね
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  • 堕落リンリのリアルゲーム実況!~命賭ける少女たちのデスゲーム~【合本版】

    マスヤマタケヒト/穂尾ふくろ

    次回作に期待して
    ネタバレ
    2024年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主催者を巨大組織にして、リアリティを出そうとしたのだと思いますが、設定が雑で、逆にリアリティが無くなっていると感じました。
    日本で、毎回、少女や女性が百人単位で拉致されたら、犯人は不明でも、大ニュースになる事位は誰でも分かります。また、「ゲームに勝てば10億円あげます」との誘い文句に釣られるのは、「あなたに1億円が当たりました」という、詐欺メールに騙される境界知能の人間だけです(苦笑)
    極秘のデスゲームで、前回の優勝者が速攻身バレするのも不思議ですし、その優勝者が小学生で、自分から周りの参加者を挑発するのは、更に不自然です。手強い凶悪な殺人鬼だと知られれば、集団に狙われて殺されますよね?
    無人島でのサバイバルで、銃を手に入れた人間が簡単に同盟を結ぶのも理解不能で、直前に殺し合った間柄で信用度は0なのだから、銃を狙われ、同盟相手に裏切られる事を心配するのが自然な気がしました。
    ゲームで配布された武器以外での暴力行為や、参加者同士の契約違反は即死亡とかのルールがあれば、大分、印象が違ったかなと思います。
    いいね
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  • 冒険者ギルドの万能アドバイザー ~勇者パーティを追放されたけど、愛弟子達が代わりに魔王討伐してくれるそうです~(コミック) 分冊版

    蒼津ウミヒト/虎戸リア

    キャラの凄さが伝わらない
    ネタバレ
    2024年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 画力については敢えて触れませんが、追放されたパーティが弱過ぎて、相対的に主人公の凄さも分かりませんでした。
    世界観的に、Sランクというのは最高位の冒険者で、そのパーティの勇者なら、最強レベルの強さなんですよね?それが、狭い洞窟内でバトルハンマーを振り回すバカを仲間にしたり、長柄の武器は危険だからナイフで戦えと命令したりと、設定を頭悪くし過ぎて、最早、意味不明になっています。
    その勇者が、魔族の策略で魔物化され、とてつもない強さになって主人公達を襲って来た筈なのに、ゴブリンと戦っているレベルの弟子達(D、Eランク)が、魔物勇者と互角の立ち回りを見せ、Eランクの少女に至っては、動きを見切って一方的に攻撃し、勇者の利き腕を切り落としてしまいます(笑)
    その理由が、「どんな時でも相手から目を離すな!」という、主人公のアドバイスの力と言われても、全く、納得が出来ませんでした…
  • モンスターのご主人様(コミック) 分冊版

    咲良宗一郎/日暮眠都/ナポ

    途中迄は面白い
    ネタバレ
    2024年6月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 戦闘シーンや主人公の表情など、画力にやや不満はありますが、砦を襲ったモンスターと、裏切った勇者を倒して真の首謀者を暴き、更に、謎の黒幕がいると伏線を張った辺り迄は面白かったです。
    個人的にですが、最初に助けた人間の少女が、回を進む事にイラッとするので読む気が削がれます。
    自分は弱いから、汚い手を使うのは当然だという考え方で、相手が全て御都合主義に動くので、益々、イライラが募ります(苦笑)
    完全に読む気が失せたのは、韋駄天の勇者と対決する回で、主人公側は完全に殺しに掛かっているのに、勇者の少女は人型の魔物というだけで殺せません。
    ヤクザな屁理屈で好き勝手宣う少女に、何故か勇者は動揺します。そして、そんなクズでも、助けずにはいられない病気の勇者(笑)自分を助けようとする勇者の隙を付き、目潰しをかました上、ナイフで足を突き刺すクズ(苦笑)
    そのクズを恐ろしいとか、敵に容赦がないとか、持ち上げるのが気持ち悪かったです。
    主人公は、病気の勇者を「少しは自分の頭で考えろバカ!」と罵るのですが、魔物を操る能力者で、女子生徒の死体を魔物に喰わせ、その姿になった魔物と恋人になり、使役している魔物の多くが若い女性型。アンデッドになった女性兵士を従え、人殺しや騙し討ちも厭わない。俺を殺したくないなら力を貸せと、訳の分からない脅しで従わせる。
    頭で考えれば、信用出来る要素は0ですよね(苦笑)
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  • 私刑ゲーム【単行本版】

    あまね水咲

    ほぼ、全てに無理がある…
    ネタバレ
    2024年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 割と、デスゲーム系は好きなのですが、この作品は厳しかったです。
    復讐物は、自分側に落ち度が無いか、どれだけ理不尽な目に遭わされたかが共感ポイントだと思うのですが、自分の娘を助ける為、他人に命を賭ける事を強要し、拒否されると凶器を持ち出して脅迫するという、身勝手な父親と娘が死んだ事に対する妻の逆恨みが動機で、その上、命を奪う事の重さを学べみたいな、イカれた綺麗事を吐いて自死するという、最後まで自己中な夫婦の話で胸クソでした。
    デスゲームの業者に、遺産を注ぎ込んで頼んだというのも、山中の建物に鋼鉄の扉や鉄格子を取り付け、モニター等の機械類、特注の武器や拷問マシン、ピラニアや毒蟲、何より建物を跡形もなく吹き飛ばす量の爆薬と、バスで移動する人間が賄える額とは、到底、思えませんでした。
    妻が整形し、クラスメイトに成り済ましているというのも無理筋だし、本当のクラスメイトが両足を切り落とされた上、腹を切り裂かれてダイナマイトを縫い付けられ、ワイヤーで椅子に両手と背中を固定されて、生きているのも無茶苦茶です(苦笑)
    しかも、その手術をしたのが素人の妻(着ぐるみ)というオマケ付き(笑)
    主人公も優柔不断で、唯一、正しい行動を取っていた友人を殺す手伝いをするは、守る守ると言って、好きな子と整形した妻が入れ替わっても気付かないは、最悪でした…
    いいね
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  • 我輩は猫魔導師である~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~

    猫神信仰研究会/三國大和/ハム

    予想を裏切る面白さ
    ネタバレ
    2024年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルとカバーを見て、猫からどう広げていくのかとあまり期待せずに読んだのですが、いきなり獣王で亜神からスタートでした(笑)
    主人公(猫)が慎重で気弱な性格なのも、独自の理論でイキるタイプは苦手なので、個人的にはプラス評価です。
    絵柄は若干、少女漫画よりですが、ストーリーは中々ハードで、神様は猫で人間をゴミ同然に見ているなど、良い意味で予想を裏切られました。
    ツカミはバッチリなので、広げた風呂敷を上手く畳める事を期待しています。
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  • 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

    池野雅博/ざっぽん/やすも

    最初は良さそうだったのに…
    ネタバレ
    2024年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画は、主人公の妹(勇者)に執着し、主人公を追放した変態賢者が、その妹に腹をブチ抜かれる辺りまでしか読んでいないのですが、個人的には★4位の評価でした。
    評価を下げたのはアニメを見たからで、スローライフが中途半端なバトル物になっていて、精神的に不安定な子供の新勇者を、全員で騙して丸め込む、最低な話で驚きました(苦笑)
    ツッコミどころは色々あるんですが、主人公達は新勇者と考え方が正反対で、パーティでの攻撃や伝説の武具の窃盗、妹がワンパンで瀕死に追い込むなど、散々な敵対行為をしていながら、穏便に(騙して)追い払おうとします(苦笑)
    新勇者の仲間も最低で、勇者を出世の道具としか見ていない司教と、慈愛や慈悲を説教しながら、自分の男がやられているのを見た途端、キレて新勇者を殺しに掛かるクソ女(笑)
    主人公は、騙された方が悪いというタイプで、同じ条件での決闘だと新勇者に武器を捨てさせ、自分は、妹が勇者の力を込めた切り札を使って勝利します(苦笑)
    負けたのはお前が未熟だからだと、したり顔で説教する主人公。丸め込まれて、街中の人間に謝って回るチョロインの少年(失笑)
    自分達(暮らす街含む)が、魔王軍との戦いに巻き込まれずに暮らしたい、勇者を殺すと、世界規模の敵にされるから殺せない、自己都合だけなのに「勇者の旅は過酷だ。だが、彼は自分で戦う事を選んだ。少しだけ手伝ってやろう」と、騙した子供に恩着せがましく、上から物を言う主人公にドン引きです…
    いいね
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  • ポイントギフター《経験値分配能力者》の異世界最強ソロライフ~ブラックギルドから解放された男は万能最強職として無双する~(コミック) 分冊版

    日野彰/九十九弐式/すかいふぁーむ

    誠実な様でイキった子供主人公
    ネタバレ
    2024年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 追放された主人公が実は最強で、抜けられたパーティは落ちぶれてザマァとなる、よくあるストーリーです。
    主人公の能力がパーティ全員の経験値増加と、任意での経験値分配なら、理不尽に追放されて酷いと共感出来ますが、実際は、全ての経験値は主人公に入っており、任意で貸し出しているだけで、何時でも貸し剥がす事が可能となると、寄生虫という悪口が、そのままの意味に感じられました。
    また、命を助けて貰いながら、相手が気に入らないと「感謝はするが許すつもりはない」と、イキり散らす主人公(笑)
    順番は、命を救われた借りをどう返すか。次に、仲間がいきなり暴言を吐いて斬りかかった事への謝罪。仲間への誹謗を取り消せと迫るのはその後でないと、自分達の非を棚上げし、仲間の前でイキって、いい格好を見せたいだけの子供です(苦笑)
  • 王宮を追放された聖女ですが、実は本物の悪女は妹だと気づいてももう遅い ~私は価値を認めてくれる公爵と幸せになります~ コミック版 (分冊版)

    二戸謙介/上下左右/姐川

    聖人ドM公爵と病気の聖女
    ネタバレ
    2024年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、追放物に有りがちですが、時代考証が無茶苦茶です。
    王子が、主人公や公爵に理不尽な扱いを出来るのは、相手が臣下であるからです。
    醜い顔のせいで蔑まれていたとしても、領主であり、公爵でもある人間に、レストランが「そのお顔、お姿では…」と、容姿を理由に入店を拒否したり、正面から悪態をつく、下級貴族や平民は狂気の沙汰です。
    敵方の公爵ですら、行動は愚か、言葉遣いまでがチンピラやゴロツキです(笑)
    個人的には、嫌悪と嘲笑を浴び続けながら、他者に不快な思いをさせない為に引き籠もり、自分を侮蔑する配下や領民達に、報復するどころか善政を敷く、公爵こそが聖人と感じました。
    捨てられても恨まない、悪態をつかれても憎まない、命を狙われても気にしない、自分の全てを奪った妹にすら大好きという主人公は、聖女というより、心療内科に通った方が…
    その公爵も、傷病兵を受け入れる為に私財を投げ打ち、領民を救う為に私財を投げ打ち、他領の民衆を救う為に私財を投げ打ち、全ての不幸はお前のせいだと難癖を付けてくる人間にさえ、諭す事もせずに謝罪します。主人公のチートで全て上手くいきますが、為政者としては最低です(苦笑)
    一度、騙されただけなら相手が悪いと思えますが、二度三度、同じ相手に騙されるストーリーでは、お前等、学習しないのかよと感じてしまいました。
  • 治癒魔法の間違った使い方 ~戦場を駆ける回復要員~

    九我山レキ/くろかた/KeG

    体育会系?が好きなら…
    ネタバレ
    2024年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 画力は高く、絵柄も綺麗で、背景にも手抜きはありません。
    治癒魔術師は戦えない為、真っ先に狙われる軽蔑の対象という不条理も、主人公を持ち上げるには、仕方のない設定かも知れません。
    理解不能なのは、家族や友人、人生その物を奪われかねない主人公達が、全員、ノリが軽い事です。
    ヒロインは、最初から「異世界♥魔法〜♥」ですし、勇者はキレて見せますが、王様の土下座一発で、最前線での殺し合いに赴きます。
    主人公に至っては、イカれた女に暴力で拐われ、訳の分からない組織で死ぬかも知れない訓練を強制されているのに、負けず嫌いという理由で、命令に従います(苦笑)
    自分の意思で入ったのならまだしも、暴力で目的を強制してくる人間を、蔑みこそすれ、勝ちたいとは思いません。
    間違いで拉致(召喚)して、世話をするどころか「イカれた女はこの国で最強だから、ツイてなかったね」という連中を、何故、救おうとなるのか(笑)
    拉致されて、「前線で死なない様に鍛え上げる。お前は情けない男なのか?」と言われ、「負けてたまるか、一人前の兵士になってやる!」と、いう思考にはなりませんでした。
    勇者召喚(国王)→巻き添え(主人公)→救命団拉致(イカれ女)→ツイてなかったね(国王)→拷問訓練(イカれ女)→負けず嫌い(主人公)→認める(救命団)→戦わないで全て救う(主人公)の流れに、個人的には共感出来ませんでした。
  • 神眼の勇者(コミック) 分冊版

    白瀬岬/ファースト/晃田ヒカ

    何か惜しい…
    ネタバレ
    2023年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありますが、与えられたチートはステータスや過去未来が視える神眼なのに、数百キロの丸太を軽々と振り回し、街一つ分のゾンビを倒して、息切れすらしない主人公では、作品の方向性がよく分かりませんでした。
    いきなり、全裸の美少女奴隷三姉妹を助けて「初めてですがご奉仕します」となる展開も、何だかなぁと感じました。
    ステータスを盗み見たのがバレて殴られ、報復を決意する主人公ですが、能力や弱点を知られる事が死に直結する世界なのだから、本来、殺されなかった事を感謝するべきです。
    最初の女神に見捨てられるシーンでも、主人公のスキルに丸太の才能とでも付けて「何よ、このゴミスキルは」とかが会話にあれば伏線になるし、敵役なら、もっと半端ない難癖(お前の女を奴隷に貰ってやろう、とか)にして置けば、かなり印象が違ったのではと思いました。
  • 冷血令嬢は、命を懸けてもバッドエンドを回避したい

    春木理津加

    厳しい事は圧政だと頭を下げさせる物語
    ネタバレ
    2023年10月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある、悪役令嬢系の派生だと思って読みましたが、温情をかけない事で、逆恨みされた生徒会長で公爵令嬢の主人公が、何度も殺されて、死に戻りした経験から情に目覚め、ドMの博愛主義者に変わる話でした(笑)
    泣き落としに失敗し「許さない」と、相手の顔面に花瓶を投げ付ける輩は、普通に凶悪な犯罪者なんですが…
    女学院で、何度、処罰されても男装を繰り返す生徒から「男装は意地だから止めないが、正しいのは君だから恨んでいない」と言われ、自分を反省して謝罪って(苦笑)
    前者を法的機関に引き渡さず、後者を追放していない時点で、充分過ぎる程の温情です。
    「私は増税して民を苦しめるから殺して」と、未来の主人公自身が犯人に頼んだというオチですが、遊興や宝飾にでも浪費していたならともかく、内乱を起こした隣国の侵略に備え、有能な(設定の)主人公が軍備を増強していたのだから、簡単に市民革命で皆殺しにされる展開は…
    仮に、厚遇され増員強化された精鋭部隊が、キレた民間人に壊滅させられる程度の国なら、隣国の侵略で滅びるのは時間の問題です(苦笑)
    民に予算を厚くし、軍の人員を削れば侵略され、人員を削らずに俸禄を減らせば、今度は軍の反乱が起こる。
    既に詰んでいるのですが、主人公一家が他人の為に生きる事で、全てが円満に解決します(笑)
  • 捨てられおっさんと邪神様の異世界開拓生活 ~スローライフと村造り、時々ぎっくり腰~ コミック版(分冊版)

    森貴夕貴/天野ハザマ

    予想を裏切る、ドMスローライフ
    ネタバレ
    2023年9月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界召喚に巻き込まれた、ダメリーマンの主人公が、邪神の美少女に鍛えられ、ボロクズの様に自分を追放した兵士や国に復讐する展開を予想していましたが、まさかのドMスローライフ(笑)
    復讐を考える前に、癒やされるのは斬新でした。
    個人的には面白かったのですが、普通のハムエッグやハムサンドで飯テロに持っていくのは厳しかったかな。
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  • 転生した受付嬢のギルド日誌 コミック版

    桝多またたび/Seica/てつぶた

    設定は面白いのに、主人公母子が頭悪い…
    ネタバレ
    2023年5月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お馴染みの異世界転生チート物ですが、主人公が絶対無敵ではなく、空間収納(アイテムボックス)や壁生成(万能結界)は重宝される程度のスキルで、国家機密レベルのレアスキル、鑑定を隠して暮らすという設定は面白いと思いました。
    ただ、最高クラスの冒険者である母親と活躍しすぎて、能力を隠す為に別れたのに、何故か悪名高いギルドで受付嬢として働き、トラブルの度に大活躍して悪目立ち…
    体力や、攻撃力が低い事をウイークポイントにしていますが、壁は破壊不能、透過設定自在、城門を城壁込みで覆える程巨大で、そのまま半日程度なら維持可能、サイズの縮小も自由自在。生物なら、壁で隔離して中に水を入れるだけで溺死、煙なら一酸化炭素中毒死、そのまま放置しても酸欠で死亡します(笑)
    壁のスキルを公表するだけで、母親との活躍を、誰にも疑われなかったのではないかと(苦笑)
  • 人間兇器

    中野喜雄/梶原一騎

    これは誇張ではなく妄想…
    ネタバレ
    2023年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前、空手地獄変を読み、現在とは入手出来る情報量が比較にならない程少ない時代で、世界情勢までダイナミックに取り入れたストーリーを作り上げた努力と才能に、感動した事を覚えています。
    梶原一騎原作の空手作品については、某空手家の神格化と、超人レベルに誇張した主人公による、フェミニストお断りのハードバイオレンスが特徴なので、その点は評価に含んでいません。
    ただ、この作品に関しては、主人公が小物過ぎるのが先ず一点。敵を倒して女を奪うのなら、悪党としての魅力もありますが、先に女を襲い、写真に撮って相手を脅していくのでは、ただの下衆です(苦笑)
    また、ご都合主義も特段に酷く、乱暴された女は主人公に惚れるか、脅されて、弟でも父親でも夫でも、全て主人公の言いなりになります。それだけに留まらず、裸に剥かれた事を恥じて口を閉ざす、精神に異常をきたして証言不能など、百人近い女性が全てそうなります(笑)
    一番酷いのは、何度も主人公に襲われ、それでも殺人は許しませんと、主人公を助けて気絶した隙に乱暴され、孕まされた挙げ句、捨てられて崖から身を投げようとした女性が、愛する主人公を救う為、赤子を連れて地下プロレスに身を投じるという展開で、流石に女を舐め過ぎています。
    誰かの理想の女性像なのかも知れませんが、個人的には、犯罪も赤子を道連れにする事も厭わない、男に狂った女と思えました。
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  • マギ シンドバッドの冒険

    大高忍/大寺義史

    マギは名作だったのに…
    ネタバレ
    2023年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マギが好きだったので期待して読んだのですが、一巻の途中でがっかりしました。
    何かのプロパガンダみたいな内容で、非国民だの、戦争にお熱だの、品性下劣な言葉が並び、同じ作者の作品かと驚きました。
    主人公の父親の思考も理解不能で、戦場から唯一人生きて帰って来た英雄で、片脚を失った傷痍軍人なのに、国からの報奨金は全て周りの人間に配ってしまいます。自分は使っていないので、国に対する恩義はないぞというスタイルです。妻子がいますが、勿論、金を渡そうなどとは思いません。自分は酒場で酒を飲んでいます(笑)
    片脚を失ってからは一切の協力を拒否し、集落の人間達に非国民と罵られますが、逆にその連中を煽り返し、漁に使う船を壊される父親。とばっちりで被害に遭う妻に「国を愛する振りでいいからして」と泣き付かれ、一旦は渋々頷きますが、その日の内に、誰が見てもスパイにしか見えない、重傷を負った敵国の大男を匿います。そんな人間に関わるのは止めてという妻に「彼を見捨てれば良かったというのか」と、あちら界隈の華麗な論点ずらしを披露する父親。当然、軍当局に発覚し、大男は主人公を人質に取って逃げ出します。「投降して売国すれば命は助かる、悪い取引ではない筈だ」と、促す父親に「国を売る位なら死ぬ、お前と一緒にするな非国民が」と、答える大男。父親は「国になど興味はないが、家族に手を出す奴は許さない」と、大男を瞬殺します。
    直接的に、刃物を突き付けられるのは危険だと分かるのに、間接的に、家族を最も危険に晒しているのが自分だとは、考えもしない父親(苦笑)
    父親の真の偉大さ?を知った主人公達家族は、周囲の人間を一人一人説得し、愛国者の街は反戦の街へと変わっていきました…???
    いやいや、主人公が殺されかけたのは、妻の忠告を無視してスパイを匿った、お前のせいやがな(笑)集落の人間が誰一人、子供を助けようとしないのも、協力する振りすらせずに煽りまくったアンさんのせいでっせ(苦笑)戦争中に敵のスパイを匿い、衆人環視の場で、元軍人が売国スピーチするのはマトモやないで(苦笑)
    寧ろ、最後の最後まで反戦スピーチをぶち上げる父親との約定を守り、主人公家族には手を出さない、軍事国家が誠実過ぎて笑えました(笑)
    いいね
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  • マギ

    大高忍

    少年漫画の名作
    ネタバレ
    2023年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔に読んだ事があり、懐かしくて読み返しました。
    絵が綺麗で、ストーリーもメリハリがあり、ギャグとシリアスのバランスも絶妙です。
    実力派ホステス登場や、怒りの紅玉がシンドリアに乗り込む回で笑ったのを覚えていましたが、今、読んでもやはり面白かったです。ヒロインのモルジアナも、ただ強いだけや庇護欲を煽るのではなく、辛い過去を仲間の手助けや自身の覚悟で乗り越え、無愛想で直ぐキレるけど優しく仲間思いで、互いを信頼しながら冒険する、とても好感の持てるタイプでした。
    敢えて難点を上げると、少年誌掲載作品なので仕方ありませんが、大将が軍権を副官に渡して、単騎で敵本陣に降伏勧告に行く(王命を受けた人間がその任を放棄する)などは論外で、殺されても囚われても、味方の士気が激減します。それが皇女であり、国家の最高戦力の一人でもあるなら尚更です。
    大将が簡単に任務や命を投げ出すのは、匹夫の勇であり、婦人の仁に他なりません。
    また、国民から血税を搾り取り、虐げて殺し、豪遊を続けた挙げ句、国民総奴隷制度(笑)という条約を調印しようとしたイカれた国王を「国民は殺せというかも知れないが、兄弟で殺し合いはしたくない」と、逃がす主人公も自己中だと感じました。
    苦労しているのは、今も昔も国民だけ。長男次男は国を食い潰した挙げ句、亡命して学者生活。三男の主人公は、国を逃げ出したと思ったら戻って盗賊の頭になり、王制廃止をぶち上げて丸投げ。「今の俺には力が足りない」と、悠々自適の食客生活。
    国民を総奴隷にしようとした輩に、無血革命は無理筋ですよね(苦笑)
    いいね
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  • 異世界召喚は二度目です(コミック)

    嵐山/岸本和葉/40原

    幼稚過ぎる主人公にウンザリ
    ネタバレ
    2023年3月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界に召喚された主人公は、人間族の国王の依頼で、世界最強の勇者となって人間界を救ったが、その力を恐れた王に異世界を追放される。記憶と最強の力を持ったまま、別の人間に転生した主人公は、追放した勇者だと知らない人間族の王に、二度目の異世界へと召喚され…
    拉致(召喚)されて人間界を救ったにも関わらず、追放され、他人に転生させられた主人公が、身勝手な国王を懲らしめる展開を期待していたのですが、主人公は「ラッキー、今度は好き勝手に生きるぜ」と、自分一人だけ城から抜けられる様、元部下(戦闘教官)達に命じます。
    クラス丸ごと拉致され、戦争させるから戦闘訓練をしろと言われているのに、誰一人として抗議しません(苦笑)
    成長しても尚、女の尻を叩いて喜んでいる程度なのに、更に幼稚な転生前の主人公が、魔王を始めとする世界中の種族(主に女性)に慕われ、皆が追放に怒り、戦争にまで発展したと言われても…
    女性の尻を叩き、男性の股関を蹴り上げてドヤ顔する主人公が好みなら、楽しめるかも知れません。
  • 信長ストラグル -戦国炎舞外伝-

    MAGNA/サムザップ

    設定は面白い
    ネタバレ
    2023年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 信長関連の創作は、転生やファンタジー、魔王から女体化まで何でもありで、何を読んでも目新しさはないと思っていましたが、本能寺で討たれた信長の魂が分裂して過去の戦国武将達に憑依し、未来の記憶と経験を持った転生信長達を、若き信長が倒していくストーリーは斬新で面白いと思いました。
    ただ、若き信長の武将(美女)に憑依した信長(初老)が、宿主の感情に影響され、若い自分を好きな設定は…
    若き信長が、転生信長の助言を軽んずるのは、狙っている購買層に向けてと理解しますが、その戦法が気迫と特攻、浮力を無視した城の川流しだったり、信長軍の情に絆された敵方最強の武将が、自分を騙して裏切った秀吉の為に死んでいくという、ご都合主義だったのは残念でした。
    相手国を滅ぼす為にスパイに行き、命を救われておきながら懐へ入り込み、隠し武器庫の場所(最重要軍事機密)を聞き出して、乾坤一擲の暗殺計画をブチ壊す。
    最高のスパイであり、最低最悪の人間です(苦笑)
    そんな人間が、好きな女を命懸けで助けにいったと聞かされても、身勝手な○○野郎としか思えませんでした。
  • 最強陰陽師の異世界転生記~下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが~(コミック)

    オカザキトシノリ/小鈴危一

    主人公の思考が謎過ぎる
    ネタバレ
    2023年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 偶々、アニメを見て、ベタな死亡フラグ満載の敵キャラのセリフと、テンプレ全開の殺られっぷりが気になって読みました。
    最強の陰陽師でありながら、弟子を人質に取られて殺され、異世界に転生する、人生ハードモードな主人公ですが、前世では最強を疎まれて罠に嵌められたので、転生後は勇者を最強に育て上げ、その影に隠れて平穏無事に過ごす事を決意します。
    己の力を過信せず、狡猾さが必要だったと猛省する主人公。世界で最強なのは個人の能力ではなく、数の力だと言いながら、一人で全てを解決していきます(笑)
    今の自分は、前世の自分に遠く及ばないと自嘲する主人公ですが、異世界の魔族の精鋭は、前世では盗賊以下の戦力です。
    作成した数だけ、自分でも他人でも身代わりに出来る便利な人形、絶対防御に近い結界、一瞬で相手を消し飛ばす範囲攻撃、精鋭クラスが餌にしかならない妖怪軍団、極めつけは、依代不要の遠隔呪殺…
    世界で最も強いのは数の力と自覚しているのに、腹心や勢力を育てようとせず、一人でこっそり生きようと考えるのが意味不明でした。
  • 廃妃は再び玉座に昇る ~耀帝後宮異史~

    はるおかりの/ミナミ

    理解不能の自虐的主人公
    ネタバレ
    2023年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が綺麗で、ストーリーもしっかりしており、斬新とまでは言えませんが、設定も普通に面白かったです。
    なのですが…理解不能のドM主人公に、作品の印象を全て吹き飛ばされました(苦笑)
    当然ですが、人間の好悪とは、自分が相手をどう思うかであり、相手を他人がどう思うかではありません。
    例え、相手が悪党であっても、恩を受ければ感謝するのが人間だし、自分に危害を加えてくる相手なら、聖人君子であろうが、唯の敵でしかありません。
    主人公の罪と罰を箇条書きすると、
    【罪】祖母が百万人以上を殺した大悪人である(連座)
    【罰】①結婚式を偽装され、初夜に祖母の生首を手渡される②投獄されて死刑を宣告③目の前で娘の命乞いをする両親を斬首④不老不死である為、ありとあらゆる残虐な方法で数百回も処刑⑤半永久的に離宮へ幽閉
    主人公が好きな方には申し訳ありませんが、これらを行った男を今でも愛しているのは、精神的な疾患としか思えませんでした。
    両親を殺され、人としての尊厳をグチャグチャに踏みにじられても、償いの為に国を救いたいとか(笑)
    どう考えても、少女が復讐して、国を滅ぼす物語の方がしっくりきます。
    百歩譲って、狂気の処刑は国民をなだめる為と理由を付けられても、困ったら、その相手に助けを求めにいく、王国側の厚顔無恥なクズっぷりにも反吐が出ました。
    「この国は滅びた方が世界の為になる」と、個人的には思いました。
  • ヴィンランド・サガ

    幸村誠

    身勝手の極意
    ネタバレ
    2023年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的には、主人公と父親を身勝手に感じました。
    散々、人を殺しておきながら、博愛に目覚めて軍を脱走する父親。中世なら全世界共通で死罪だし、それが最強の兵士で英雄ともなれば、逃げた先の集落まで巻き込む可能性大です。
    海賊団に襲われた時も不殺を貫き、相手を誰一人斬らずに死んでいきます。一見、己の信念に殉じた高潔な最後ですが、家族の行末は一顧だにしません。
    復讐の為、相手の海賊団へ入り、首領との決闘を交換条件に人を殺しまくる主人公。首領が戦争中に殺された事で目的を失い、魂の抜け殻となって奴隷にされます。
    家族を殺された奴隷仲間に戦士だったと告白し、首を絞められて殺されかけますが、自分が殺した中にお前の家族がいたかも知れないので、俺が殺したのも同じだと謝罪する主人公(苦笑)
    繰り返し見る悪夢の中で、父親や首領と会話し、博愛の本当の意味を知る主人公。自分が殺した人間の恨みや憎しみを全て背負い、非暴力を貫く、償いの人生を生きる事を決意します。
    略奪された上に殺された当事者に聞かせたら、恨みを背負うのは当たり前、暴力を捨てるのも手前勝手、何の償いにもなっていないと言うのではないでしょうか。
    主人公の成長が、自己満足の悟りとしか思えませんでした。
  • はめつのおうこく

    yoruhashi

    評価が高かったので読んでみましたが…
    ネタバレ
    2022年12月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありましたが、個人的には1話がピークでした。絵は綺麗で、復讐の理由もシンプルで分かりやすいのですが、その他が雑過ぎます。
    先ず、魔女を滅ぼす目的は、人間優位の世界を創る為なのに、人間の主人公が最強の魔法を使えてしまう(魔女じゃなくても最強の魔法を覚えられる)。
    そんな危険な主人公を、殺さずに封印して、簡単に解放される。
    主人公は、魔法で弾丸(質量)を万倍以上(推定)に増幅出来る。
    高層ビルが、巨大な弾丸の直撃を受けても崩壊しない。
    魔法を無効化する装置で敗北した主人公が、何も考えずに街中で大暴れする。
    ヒロインが、天然を通り越してサイコパス。
    質量を魔法で増幅出来るなら、大出力の爆弾を手に入れて巨大化させるなり、人工衛星を巨大化させて落下させるなりして、復讐完了だと思えました(苦笑)
  • 監禁区域レベルX

    meshe/大石ロミー(Dr.peep)

    詰め込み過ぎ
    ネタバレ
    2022年12月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある、デスゲーム系の作品ですが、流石に設定を詰め込み過ぎだと思います。
    目が覚めたら、何故か自分の部屋のベッドの上、母親からの鬼電に連絡すると、巨大なエイリアンが襲って来たので外を覗くなと冷静な説明、警告を無視した主人公は攻撃を受けて即死、死んだ筈の主人公が、再びベッドで目を覚ます死に戻り…
    幼馴染みから、父親が自衛官で情報が分かるので助けに行くとラインが入り、母親からは、幼馴染みはエイリアンに操られているので信じるなという真逆の答え。
    巨大な殺人エイリアン襲来で大パニックの筈なのに、冷静で情報通な母親や幼馴染み(苦笑)
    個人的には、夢オチになりそうな予感しかありません。
    それと、漫画的に面頬(頭蓋を横割りにする斬り方)での殺害方法は珍しくないので、最初のダメージが面頬(即死)だと、後からの身体を串刺しにする演出が蛇足に感じられました。
    最後に、視力が無く、音だけを頼りに追って来る怪物を誘導するなら、空のエレベーターを利用すると思います(笑)壁を打ち抜いて、大音響と共に移動する相手なら尚更です。40階建ての広いタワマンなのに、非常階段でスマホを落としただけで、壁を壊し、一瞬で登場するのは都合が良過ぎる気が。
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  • 薬屋経営してみたら、利益が恐ろしいことになりました~平民だからと追放された元宮廷錬金術士の物語~(コミック)

    樋木ゆいち/まいか

    キャラクターに魅力が無さ過ぎ…
    ネタバレ
    2022年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中世ファンタジー+魔法や錬金術は、王道の組み合わせの一つなので、設定を作り込まないと、逆に軽く感じられてしまうと思います。
    第一王子のお気に入りで、国家に莫大な利益をもたらしている錬金術師の主人公を、平民嫌いの第二王子が解雇する場面から話が始まりますが、背景が何もないので、第二王子が癇癪を起こしたジャイアンに見えました。
    解雇されて途方に暮れる主人公ですが、親切な宿屋の主人が、ピカピカの仕事場を提供してくれます(笑)
    錬金の材料も、直ぐに主人公の所在を突き止めた第一王子が、謝罪として、店付きで山盛り送って来ます(苦笑)
    平民嫌いで、第一王子でも直ぐには解雇を撤回出来ない程の根回しをした第二王子が、錬金のノルマを達成出来ず、代わりの平民錬金術師に頭を下げ、自分が連れて来た下級貴族からは軽んじられ、侍従にすら馬鹿にされるのでは、王子どころか特別養護学級の生徒にしか見えません。
    敵キャラクターに知性や魅力が無い為、相対的に、主人公や味方の魅力も損なわれていると感じました。
  • 錬金貴族の領地経営(コミック)

    采芽杏奈/三島千廣

    ツッコミ所満載
    ネタバレ
    2022年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まあ、画力とか、主人公を見た瞬間にあるキャラクターが思い浮かぶのは置いておくとして、ふるさと納税モドキの金策は、国が地方自治体を支援する目的だから成立するのであって、地方自治体の側から「ウチに寄付してくれたら国に納税しなくていいよ」と言う話が、成立する訳がありません。
    ましてや、公爵とは国王と血縁関係のある大領主です。それが、国の税収を掠め取った日には、謀反を疑われても文句は言えません。
    偉大な祖父が築き上げた物を食い潰すダメ親から、息子に転生した主人公が領地を立て直して領民を救う話なのに、祖父がそもそもポンコツだし、先ずは湯水の如く金を遣い続ける両親をどうにかしなければ、信用も信頼もないと思うのですが…
  • 狼陛下の花嫁

    可歌まと

    中華時代劇風ラブコメ
    ネタバレ
    2022年12月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 時代考証や整合性を求めるとイライラしますが、暴れん坊将軍のノリで読むと面白いです。
    実際には、国王に身元不明の王妃を迎えるなど絶対に許されませんし、仮に、それを通せる程の暴君なら、大臣の顔色を伺う必要もありません。
    偽の王妃でも、対外的には本物なのですから、面と向かって蔑称で呼ぶ人間は、ただの人格破綻者です(苦笑)
    国王以外では、去勢された宦官にしか後宮の出入りが許されない理由を考えれば、王妃を自由に外出させる筈はありません。
    ろくでなしの父親や、高利貸しの知人設定は、叱責するなり、移動させるなり、潰すなり殺すなり、簡単に解決出来る事柄を、放置して、複雑に難解に持っていき「これは厄介だな…」とする展開に、無理矢理感を覚えました。
    二大勢力の大臣ですが、片方は曲者で、優秀な息子と王妃候補の娘、もう片方は直情型で、愚かな長男と思い込みの激しい次男、とても並び立っている様には見えませんでした(笑)
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  • FAKE 京都・髑髏町・質屋控

    城アラキ/いわや晃

    出落ち感…
    ネタバレ
    2022年11月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読んだ時点では、一流の鑑定書より信頼される裏折り紙を書く、質店の若き店主という設定や、ヤクザを火縄の無い火縄銃で追い払うハッタリと度胸、暴漢を寸鉄(暗器)で瞬殺する身のこなしと冷徹さ、凄腕の主人公が、贋作や美術の知識を悪用する人間に罰を与えていくストーリーを期待していました。
    ですが、全くの出落ちで、話が進む事に主人公は情けなくなり、幼馴染みの女性に頭が上がらなかったり、人間国宝のお爺ちゃんに逆らえない設定が追加されます。
    それだけならまだしも、鑑定先のどら息子に殴られて脅されたり、親の仇と憎んでいる相手に言われたい放題など、最初の勢いは微塵もなく、殴られて助けて貰う、拐われて助けて貰う、吊るされて助けて貰うと、魅力の欠片もありません。自分が火縄銃で追い払ったヤクザに、その火縄銃で助けられて恩を着せられるのでは、流石に格好悪すぎます(苦笑)
    4巻から、シベリア抑留やウクライナ問題、羽織袴でネオナチがいる下町の食堂に行ってボコられるなど、メッセージ色が濃くなります。
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  • 貧乏国家の黒字改革~金儲けのためなら手段を選ばない俺が、なぜか絶賛されている件について(コミック)

    みんたろう/空野進

    今まで読んだ中で、一番酷い世界観かも…
    ネタバレ
    2022年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他国に留学していた優秀な王子が、没落した自国を立て直すという、王道ですが面白そうな導入部分だったので読みましたが、三話持たずに力が抜けました(苦笑)
    先ず、全ての貴族が反乱を起こしているのに連絡一つ届かず、一年後に帰国して、初めて没落を知る王子。
    王国の兵は全て脱走し、残っている兵士は一人で、その一人が千人に相当するという、チートな前振り。
    貴族達に城の金を奪われたのに、宝石や高価な調度品は残っており、それを売っての資金調達。
    魔族の国へ支援を求めに行くのにアポすら取らず、直接王城へ押し掛け、一国の代表としての威厳を見せると、尊大に振る舞う考え違い。
    魔王が溺愛する王女は殆ど人間で、何故か、反対勢力から身を守る為に主人公に仕えると言い出し、代わりに魔王から支援を取り付ける御都合主義。
    逃げ出した兵士達を連れ戻す交渉で、頭を下げるのに金は掛からないと、相手を騙す為に謝罪するクズっぷり。
    チョロいのは王女や魔王、兵士だけでなく、税率を九割からほぼ0にすると言われ、喜んで国に戻る商人達。打ち首にすると脅され、戦わずして降伏する敵兵。崩壊した王国を警戒し、支援や不可侵条約を申し出る、情報力皆無の無能な帝国…
    王女は主人公にべた惚れで、酒場で働き冒険者達のアイドルとなり、魔王はバカ親で、娘に叱られていいように使われる(苦笑)
    困って借金を頼みに来た相手が、窮地を脱した途端「どうしても借りて欲しいと言うなら借りてやってもいい」と、恩を仇で返す話を思い出しました。
  • 魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?

    手島史詞/板垣ハコ/COMTA

    訳の分からない偽善無し
    ネタバレ
    2022年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久し振りに、当たり前の事を、当たり前に言っている漫画を読みました。
    主人公は、自分の為だけに生きている人間で、何をするにも言い訳をしません。
    買った奴隷の少女に「私は自分を虜囚として檻に入れた村人達を助けなかった許されない人間です」と、問われた主人公が「俺なら村人も襲いに来た奴等も皆殺しにしていた」と、答えたのにはスカッとしました。
    命を救って貰いながら、悪態を付く少女を腐っていると言い切る回想は、トラブルを起こして小さくなっているのに、仲間や警察が来て自分が安全になった途端、態度を豹変させてイキり出すクズを思い出します。
    昔のアニメで、国王に裏切られた復讐で国を滅ぼすと言う相手に「皆が幸せになるなら裏切られてもいいじゃない、私なら喜んで火炙りになる」と、主人公が返した時は、ガチで気持ちが悪くなりました(苦笑)
    自分を殺しに来た相手でも、殺人は悪い事だから絶対に殺してはいけない、自分を売り飛ばした親でも、親は親だから憎んではならない、みたいな作品が苦手な方にお勧めです。
  • ウィッチ殺竜ゼミナール~転生賢者は魔女の学園で竜殺しを目指す~

    天宮ケイリ/ロケット商会

    ハーレム要員の足手まとい感が半端ない
    ネタバレ
    2022年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある、異世界転生学園ハーレム物ですが、ハーレム要員達の足手まとい感が半端ありません。
    主人公が「俺の魔法は威力が有りすぎて使えない」と、口癖の様に話すせいもあり、クラスメートのポンコツ度合いが際立って見えてしまいます。
    自信過剰のツンデレ少女を庇って大怪我をしたり、安全性度外視の発明少女に関心したり、特に、毎回迷惑をかける、中二病な上にポンコツの天然少女にはイラッとしました。自分の実力も把握せず、常に身勝手な行動をして周囲を危険に晒し、悪びれるどころか、上から物を言うなと開き直る。それを尊敬する主人公の設定も、個人的には意味不明です。
    従者の少女や使い魔が優秀過ぎるのも相まって、共闘ではなく、足枷を付けて戦っているとしか感じられませんでした。
    絵は好みです。
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  • 食い詰め傭兵の幻想奇譚

    まいん/池宮アレア/peroshi

    テンプレ+テンプレ
    ネタバレ
    2022年9月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 思ったままに言うと、主人公は、傭兵が巨大なブロードソードを背中に背負う、ベルセルクのガッツスタイル。
    導入部分は、女性を連れた新米冒険者達が、洞窟内でゴブリンに殺されたり、犯されたりするゴブリンスレイヤー。
    絵は綺麗なので、テンプレでも話の展開次第で面白くなると思うのですが、主人公がお馬鹿過ぎて共感出来ませんでした。
    やられ役の新米冒険者達はともかく、負け戦を命からがら逃げ延びた主人公が、所持金が少ないからと、クズしかいないパーティに急いで参加する所から不自然です。
    傭兵なら野宿など慣れている筈ですし、パーティに参加する理由は、ソロで動くよりも安全で報酬が良いからだった筈なのに、相手の実力も調べず、参加条件や依頼内容の確認、報酬分配の話すらしません。最低でも、一週間程度は拘束され、経費先払いの報酬(未確定)後払いじゃ、溝さらいでもしている方がまだマシです(苦笑)
    馬車で数日かかる距離を、金が無いから走って追いかけるかと考えたり、標的の場所すら確認しないリーダーに従い、背中の大剣が使えない狭い洞窟内に入るなど、歴戦の傭兵とは、とても思えませんでした。
    後、テンポが遅く、ファーストダンジョンの解説で何巻も使っていては、読者を留めて置くのは難しい気がします。
  • 異世界薬局

    高野聖/高山理図/keepout

    全て、一人じゃ無理があると…
    ネタバレ
    2022年9月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が綺麗で、最高の薬学知識と、国を滅ぼせる程の魔法を持つチートな主人公が、中世レベルの異世界を救うという話で最初はとても面白いのですが、主人公の行動が転生した医学博士とは思えない為、段々と違和感が出て来ました。
    黒死病の蔓延を防ぐ為、港湾を封鎖して厳重な検疫体制を敷きますが、現代でも、逃亡やパニックによる暴動を防ぐ為に軍隊が出動するのに、疫病の概念すら理解出来ない人間を、小学生の外見をした主人公が説得出来るとは思えません(苦笑)
    密入国者による、黒死病の上陸が報告された際の主人公の行動も最悪で、現場を助手の女性に丸投げして、単騎でその村に向かいます。責任ある立場の人間として有り得ない判断で、優先順位は首都への疫病の侵入を絶対に防ぐ事なのに、結果オーライの奇跡にしてしまったのは残念でした。
    トラブルを避ける為、チート能力を隠している設定だったのに、異端審問官との戦闘や、一つの都市を一瞬で氷のドームに閉じ込める等、不穏な展開に進んでいる気がします。
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  • 勇者パーティから追放されたけど、EXスキル【固定ダメージ】で無敵の存在になった(コミック)

    赤槻コウ/六志麻あさ

    強さの見せ方を、失敗した感あり
    ネタバレ
    2022年8月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 復讐チート物は割と好きなのですが、主人公の最強チート能力の見せ方を、失敗したのではないかと思います。
    世界観的に一撃9999ダメージがカンストだとして、三秒毎にというのが微妙で、設定上、間を持たせる為の苦肉の策だとは思いますが、異世界の魔王を討伐したパーティの一員なら、呪いの副作用で魔力を使えず、歩く事がやっとに衰えた元魔術師を瞬殺する程度の力量は有りそうだと感じました。
    ダメージを3万まで無効化するユニーク級アイテムを装備していながら、相手からダメージを受けているのに反撃せず、逃げる事すらせずに、ビビって腰を抜かす勇者パーティの前衛って…
    アイテムの効果だけでも九秒、主人公の能力を知らないので最初の三秒は無駄にしても、まだ六秒の猶予があります。逃げる事は簡単に出来たし、何も考えずに突っ込んでも勝てた可能性が高く、主人公の強さより、復讐相手のマヌケさが際立って見えてしまいました。
    個人的にですが、ダメージが累計加算で、主人公の任意の秒数で発動とかであったなら、最高レベルのアイテムがいきなり壊れて、相手が腰を抜かす展開にも違和感がなかったのではと思います。
  • 寄生獣リバーシ

    岩明均/太田モアレ

    こりゃ、負けるわ…
    ネタバレ
    2022年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 原作は、ダークホラーとしてだけでなく、ヒューマンドラマとしても名作だったので期待して読みましたが、かなり初めの段階でがっかりしました。
    高い知能を持っており、人間社会に隠れ潜んでいる筈なのに、刑事二人と主人公の乗っている車を単独で襲い、挙げ句、車に跳ねられて逃げられます(苦笑)複数で襲えば確実に仕留められたし、単騎でも、最初にドライバーを狙う程度の頭があれば逃げられませんでした。
    寄生獣側と警察組織の息詰まる心理戦が繰り広げられるのかと思いきや、如何にも出来る男風に出て来た刑事は、まさかのチンピラ(笑)自分の感情を抑えられず、衆人環視の場で、いきなり主人公にヤクザキックをかますアタオカ振り。
    ヤクザを殴って脅す、暴力デカをイメージしたのかも知れませんが、対比相手が寄生獣だと、唯のピエロです。
    主人公は、敵対している事を悟らせない様に演技をしていますが、寄生獣側からすれば、それが本心でも偽装でも、情緒不安定なだけでも、警察にマークされた時点で処分しない理由がありません。
    人類滅亡を掛けた戦いは、実は低レベルな争いでした…
    いいね
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  • 冰剣の魔術師が世界を統べる 世界最強の魔術師である少年は、魔術学院に入学する

    佐々木宣人/御子柴奈々/梱枝りこ

    内容は面白いのに…
    ネタバレ
    2022年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありますが、作画が残念過ぎて、とても読み辛いです。
    キャラの書き分けは愚か、年齢差や、男女の書き分けすら出来ていません。
    女教師の顔を見た時点で「え?」と思いましたが、女生徒と見た目が殆ど同じ。かと思えば、ヒロインポジションの娘は何故か男顔…
    魔法学園の劣等生は、実は最強の魔法使いでした、という王道で面白い作品なだけに残念です。
  • 贄姫と獣の王

    友藤結

    小学生の恋愛と、戦争の組み合わせは最悪…
    ネタバレ
    2022年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 真面目な話をしてしまうと、人間を捕食する時点で、それは戦争ではなく生存競争です。どの世界であっても、自分達の種族を捕食する生物と、共存する事は絶対に出来ません。
    村と家族を皆殺しにされた少年が、ヒロインを助けに王宮へと乗り込んで来ますが、子供が一人で殴り込める敵国なら、戦っても何とかなりそうな気がします。
    王宮に入り込んだ刺客が、大した怪我もなく捕縛され、ヒロインが「お願い、おーさま」と言うと、無条件で解放されます(笑)それだけでなく、ヒロインの看病付きで宿泊し、挙げ句にヒロインを拐い、武器まで持って逃げ出します(苦笑)
    逃げ出した少年と、追って来た、主人公である魔王との戦いになりますが、主人公はヒロインを傷付けない事の証として、敢えて少年に刺されます。
    魔族が少年に殺されても気にしない魔王と、母親や妹の敵を討てない事より、ヒロインに振られた事に傷付く少年。
    一族の命運を担う王でありながら、「周りが勝手に魔王と呼ぶだけで、私は魔王ではない」と宣う主人公のセリフも、無茶苦茶、格好悪いです。
    偉ぶらないと謙るは、全く別の次元で、王の代理で公務を行うなら「私みたいな…」と、己を卑下する言葉は絶対に使ってはいけません。相手に対し、卑しいと自覚する者を代理に遣わせた事になり、逆に侮辱となります。
    うん・・・
  • 転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~

    井上菜摘/未来人A/jimmy

    一度、リアルの人間で考えてみて…
    ネタバレ
    2022年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女性の漫画家さんの作品に多い気がしますが、主人公の年齢が幼過ぎて、違和感しかありませんでした。
    幼児が可愛いのは分かるのですが、3歳児が大人を説得する絵面を、一度、考えてみて下さい。
    領民千人だと、平均が五人家族だとして二百戸。いつかは大都市の様にとのセリフから、さほど裕福でもないので、租税を十万円相当として、領主の年収は約二千万。一家族としては裕福ですが、城の様な豪邸とその維持、専属の料理人や多数のメイド、食べ切れない量の豪華な食事、何より兵団の軍費を考えれば、とても優雅な生活が送れるとは思えません。
    少年と、最強の騎士である領主との戦闘シーンも、スライディングで股抜きを決める為には、相手が不自然な大股開きをしないといけません。仮に自然体でも、足は肩幅なので、肩幅より踵二つ分は狭くなります。何より、その時点で内股か足首に剣を当てて勝ちです。
    財布を盗んだ奴隷の少女を助ける回も、僕はいつの間にか貴族として上から見ていたと反省する主人公ですが、中身は3歳ではなくオッサンですよね?
    不幸な生い立ちに同情するのと、それを理由に盗みを開き直る人間に共感するのとでは、全く意味合いが違います。
    そもそも、将来的な戦争から、自領と領民を守る為の人材を探しに他領まで来ているのに、貴族の屋敷へ盗みに入って捕まった泥棒少女を庇い、貴族御用達の奴隷商人達を壊滅しましたって、まるで宣戦布告です(笑)
    中身はリアルなオッサンなのに、語彙力に乏しく、ヤバいレベルで思慮の浅い主人公です(苦笑)
  • そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中(コミック)

    橘白兎/月夜涙

    端折り過ぎ
    ネタバレ
    2022年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 服装が、出島にやって来たポルトガル人みたいだとか、時々、手が軟体動物や蟷螂みたいな作画になっているとか、画力不足な点は多々ありますが、一番の問題は原作を端折り過ぎた事だと思います。
    メッセージが届き、隠し部屋を目指して二周目の冒険が始まり、次のページで隠し部屋に到着。私は伝説の宝具ですと説明が入り、レベルをリセットして、謎の獣耳少女をゲット。
    再び、レベルアップの成長値を最大にする裏技があるとの説明が入り、また次のページで目的地に到着。
    道中を全て端折ってしまったので、ギルドで盗賊になったばかりの獣耳少女が、次のページでは150メートル以内の索敵が可能な念能力者に(苦笑)
    冒険者史上、最高に不運な設定の主人公が、普通以上に大きな家に住み、世界観的に高級品と思われる本が、四方の棚にギッシリ詰め込まれているのも違和感でした。
    成長値が+1〜3ランダムから裏技で+3固定になっても、レベル20以下なら以前のレベル50と大差なく、レベル10以下では、ルーキーより少し強い程度です。平均成長率が+2だとして、レベル50冒険者のステが100、主人公は上限の150となりますが、それはレベルをMAXまで鍛えた場合の話です。
    辻褄を合わせる為、いつの間にか魔剣を所持していて、進化したモンスターを瞬殺させます。
    冒険者にロリコンが多いのは、御愛嬌ですかね(笑)
  • ようこそ実力至上主義の教室へ

    一乃ゆゆ/衣笠彰梧/トモセシュンサク

    上に行きたい人間が割を食うシステム
    ネタバレ
    2022年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 極度にブラコンを拗らせた、性格が悪い身勝手でドMなコミュ障のヒロインが、陰険だが天才の主人公の駒となり、実力もないのに文句ばかり多いクラスメートと、底辺のクラスから頂点へと上り詰めていく漫画です。
    まあ、前提条件から無理があります。トップの兄に近付きたいヒロインと、そこそこで卒業出来ればいいクラスメートでは努力度合いが違うのは当然で、クラスのトータル成績での評価システムだと、協力しないとゴネる人間の立場がどんどん強くなってしまいます。
    体育祭に至っては無茶苦茶で、ポイントゲッターが棒倒しや騎馬戦で殴る蹴るのリンチにあっているのに、仲間は助けにすらいかず、それどころか、お前は自分が目立ちたくてやってるだけだろと悪態を付きます。面倒臭いと堂々サボっている人間には、誰も腹を立てません(笑)地面に転がして身体や顔を踏み付けるという行為は、殺し合いに発展してもおかしくないレベルです。
    競技中、相手側は殴る蹴るがOKなのに、自軍はやり返しません。相手が一枚上だから我慢しろと、意味不明です。
    上記の理由でキレた男が抜けると、主人公はヒロインに「お前だけの武器を連れ戻して来い、役立たず」と命令します。自分に好意を持っている事に付け込み、何の感情もないのに引き受けるヒロイン共々、クズです(苦笑)
    ヒロインは賢い設定なのに、裏切り者と主人公に注意されていた相手にホイホイついて行き、見事にハメられます。
    悪魔の証明も意味を勘違いしていて、証明が不可能だからこそ、立証責任は、それを主張する側に生じます。
    結局、クラスの成績を絶対に上げなければという、ヒロインのコンプレックスに付け込んで利用する話で、個人的には名前負けと感じました。
    アニメは、内通者と盗聴、録音で勝利するシステムなんですが、流石に原作は違いますよね?
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  • 二度目の人生を異世界で

    安房さとる/まいん/かぼちゃ

    中途半端
    ネタバレ
    2022年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ チートだけでなく、リアルでも強い事を表したかったのだと思いますが、武装した相手を竹刀で簡単に殺せるのは不自然でした。破壊不能なチート竹刀というのも、物凄い後付感があります。
    戦時中に、刀一本で何百人もの敵兵を屠った70億分の1の男という設定も、るろうに剣心が真っ青のチートです。リアルに寄せるなら、剣道や剣術、軍隊や軍刀の知識も、ある程度は必要だったのではと思います。
    生意気な貴族の子弟を叩きのめす回も、時代考証が全くありません。江戸時代で例えれば、公爵は徳川御三家、侯爵は大名、名門貴族は大身旗本です。そして、その子弟達を侮蔑し大怪我を負わせ、あまつさえ脅しまでかけたのなら、話は家名にかかってきます。少なくとも、新人の教師が好きな女教師の為に、凄腕のチンピラを雇って生徒に落とし前を付けさせた、で済む様な内容ではありません。
    異世界を救う為に選ばれたという設定ですが、転生者だけでなく武器にもチートを付与出来るなら、最初から伝説の武具なり金属なりを、その世界の人間に与えてやればいい(苦笑)
    破壊不能の竹刀や、破壊不能に加えて、全てを切れる刀が有りなら、もう何でも有りだと(笑)
    半端なく頭の悪い女神に、微妙にチートな主人公、性格も俺様で、枯れていて、サイコパス…
    個人的には、中途半端と感じてしまいました。
    後、中盤辺りからハーレム物になり、女性キャラが無意味に脱ぎまくります。
  • 金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれたユニークチート―

    尾崎祐介/十本スイ/すまき俊悟

    勘違いでもチートがあれば…
    ネタバレ
    2022年7月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありますが、主人公が勘違いをしていて、とにかくウザいです。
    中世レベルの異世界なら、権力者に対する言葉遣い一つで、文字通り首が飛ぶ事は珍しくありません。ましてや相手が王侯なら、無礼な態度に憤った臣下に害されたり、敵に利する事がない様に処分される危険性を真っ先に考えなければなりません。
    所が、主人公は敵対心を隠そうともせず、俺は今まで一人で生きて来たし、何処でも一人で生きて行けると、素晴らしい勘違いをして出て行きます。せめて、扶養者に守られた安全な日本ではなく、ブラックラグーンのスラムを生き抜く位してから、その自信はお願いします。
    仲間達が主人公の噂を聞くシーンでは、特徴がないとのセリフに「おい、眼鏡、眼鏡」と、ツッコミました(苦笑)
    全く関係ありませんが、昔、電車の中で「俺は世界が滅びても最後まで生き残る自信が有る」と、自慢していたバカップルの男を思い出しました(笑)
  • バクト

    志名坂高次

    無茶苦茶
    ネタバレ
    2022年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が子供で麻雀が強く、頭がキレて度胸もあるという点で、アカギと比較してみましたが…
    まず、最初のイカサマ野郎は許せないと雀荘に乗り込む理由が、人聞きの又聞き。知人が負けたとか、ある程度の情報があるのなら分かりますが、イカサマで儲けている奴がいるらしいとの噂を聞いただけで乗り込むのは、流石に無謀を通り越しています。
    相棒も、家族を救いたいと母親から盗んだ全財産を主人公に託しますが、負けたら植物状態の父親を殺すと、身勝手極まりない考え方をします。息子が全財産を盗んで博打に使い果たし、父親を殺した家族は救われますか?更に、一億近い額を勝ったにも関わらず、そのまま勝負を続行します。自分を担保にしたら、負けた場合に父親を殺しにすら行けません。家族を救うどころか、負けが混むと勝手に妹まで担保にします。ただのギャンブル狂のクズです。
    手練れの対戦相手が、字牌シャンポン待ちでダブリーしないのも不自然で、プレッシャーを掛けられる上、ツモったとしても得点二倍のロンより高くなります。負けが確定してから、身体目当てで大金を貸してくれるのも都合良過ぎで、勝負を終わらせて組織に購入を持ち掛ける方が自然です。
    相手が、クソ手で数十億負けるリスクのある勝負を仕掛けるのも意味不明で、勝っても回収不能、負けたら破産じゃ、マヌケ過ぎます。イカサマで相手が良くないと分かっても、自分が悪ければ五分五分以下。初戦の様に、悪配牌に負ける事もあります。圧倒的に有利な相手が、受けられたら五分五分で破滅するブラフを掛ける展開に、違和感を感じました。
    いいね
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  • デスマーチからはじまる異世界狂想曲

    愛七ひろ/shri/あやめぐむ

    チートスキルでロリハーレムを
    ネタバレ
    2022年7月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うと、ゲーム内に転生した主人公が、チートスキルでロリハーレムを築いていく話です。話が進むごとに、幼女がどんどん増えていきます。主人公はロリに全く興味がない設定で、誘われても娼婦を買って済ますなど、言い訳作りが痛々しいです(笑)
    話したり、触れたりするだけで、大半のスキルをレベルMAX、オン・オフ自在で獲得し、一撃で地形を変えるチートキャラの主人公ですが、何故か必要以上に力を隠し、身銭を切って他人を救うだけでなく、隠れて鉱山を掘り、山小屋を建てる偽装をしてまで、苦労して影から人を助けます。ハーレム要員は優秀で、それ以外の登場キャラは基本ポンコツです。
    トラブルを避ける為に力を隠しているのに、積極的にトラブルに向かって歩く主人公です。
  • ぼくらの

    鬼頭莫宏

    子供を騙す話
    ネタバレ
    2022年7月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料分しか読んでいませんが、子供の無知に付け込む内容で、暗いとかバッドエンド以前にイラッとしました。ゲームだと思っている序盤はともかく、戦闘する度にパイロットは必ず死に、負ければ地球が滅びると理解した後なら、脅しも何もありません。
    少年漫画なので仕方ありませんが、真剣に地球を守ろうとしない仲間に孤児の兄がキレて掴み掛かり、「こんな奴は相手にするな」と、止められるシーンがありますが、身勝手なのは目的を強制する人間の方です。自分が、家族や親族を守る為に死ぬ覚悟をしたからといって、他人には全く関係が有りません。
    死ぬ前に少女を襲おうとして、ナイフで脅されて逃げ帰るのも都合良く、本気で襲う気なら、殴って幾らでもやり直せます。援助交際をして家族に金を残そうとする位なら、政府と交渉して下さい。全世界が人質なんですから。
    政府の工作機関の人間が、子供達を拐って強制検査や脅迫を行うのは論外です。大人なら、巨大ロボに転送された時に、重要施設を吹き飛ばして警告されます。
    子供は善良で人を傷付けず、家族や友人を守る為に死んでいくのが大前提の作品です。登場人物が大人になったら成立しない話は、大抵の場合、無理筋です。
  • RPG不動産

    険持ちよ

    購買層が不明…
    ネタバレ
    2022年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 青年漫画ですが、内容的には、少女漫画に近いと思います。スローライフ+ファンタジーは有りだと思いますが、個人的には、ギャグ基調の作品に戦争要素は合わないと感じました。
    勇者と王国軍が総出で向かい、罠に落とした上で総攻撃を加え、ほぼノーダメージだったドラゴンを一撃で気絶させた仲間の幼女が、実は魔王と呼ばれたホワイトドラゴンの娘でしたというオチですが、幼女がワンパンした相手に絶望していた勇者達が、その母親である成龍と、魔王軍を倒す図が想像出来ませんでした。
    主人公が死んで、幼女がドラゴンから元に戻るというのもベタなら、死んだ主人公が直ぐに生き返るのもベタ。かなり、読み手を選ぶ作品です。
  • 魔法使い黎明期

    タツヲ/虎走かける/いわさきたかし

    絵は上手いのに…
    ネタバレ
    2022年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 世界観が独特で、論点のすり替えや、屁理屈で相手をやり込めるシーンが多く、キャラは立っていますが、共感は出来ませんでした。
    主人公の設定も、幼少時に母親を惨殺され、その事で怒りや憎しみを抱えるのなら理解出来ますが、自分を責めて奴隷の様に生きていくのでは、全く魅力を感じません。
    基本的に、出て来る大人の大半はクズで、主人公達はドM。手足を潰されて殺されかけた、大量虐殺の殺人鬼を仲間にすると言われ、主人公は僕が弱いからと謝り、蜥蜴は気にしないと賛成。唯一、反対したヒロインに「過去に魔女が犯した罪を考えなくてはならない」「私も無関係な人を殺しましたが、殺しますか?」と、最早、難癖。他人の犯した罪で襲われていたら堪らないし、開き直るクズのセリフに至っては、侮蔑以外の感情は湧きませんでした。
    魔法使いと一般人が共存する為の大事な村という設定ですが、魔法使いは一般人の信用を得る為に小間使いとして働き、その護衛に一般人を大量虐殺した人間を雇うとか、支離滅裂です(苦笑)
    主人公がすべき事は、魔法の勉強ではなくメンタルケア。トラウマを治療し、自虐史観を直さなければ、どれ程の大魔法使いになったとしても、他人の理屈で動かされるだけの人形です。
    相手側は殺しに来るが、こちらは悪く思われると困るので殺せない。相手は単純だから、殺さずに撃退して、魔法で治療すれば味方になる?斬新な作品です。
  • 理系が恋に落ちたので証明してみた。

    山本アリフレッド

    告白?終了時点で、完結させておけば…
    ネタバレ
    2022年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アニメでシーズン1を何回か見て、少し気になっていたのですが、シーズン2では、まるで別物でした。
    超優秀だけど超奥手の主人公が、同じヒロインと、おバカな恋愛実験を繰り返すというベタなラブコメで、好みは分かれそうですが、面白そうだと思っていました。
    ですが、シーズン2では、問題を抱える登場人物達が主人公によって救われていくという、作者の嗜好が強く反映された展開で、全く共感出来ませんでした。自己中で唯我独尊の主人公が、斜め上から説教をした所で、イラつきこそすれ何の感動も起こらず、他人を非難するなら、それ以上に己の言動には気を付けるべきで、最後に失礼と付ければ、非礼が帳消しになる筈も有りません。
    言い負かす事と、相手を納得させる事は、似て非なる物です。
  • 処刑少女の生きる道(バージンロード)

    佐藤真登/ニリツ

    何故、そうなるの?
    ネタバレ
    2022年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 召喚された日本人には特殊能力が身に付き、その影響で魔法や言語までが日本語になった異世界。だが、力を暴走させた日本人により世界が滅びかけた為、日本人は全て殺す事になりました。まあ、そこは深くツッコミませんが、そこまでのリスクを負って召喚したのに、一人は能力の調査すら禄にせずに城から追放、一人は簡単に城から誘拐(苦笑)
    時間を巻き戻せる能力を持った少女は、自分を殺しに来た処刑人の主人公を殺した事を悔やみ、主人公に殺される為、無限に時間を巻き戻して旅を続ける…
    は?召喚という名の拉致をされ、何度も殺されて、「ここじゃ死ねない、私は主人公を救うんだ!」と、そのたびに自分の記憶を消し、バカになって復活する。
    え?助けると言って相手を殺し、嘘で騙して都合良く利用し、親身に世話をする振りで薬を盛って怪物の餌にする、自分を清く正しい悪人だと開き直るクズの、どこにそうなる要素があるんでしょうか?
  • 特区八犬士 [code:T-8]

    綾峰欄人/栗元健太郎/咲

    絵は綺麗、ストーリーはバランスが…
    ネタバレ
    2022年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵はとても綺麗で、キャラの書き分けや表情なども流石なのですが、キャラクターの行動が完全に小学生向けなので、絵柄と内容は合っていない気がしました。
    化物に襲われた妹を助けに軍隊が封鎖した建物に飛び込み、銃撃戦にまで遭っているのに、主人公はバットを持ち、大量のポテチを腰に巻いて、これで武器と食料はOKと言います(苦笑)謎の男に妹を拐われ、銃で撃たれた上に殺されかけても軽く怒るだけ。
    化物が暴れて人が死んでいるのに、シェルターに避難した男性は、ノックされて簡単に扉を開け死亡。目の前で人が死に、恐怖で動けない女性や少女は、主人公が落としたエロ本に怯えてダッシュ。
    元ネタの南総里見八犬伝も、刺さるのは中年以降で、子供には逆に興味を惹かないかもと感じられました。
    いいね
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  • 英雄魔術師はのんびり暮らしたい@COMIC

    福成冠智/柊遊馬/あり子

    これは…
    ネタバレ
    2022年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ツッコミ所が多過ぎて、どこから突っ込めばいいのか迷いますが、まず画力。全体的にあれなんですが、特に表情が酷いです。主人公は常に半笑いで、最初に出て来る村人は顔芸レベル。次に出て来たヒロインも、まさかの顔芸(笑)
    設定もまた酷く、チート魔法、自動車製造、住居製造、魔獣召喚、質量操作、透明化、魔法剣、超絶身体能力、空間転移にアイテムボックスと、異世界ネタを詰め込んだ無双の主人公。女性の頼みを断らないという性格も、村娘に良く思われたいだけの理由で全財産を渡し、人殺しを頼まれても快諾するのはサイコパスでしょう(苦笑)
    女好きで、大貴族の娘に手を出して逃げているのに、ヒロインの胸を見て鼻血を吹き出し倒れるとか、その設定すらブレブレです。
  • 勇者、辞めます

    クオンタム/風都ノリ/天野英

    考えるとモヤッとする
    ネタバレ
    2022年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 命懸けで守って来た人間達に裏切られた勇者が、魔王軍に入ってザマァする話だと思っていたのですが、話が進むにつれて本当の理由が判明し、良い意味で裏切られました。
    人間に報復しない理由が、自分が三千年前に人の手によって造り出され、人類を永遠に守り続ける事を強制された生体兵器であるという設定も、筋が通っています。
    ただ、人間と同等か、それ以上の知性があるなら、勇者ではなく奴隷ですよね。それも、奴隷である事が存在意義であると洗脳された奴隷…同じく造られた仲間は人類の為に戦わされて死に、自分は裏切られても人類を守る為に死のうとする…かと思えば、簡単に洗脳が解けて、中学生レベルの魔王に上から物を言われる…考えるとモヤッとします。
  • 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

    皇ハマオ/月夜涙/れい亜

    設定がしっかりしている
    ネタバレ
    2022年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄は、代表的な少年漫画で好みの分かれる所ですが、設定がしっかりしていて面白かったです。
    異世界転生物は試し読みする事も多いのですが、何でも都合良く進むのが設定だという作品が多く、自己中なだけの主人公を周囲の人間が持ち上げまくり、チートな仲間が次々と登場してあっさり問題を解決、口先だけで国単位の敵を騙して勝利する…そんな心配はありません。ハーレム要素は強めなので、女性からの評価は下がるかも。
  • ザ・ファブル

    南勝久

    良い意味で裏切られました
    ネタバレ
    2022年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ カバーを見て、殺し屋1みたいなハードバイオレンス物かと思っていましたが、良い意味で裏切られました。
    抜群の身体能力と殺しのテクニックを持つ主人公が、ボスの指示で殺しを禁じられ、一般人としての生活を送るのですが、やはりどこかズレていて、ヤクザやチンピラ、元格闘家、殺し屋などとのトラブルを軽くあしらっていく様は痛快でした(笑)
    殺しを禁じられた理由も、古いタイプの殺し屋である主人公が、ハイテク時代のセキュリティに捕まり、粛清される事を避けたいボスの温情であるという設定も良かったです。個人的には、相棒のクソ女(失礼)っぷりが一番のツボでした。
    ★5でも良かったのですが、芸人のジャッカルネタが、滑り狙いだとしてもイマイチと感じられたので、★4にしました。
  • トモダチゲーム

    山口ミコト/佐藤友生

    深夜アニメを見て、漫画は面白いのかもと…
    ネタバレ
    2022年4月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アニメの第一話を見て、余りのレベルの低さに驚いたのですが、アニメ化されたなら、漫画は面白いのかもと期待して読みましたが…
    最初に、拉致された子供が誘拐は犯罪だと抗議した時、「そっちに頼まれてやってるんだバーカ、参加しないなら帰してやるよ」と言われて黙らされましたが、頼まれようが帰そうが、暴行、傷害、未成年者略取誘拐罪が消える筈ないだろ(笑)武装した黒服が並んでいるとか、見せしめで誰かが殺されたとかならまだしも、友達よりお金が大事なのかとの低レベルな煽りで、金の重さを誰よりも知っている主人公が、ウン千万の借金を背負う、意味不明のゲームに参加したりはしないでしょう。
    そもそも、違法に借金を負わせる時点で犯罪者確定なんだから、勝ったとしても本当に借金を免除してくれる事は愚か、無事に帰れる保証すらない。主催者も、神様とか悪魔ではなくビジネスなら、警察や司法が手を出せない理由提示位は必須。
    ゲーム内容もまた酷く、主催者側が個別に違う条件を出せるなら、清々しいデキレ。主催者の匙加減で借金を増減出来るから、心理戦も何もない(苦笑)第一、最初のゲームでは順番まで勝手に決められて、一番不利な最終走者をさせられた人間が堪らない。
    ウン千万円を負けた場合に、親が簡単に肩代わりしてくれる子供と、人生終了レベルのハンデになる子供に、同じ選択を求める事自体が間違い。日本の市会議員にそんな権力はない。
    裏切者は彼でした、いや、真実は彼女でした、彼は裏切者でしたが、本当の黒幕は…と、理由は全て後付で、やっていない事を自分で証明しろというのは、悪魔の証明で不可能。最後に、友達を騙して犯罪組織に誘拐させる人間は、その時点で友達ではない。
  • クロサギ

    黒丸/夏原武

    昔、読んだ時は面白かったんですが…
    ネタバレ
    2022年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 懐かしくて読んだのですが、最初の財団詐欺前後編を見て、読むのを止めました。
    まず、騙し取った総額が三億なのに、三億そのまま残っている訳はありませんよね?新宿にそれなりのオフィスを構えるなら賃料だけで百万単位だし、内装や通信交通費、偽財団設立の費用からスーツにパンフレット等、小道具の購入、引っ越し代、何より仲間に支払う分け前が一切抜けています。仮に、ボスの取り分が五割でも、遊興費を考えたら、一億も残っていれば御の字です。いつ捕まるか分からないのに、コンビニ弁当を食べて、真面目に貯金する犯罪者はいませんから(苦笑)
    節税対策にと要求した三億円の現金を、独断で一千万で手を打ったのも不自然で、手付金とは違うのだから、その時点で素人の私でも疑います。最終的にヤクザで脅して解決するなら、騙す必要はないですよね。
    最後に、三億の手形を四千万で買われ、安過ぎると悪態をつく主人公ですが、逆に高過ぎです。犯罪者に犯罪紛いの権利を売る場合、相場は額面の1%程度です。回収0のリスクがありますから。今は知りませんが、ダフ屋の買取価格を知っている人なら分かります。
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  • オレ達のパーティーは間違っている

    エヌシ

    画力不足で★1付けるつもりだったのに(笑)
    ネタバレ
    2022年3月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の数ページを読んで、「ガ・リョ・ク」とか書いて★1を付ける予定だったのですが、予想外に面白かったです。メインキャラの名前も、モンクやナイトなどジョブ名でナメんなと思ってたんですが、下手な名前を付けられるよりも、かえってストーリーに没頭出来ました。
    エクスカリバーのオチは、そのまま予想通りなのに笑ってしまいました(笑)
    巻数が伸びなかったのは、やはりサービスシーンがサービスにならない画力と、BLギャグに厳しい時代だからですかね…
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  • 異世界の戦士として国に招かれたけど、断って兵士から始める事にした

    アネコユサギ(ツギクル)/CHIHIRO/成瀬ちさと

    青年漫画?
    ネタバレ
    2022年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 取り敢えず、どう割り引いて読んでも少年漫画、それも小学生限定位の内容です。主人公は高校生の様ですが、遠足前日の夜に浮かれている小学生にしか見えませんでした。
    兵士の訓練で、オークが虐められている事に憤る主人公ですが、言葉を話せず、市民には蛇蝎の如く嫌われ、しかも、一度脱走した者を兵士にするのは流石に不自然でしょう。
    配属先の上官が同僚の女性に酷い事を…というシーンで、バニーガール姿にさせて訓練や接待をさせる展開には力が抜けました(苦笑)
    他の方のレビューを見ると、テンポは遅いが面白くなるみたいですが、そこまで買う気がしませんでした。
  • 塔の管理をしてみよう

    盧恩&雪笠(Friendly Land)/早秋/雨神

    同じ展開が続くハーレム物
    ネタバレ
    2022年3月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 評価が高いのと無料だったので読んだのですが、同じ展開が都合良く続くだけで、余り面白いとは思えませんでした。異世界に転生し、女神に二人の最強美女から一人を選べと言われ、二人共欲しいと両方ゲット。後は、足が必要→美女が飛龍調教→伝説の塔を攻略→美女が無双して即制覇→人材が必要→美女が召喚して…の繰り返しで、その合間合間にエロが入る、王道の展開。召喚された高位の存在も、主人公を軽んじる→美女激怒→どうかお許し下さい、の繰り返し。チート美女とチートな塔、チートオブジェクトにチートキャラも呼び出し放題で、これからも、チートな展開が続くのだろうと感じてしまいました。
  • ブレイクダウン

    さいとう・たかを

    設定は別にして、リアリティが足りない
    ネタバレ
    2022年3月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さいとう作品は大好きで、ゴルゴ13は言うまでもなく、サバイバルなどでも世界観の作り込みや知識の掘り下げは流石なのですが、当作では登場人物の行動が、少しリアリティに欠けていると感じました。
    最初の上司の行動からして、スニーカーや軽装ならまだしも、革靴背広で三時間の登山を始めたり、スクープを独占する為にと、初対面の相手の通信機器にドリンクをかけて破壊するという暴挙。普通に考えても、叩き出される程度で済めば幸運です。
    世界が崩壊しているのに、在日米軍や自衛隊、警察等の銃器を所持している集団はなく、ヤクザが幅を利かせています。出て来るのは男ばかりで、女性はいません。東京は犯罪者だらけだと警告を受けているのに、拳銃一丁持たずに向かいます。
    一番無理があるのが、人間を殺して木に吊るしたり、高層ビルに登らせて何階で落ちて死ぬかを賭けにする輩が、子供だからと見逃す筈はありませんよね…
  • 1日外出録ハンチョウ

    福本伸行/萩原天晴/上原求/新井和也

    文句無し!
    2022年2月28日
    カイジシリーズを読んだ事のある方は無論、読んでいない方でも笑えるクオリティーです。私は、宮本ダムで吹きました(笑)
    いいね
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  • リアデイルの大地にて

    月見だしお/Ceez/てんまそ/涼風涼

    アニメ見てたら…
    ネタバレ
    2022年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある、ゲーム内転生チート無双物ですが、主人公が女性なのでムダなエロやハーレム展開を心配する必要がなく、国を滅ぼす程の力を持ちながら、のんびりスローライフを満喫するストーリーは良さそうだと思っていました。
    ですが、盗賊団を退治する回を見てから、購入が不安に。盗賊団のボスが同じ転生プレイヤーでバトルになるのですが、当然の如く一蹴。この世界は好きな事を何でもしていいゲームじゃないと説教。ゲームじゃないから、犯罪者がいるのでは?オマケに、ボスは小学校低学年。十歳相手に凄んでどうするの(苦笑)召喚獣をけしかけ、普通に殺そうとしている自分は、好きな事を何でもしている自覚無し。
    「はーい、よく頑張ったねー」みたいな台詞が、鼻につく様になってしまいました。
  • ヒトを勝手に参謀にするんじゃない、この覇王。~ゲーム世界に放り込まれたオタクの苦労~(コミック) 分冊版

    yos/港瀬つかさ/まろ

    読み進めている内にイラッとする
    ネタバレ
    2022年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある、ゲーム内転生物ですが、テンポ良く話が進み
    絵も上手いので面白く読んでいました。ですが、話が進むにつれ、主人公の態度が酷過ぎてイラッとするシーンが多くなりました。最初はヲタク設定なので仕方が無いとしても、一国の王に対して、二十歳過ぎの女性が「オイ、お前」は…どれだけ国王に気に入られていても、国民全てに不快感を与えている事に気が付かない、若しくは気にしない主人公に、全く魅力を感じませんでした。男で例えるなら、ゲームやアニメの設定に詳しいヲタクではなく、駅など公共の場で買い込んだ大量の荷物を抱え、他人にぶつかっても気にも止めないキモヲタです。
  • 目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい

    松井俊壱/リュート/鍋島テツヒロ

    メカは上手い、でも顔が…
    ネタバレ
    2022年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 原作は読んでいませんが、スペースオペラの命であるメカは格好良いと思いました。
    転生チート物ですが、相手が大軍勢だろうと国家だろうと無双するオレツエーではなく、最新鋭の宇宙船とトップレベルの操船技術、暮らし向きの心配をする必要がない程度の大金と、平凡な市民のだったらいいなが叶えられた、バランスの取れた設定にも好感が持てます。
    ただ、本当に個人的で申し訳ないのですが、主人公の顔がどうしても受け入れられませんでした。女性キャラと比べて、上部に貼り付けた様な細過ぎる目に、下部に間延びした半開きの口。主人公の顔が好みの方なら、評価は上がると思います。
  • 悪魔狩り~寂滅の聖頌歌篇~

    戸土野正内郎

    ダークファンタジーだけど時代劇?
    ネタバレ
    2022年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にダークファンタジーは好きなんですが、ストーリーの中核である四人の子供達の考え方が、時代劇の筋書きに思えました。盗賊が押込み先で一家を皆殺しにするが、その中の一人が幼い娘を殺せず、出自を隠し自分の子として育てる。大きくなった娘は父親が本当の家族を殺した仇と知るが、私のお父つぁんはこの人です、みたいな。作者が後書きで言った通り、ラストに備えてページを削った為か、教会に拐われた少女の洗脳されっぷりが半端なく、親を殺されて兵器として教育され、奸計で姉を殺し、そこから助け出してくれた教会の重鎮に感謝して少女兵となり、終いには戦って死ぬとか、盛大なマッチポンプ過ぎて苦手でした。
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  • 八男って、それはないでしょう!

    楠本弘樹/Y.A/藤ちょこ

    これは、これで有りかな
    ネタバレ
    2022年2月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある、異世界転生チート無双+ハーレム物ですが、嫌味はないので、これはこれで有りかと思います。チート能力のお陰で幽霊の師匠に気に入られ、魔法と遺産を譲られて億万長者に成る所から始まり、王都に旅行すれば途中でドラゴンを倒して千億単位の金と、勲章に爵位までゲット、遺跡に潜れば、国が分割払いにせざるを得ない程の遺産を発見と、歩く道に栄光が押し寄せるといった内容で、薄いと言われればその通りなのですが、ドラゴンボールZでサイヤ人が強くなり過ぎだろとは思わなかったので、この位なら設定の範囲内かと。妾に側室にと押し寄せるハーレム要員にも、無理しなくてもいいと手を出さないなど、地味にイイ男ポイントも稼いでました。タイトル詐欺だろうとの批判については、反論しません。
  • KIMURA

    増田俊也/原田久仁信

    殺せなかった
    ネタバレ
    2022年2月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、増田氏が如何に熱く、如何に大切に物語を紡いだかが、作品の節々から雄弁に語り掛けて来ました。主人公の木村氏に対する敬意だけでなく、敵役である力道山にも、儒教社会である朝鮮で、弟に生まれた事で支払わされた犠牲、来日してからの角界で受けた差別や虐め、日本人や家族を見返す為の努力や執念と、とてもフェアなストーリーであると思いました。
    その上で、誤解を恐れずに感想を述べるなら、木村政彦は力道山を殺さなかったのではなく、殺せなかったのだと思います。無論、唯殺すだけであるなら、柔道最強の男でなくとも、誰もが加害者となる可能性はあります。ですが、殺した後に腹を切って果てるとなれば、話はまるで違います。作品の登場人物や三島由紀夫の様に、死ぬ覚悟の定まった人間なら、切腹はさして難しい事ではないと感じる向きもあるかも知れません。ですが、醜態を晒さずに死に切る事は両刀を帯びた武士であっても至難であり、その為、大抵の切腹には介錯人が付きました。流れ出る血液と共に力が失われ、介錯を受ける前に倒れ伏してしまい、頸を刎ねる事が出来ずに心臓を突いたという記述も、当時の文献には見受けられます。柴田勝家の様に、腸を掴み出す豪傑は例外中の例外で、江戸時代中期ともなれば、腹を切れずに、首を吊る武士も少なくはありませんでした。
    人を殺すだけなら怒りや憎しみで事足りますが、切腹に必要なのは狂気です。ましてや、標的以外の相手を傷付けたり、捕吏の手に掛かったなら、汚名を雪ぐ所か恥の上塗りとなります。護衛や周囲の人間に怪我を負わさず、確実に力道山を殺した上で、捕吏に捕まる前に腹を切って果てる。下賜された短刀一つで行うなら尚の事、骨に当たっての刃零れや、ついた血油で割腹は難しくなり、切腹する為、短刀を手放せないとなれば、取り押さえに来た相手を害する可能性も飛躍的に高まる。僅かでもしくじれば、素手で敵わないから刃物で襲った最低の卑怯者となる。その至難を知る武道家であるが故、殺害に踏み切る事が出来なかったのではないかと。
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  • 現実主義勇者の王国再建記

    上田悟司/どぜう丸/冬ゆき

    ご都合主義+ハーレム
    ネタバレ
    2022年2月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界に転生した高校生が国王となり、君主論の知識でマウントを取りつつ、国を救う…といった内容ですが、ご都合主義が酷すぎて気持ち悪かったです。まず、諸葛亮孔明も真っ青の超宰相や、国民的アイドルの歌姫達が登場し、食料不足を簡単に解決。謀反した貴族達と共に隣国が攻めて来ると、国士の将軍が内応を偽装し、反乱分子を全て集めて抹殺。逆に敵の主力を壊滅させ、王を殺害して首都を占領。敵盟主の帝国軍が大群で押し寄せれば、訳の分からない理屈で賠償金を支払わせた上、二国間で秘密同盟を締結。戦後処理で、不安要素のある大貴族を全て暗殺し、所領を制圧。周りの女性は、次々と側室に願い出る…
    どこから突っ込んでいいのか分かりませんが、騙し討ちや暗殺で国が治まる訳ないだろ(笑)殺した貴族達の代わりに新しい領主を送らなくてはならないし、時代背景として婚姻が最大の安全保障なんだから、大貴族になればなる程、周りは血縁、縁者だらけ。表向きは服従を誓っても、身内に粛清や暗殺を繰り返した相手を信用する人間はいない。三族皆殺しをニ族にして、子供を救うのが精一杯だったと激昂するのもサイコパス。肉親を殺されて、領地に爵位に全財産も没収されましたが、命だけは助けて頂いてありがとう御座います…と、本気で思ってますか?そもそも、宰相一人にオール・インしている時点で、君主論を理解していない。
    世界同盟の盟主である帝国が、リスクを負ってまで主人公を信頼するのも不自然。世界を二分して守りましょうと言われ、頼もしいパートナーだと思うのはアホだけで、中国が同じ事をアメリカに言った例を考えれば分かり易い。しかも秘密同盟では、発覚した場合、同盟国の信頼を失って一方的な不利益を被るのは帝国だけ。交渉は軍を動かす前に行う物で、動かした後では多額の軍事費用が発生する。それを補うどころか、他国の賠償金を肩代わりって、どんだけバカなの?まあ、女皇の妹でもある指揮官が、単身敵城に乗り込み、主人公に言い包められて、姉を差し上げるので帝国に来ませんか、とか言い出す時点でクソバカなんですが…圧倒的な戦力差で「占領地の無条件返還を」「だが、断る」って、コントですよね?帝国の指揮官は女子高生以下で、隣国の太子に至っては小学生レベル。時代遅れ=バカではない。
    貴族達を皆殺しにした後、主人公を慰めたいと、ハーレム要員達が下着姿になるのも嫌悪感しかありませんでした。
  • 武士のフトコロ

    岡村賢二

    深く考えずに
    ネタバレ
    2022年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まあ、暴れん坊将軍みたいな時代劇を楽しめる人なら、それなりに読めるかと思います。遊女の仇討ちで主人公が戦う回が有りますが、仇討免状が無いので、唯の私闘になります。護衛の侍を斬り捨てている為、武士ならばその場を去らずに切腹するもので、捕まれば本人だけでなく、連座で家禄没収や御家断絶も有り得ます。吉宗なら権力でどうにでも成りますが、本当の貧乏御家人ではどうにも成りません。仇討ちには厳しい決まりが有り、逆縁(目上の者が目下の仇を討つ)すら認められませんでした。ましてや、女郎に入れ揚げて楼主を襲うなどは、武士として最も恥ずべき振る舞いであり、無事に済む筈もありません。暗殺か口封じに皆殺しなら筋も通るのですが、名乗りを上げて、めでたしめでたしでは…オチは、死んだと見せ掛けて隠れてましたって、無理筋にも程があるでしょう。身請け出来る金が有るなら、端から身請けしろよ(苦笑)
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  • ギルドのチートな受付嬢(コミック)

    八月明久/夏にコタツ/三弥カズトモ

    色々と…
    ネタバレ
    2022年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 色々、ツッコミ所は有りますが、やはり一番の問題は画力ですかね。主人公の女性エルフを含めた女性キャラの顔のバランスがおかしく、前髪より下の部分の半分程が目で占められていました。「大きな目=可愛い」といった作画の為か、ペットの神竜の子供も、目が大き過ぎて個人的にはダメでした。格闘シーンにも問題があり、ドアの後ろから回した腕が、ゴムゴムの~みたいな感じになっています。主人公の作り込みも浅く、現代人の若い男性が間違いで神に殺され、異世界に女性エルフとして転生させられたのに、怒りも動揺すらせず、淡々と日常生活をこなしていくのは流石に不自然です。人種差別主義者を懲らしめる件も、亜人だらけの国で亜人がメイドをしているギルドに一人で行き、亜人排斥を叫ぶマヌケはいないでしょう(苦笑)その上、我が国では亜人差別は重罪であり、自分の常識が世界の常識であると思うなと現代の人権意識を持ち出しながら、お前が丸焼きにされなかったのは我が国の民が穏やかであるからで、殴られただけで済んだ事を感謝しろとは、頭がおかしいんですか(笑)貴族が出ていくと国同士の争いになるから、一般人が殴って脅して解決って、何処の未開の蛮族ですか(苦笑)
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  • 僕の仲間は異世界最強アンデッド【合本版】

    鬼崎うの

    ストーリーが飛ばし過ぎ
    ネタバレ
    2022年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 多分、何話迄に終わらせる、みたいな訳があるのだと思いますが、話が駆け足過ぎるのが気になりました。主人公の不死を利用したいのだとしても、いきなり椅子に縛り付けて腕を切り落とすといった100%の敵対行動を取るのはバカ過ぎるし、一緒に召喚された現代人も、自分達が怪我などで戦えなくなった場合にどういった処遇を受けるかを考えれば、仲間の安否確認位は求めるのが自然です。主人公は、直ぐに絶対防御や瞬間移動等の古代魔法を使いこなし、敵の刺客達を一蹴して無双します。身体中を切り刻まれてもヘラヘラしていた主人公が二巻目には皮肉を言いながら敵を皆殺しにするなど、大味なのが少し残念です。
  • 異世界返済

    冨士見実験

    上手くまとめた
    ネタバレ
    2022年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にはとても面白かったのですが、読者を選び過ぎましたかね?借金から死んで逃げようとした主人公を、悪魔が異世界に転生させて取り立てる設定は斬新で、貸した金返せよのストーリーは、因果応報で納得のいく物でした。ですが、如何せん、ブラックユーモアに走り過ぎた感は否めず、女性に寄生して金を吸い取るクズ男に依存し、祖母や闇金から死ぬまで金を借りて貢ぎ続けた主人公を、素直に笑えない読者も多かったのではと思います。騙されても、騙されても、騙され続ける主人公をどうするのかと思ってましたが、ベタながら、上手くまとまったラストで満足です。
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  • 剣客商売

    大島やすいち/池波正太郎

    鬼平犯科帳と比べると…
    ネタバレ
    2022年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人情時代劇の名作である事は間違いないのですが、鬼平犯科帳の長谷川平蔵と比べると、主人公の秋山小兵衛の魅力が一角落ちる事は否めず、主人公は己の裁量で悪人を暗殺したり、逆に知己だからと罪を見逃す事も多く、個人的には、好ましい人間だと思えませんでした。
    一例ですが、詐欺師の坊主を捕まえた時、強欲な人間からしか盗まないと見逃しましたが、悪事を働くなら、その報いがある事は覚悟するべきで、生涯を詐欺師として生きて行くといった人間を見逃すのが人情とは思えず、金を騙し取られた悪党は、結局、また悪事を行い金を作るのですから、被害を助長しているのと同じ事だと。
    また、旗本達に斬られそうになっていた町人を、畳針を投げて助けた元弟子を救う回は、相手が軽度の知的障害でも、時代背景として、武士が町人に小便を掛けたられたなら無礼討ちは当然の権利で、助成に入る以上、不意打ちに手裏剣を投げて相手の目を潰した卑怯は、病後だとしても何の言い訳にもなりません。その弟子に恩義のある目明しが、雇われていた旗本を裏切って殺された事を錦の御旗にした様ですが、年間二十両もの手当を受け取っておきながら、恩人の為に裏切るのが人の道とは、失笑を禁じ得ませんでした。年間二十両と言えば、下級武士である町方同心の扶持米よりも遥かに多く(約二倍)、その旗本が気に入らないなら、手当を受け取らず、関わらないのが人の道でしょう(苦笑)旗本側も、飛道具で不意打ちを受けたと、堂々、届け出ればいい。刀傷ならいざ知らず、飛道具での不意打ちなら、恥にはならない。これが恥とされたら、物陰から弓を射掛ける事が正々堂々になってしまう。些か、納得出来ない展開もありました。
  • 盾の勇者の成り上がり

    藍屋球/アネコユサギ/弥南せいら

    最初の設定は面白く、絵も上手いのに…
    ネタバレ
    2022年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場キャラが、総じて頭の悪いのが残念です。主人公が唯一まともなキャラ設定なのですが、語彙力がなく、大学生なのに中学生レベルの論理思考で、共感は出来ませんでした。
    頭の悪い鳥の女王が、身勝手な要求を突き付けて来るのですが、主人公は反論すらまともに出来ず、自分達を殺そうとする相手に好感を持ちます。他の勇者はともかく、自分が殺されれば、自分を慕うパーティメンバーも仇討ちに戦って死ぬで有ろう事は、容易に想像がつきます。本来なら、激昂して然るべき所です。戦わせない為に、鳥の女王には勇者の能力を封じる力を持たせます。その力は、神の領域じゃないんですかね?
    勇者同士仲良くしろ、濡衣は説明しなさいと、子供を騙す教師の様な事を言って来ますが、人間は一度貼られたレッテルを言葉で剥がす事は出来ないし、心底嫌悪した相手と仲良くする事は一生出来ない程度の事も言わず、主人公はそうだなと納得します。
    また、元の国に残る選択も意味不明です。主人公は、自分を重んじる女王を信用出来ると判断しますが、他の国へ行けば尊敬され女も抱けるが(欲望が目的なら)と口に出して牽制したり、自分の娘に厳罰を要求させない為、自ら死刑より重い罪にと言い出したり、どう考えても、一番腹黒く、狡猾で、最も危険なのはその女王ですよね(苦笑)
    そして、婦女暴行犯のレッテルを貼られ、何度も罠に落とされ、一度ならず殺されかけた死刑より重い罪の報いが、強制的に悪口で呼ばれるだけ…大学生とは、とても思えませんでした。
  • 賭博堕天録カイジ

    福本伸行

    麻雀がテーマなのは失敗
    ネタバレ
    2022年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ エスポワール乗船者や利根川との息詰まる心理戦、チンチロリンという単調な博打ですら、読者を引き込む仕掛けを用意するなど、流石は福本先生と思って読み続けて来ました。ですが、テーマを麻雀勝負にしたのは失敗であったと思います。天や赤城を読んでいた事もあり、どうしても、それらの勝負と比べて御粗末な展開である事は否めませんでした。決定的だったのは、ラストの牌山を全て開いて写真を撮るシーン。前振りで、通しも掏り替えも、何でも有りな事を逆手に取る主人公ですが、単純に捨て牌候補を必ず通る牌、国士無双にならない字牌四枚や、ノーチャンスでシャンポンや単騎待ちの無い数牌(1、2、8、9)に掏り替えられたら、負けは確定ですよね。現場を押さえない限りセーフと言われ引き下がっているので、どれだけ理不尽でも文句は言えない。厳密には、相手側が四枚集めた牌ではなく、当たり牌の白を枚数確認だけして不自然に振り込むパターンも有り得ますが、何れにしても納得のいくラストにはなりません。
    いいね
    0件
  • 鬼滅の刃

    吾峠呼世晴

    無限列車編は良かったけど…
    ネタバレ
    2022年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アニメで無限列車編を見て、少年漫画特有の「例え自分を殺そうとしている相手でも助ける」系の主人公にはキツい部分もありましたが、全体的に大人でも楽しめる作品だと思いました。ですが、遊郭編になって、前振りもなく怒りで劇的にパワーアップする主人公や、圧倒的な再生能力で戦う妹など、人を喰う程に強くなる鬼の設定は何処へやら。鬼にされた妹を人間に戻す為、命懸けで戦って来た筈なのに、赤の他人を庇って大怪我をし、鬼が許せないとそのまま特攻とか…博愛を通り越し、自分が死ぬ事、死んだ後の(妹の)事を想像出来ない、ちょっとしたサイコパスに見えてしまいました。鬼の兄妹を倒すシーンも、相手が油断して誰一人止めを刺さず、最速の仲間が奥の手を使って全力ダッシュしてるのに、他の仲間が回り込んで攻撃とか、矛盾過ぎでした。
  • 出遅れテイマーのその日暮らし

    タチバナ/棚架ユウ/Nardack

    絵は可愛い、練り込み度は…
    ネタバレ
    2022年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄は可愛く、嫌味もないので、ゆっくり楽しんで読めると思います。ただ、主人公は異世界転生者ではなく、リアルMMOのプレイヤーなのに、ネトゲ廃人のMAX課金者が、スタート地点にソロで倒せる敵が存在せず、ゲーム内通貨を手に入れる為、全ての装備を売り払って裸とか…高額で売れる、課金装備をしていたのなら尚更です。主人公は他のプレイヤーにキャラ情報を晒され、垢バンされろとキレますが、大通りで呼び込みを掛けて盗撮した情報を売るとか、小学生か(苦笑)そもそも、ゲーム開始直後に何度も死に戻った有名人で、裸装備と、エリアにいないレアモンスターを連れ歩き、髪色まで親切な運営が教えてくれているのに「何故、俺の情報が!」って、コントです(笑)
  • プラチナエンド

    大場つぐみ/小畑健

    画力は流石
    ネタバレ
    2022年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アニメを見て、デスノートが頭に浮かんで(笑)
    画力は流石で、星二つなのは内容が…設定云々は置いておくとして、ご都合主義と神候補の策略が御粗末過ぎて、読む気がしませんでした。
    末期癌の候補は、家族の生きて行く世界を守る為、自分の命も省みず、敵候補を殺そうとしてるんですよね?その家族を捕まえたのに、人質にして中に閉じ込めるだけって、頭が悪過ぎて(苦笑)前振りで、高性能爆薬でタワーを吹き飛ばしているのだから、閉じ込めた施設の中に爆薬を仕掛けて置けば終わりですよね。建物は破壊出来ないと言っているので、爆発より速く逃げられても、建物が壊れた時には、爆風による衝撃波で先にやられてますから。まさか、建物を改造しておきながら、外から分かる場所に仕掛ける馬鹿もいないでしょうし。妻と娘を別の場所に捕らえてもいいし、身体にトラップを付けさせておいてもいい。電波より速く翔べるなら、電波が途切れたら作動する仕組みに。それ以前に、家族の命が惜しければ仲間を殺せで詰みますよね?これも、前振りで幼女を殺しているので、躊躇ったとは言えません。
    3対1の状況なのに、決闘を受けるのも意味不明です。結局、三人掛かりでやられます。天使が「金が物を言うのは人間だけだ」と、知ったふうな口を利きますが、特殊部隊からコンバットスーツや重機関銃を盗んで来るのが有りなら、相手も傭兵位は雇うだろうと(笑)武器は揃え放題だし、操れるのなら裏切られる心配もない。
    賢い相手を、負けさせる為に愚かにしたり、情けないセリフを吐かせるのは、がっかりしたデスノートのラストを思い出しました。
  • ありふれた職業で世界最強

    RoGa/白米良/たかやKi

    商業目的なのは分かりますが…
    ネタバレ
    2022年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 召喚された異世界で、学校の女神と呼ばれる程の美少女に好意を持たれている事を妬まれ、クラスメイトに大迷宮の底深くまで落とされる。能天気だった主人公は、地獄の様な洞窟を必死に生き抜き、非情な覚悟と最強の能力を身に付けていく。中二設定はある物の、異世界ファンタジーの名作になるかと期待していました。が、蓋を開けてみれば、ハーレム物に一直線。ロリキャラの登場は仕方無いとしても、何の脈絡もない獣娘やモンスター娘、幼女やその母親まで主人公にべた惚れ。「邪魔する奴は全て殺す」との決意は何処へやら、幼稚園児みたいな担任教師に諭されて、人助けに精を出す始末。最初の女神は肉食系になり、主人公の股間にしがみつく(苦笑)主人公は、二番目以下の女になるのが嫌なら去れと、ドヤ顔で最低の決め台詞。読んではいませんが、この先、更にハーレム要員は増え、八人と子供一人連れて現代に戻ると聞いたので、星一つにする前に読むのを止めて置きます。
  • 邪剣さんはすぐブレる

    飛田ニキイチ

    面白いので、絵柄は気にならない
    ネタバレ
    2022年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は、劇画タッチで彫りの深いキャラデザで余り期待はしていませんでしたが、読み出したら、そんな事は気にならない位に面白かったです。8歳の妹が真顔でセクハラや下ネタに突っ込むシーンなどは、子供らしい絵柄より、今の方が合っていると感じました。ただ、先の読めない、読まれても笑わせるレベルのギャグを揃えるのは大変で、魚釣り編のネタで「謎の生物を煮た出汁」のオチとかは、全く予想通りでした。なので、一つ星を減らさせて頂きました。
  • 元将軍のアンデッドナイト@comic

    SHUKO/猫子/晩杯あきら

    色々と…
    ネタバレ
    2022年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、導入部のアンデッドになった件ですが、大戦終結の英雄である主人公の謀反を恐れた王子が、王座を守る為に暗殺するという、最も有りがちな物です。暗殺であるにも関わらず、主人公がフルプレートアーマーで完全武装している所を狙います。武器も通らないので、都合良く、二時間ドラマの様な断崖の際から始まり、暗殺の首謀者が忠誠を捧げた王子である事を明かされ、ショックでへたり込んでいる所を崖から突き落とされて殺されます。戦闘はタイマンで、同じ重騎士を相手に劣勢となっていた事から、規格外の超英雄といった感じは受けませんでした。ビジュアルは、オーバーロードのモモンさんです。戦闘シーンも迫力がなく、ただ大剣で切ったり突いたりするだけ、敵の山賊も同じ顔で、画力不足は否めません。最後に登場した女性キャラは良かったです。
    いいね
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  • 呪術廻戦

    芥見下々

    バトルは迫力あるが、キャラは魅力少ない
    ネタバレ
    2022年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、人を守る事に命を懸ける主人公ですが、その理由が祖父の遺言だからだけでは、到底、理解不能です。猛獣が愛玩動物に見えるレベルの相手に一般人が向かって行き、喋る指を飲み込みます。自分や仲間の命も危ない状況なのに、家族が悲しんでいるからと、死体を担いで行こうとします。手首が飛ばされたり、指が削り取られても、痛い程度で問題にしません。人を守る為なら、躊躇わずに自死します。ここまで来ると、祖父の呪いにしか見えません。
    相棒の黒髪も、最初は突っ張っているのに、直ぐ「あの頃はガキだった」とか言い出します。中三はガキで、高一は大人なのかと(苦笑)少年漫画なので仕方ありませんが、飲酒運転を繰り返して人を殺した奴を助けたくないと思うのは普通だし、自分の子供の性別さえ分からない内に適当な名前を付け、あまつさえ子供を売り飛ばして女と逃げた父親を憎むのは当然で、憎まない事が弟の為と、誘導しようとする姉の方がおかしい。更に言えば、女性キャラに全く魅力がない。というか、性別が女なだけで、中身は全員男です。ヒロインポジションの娘は主人公をパシリに使い、黒髪の姉は、怒ると弟の頭にジュースをブッ掛ける。自分の感情が抑えられなかったのならクズだし、相手の為を思ってやったというなら、一度病院に行った方がいい。一番腹が立ったのが、主人公が謝りながら敵を殺すシーン。相手に許しを請う為か、自分の罪悪感を軽くする為か。明らかに後者であると思えました。自分を殺す相手からの謝罪など、侮蔑以外の何物でもありません。
    バトルシーンは、HUNTER×HUNTERやNARUTOに近いですが、迫力があって良かったと思います。
  • ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました(コミック) 分冊版

    リスノ/富士とまと/村上ゆいち

    最初は面白いのに…
    ネタバレ
    2022年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 夫に粗雑に扱われても、自分一人では生きていけないからと、料理を作って、ただ待つ事しか出来なかった弱い女性が、三十路になって一方的に離婚を言い渡され、異世界に飛ばされる。
    夫には料理しか出来ないと馬鹿にされていたが、異世界で作った料理には特別な力があり、仲間や子供達と協力しながら生きて行く。と、いった内容ですが、最初は面白かったので、何故、異世界に飛ばされたのかとか、都合よく食材が生えている魔法畑や、画力不足で子供達の顔が同じに見える等、深く考えずに読み進めて来ました。
    主人公が、つまらない男を頼らずに済む、自立した女性に成長していくのだと期待していましたが、全く成長せず(苦笑)強くなる努力も、体力を付けようとすらせず、童顔で十代半ばの少女に誤解されても、何時まで経っても実年齢を明かさない。どう見ても、あざとく利用しているとしか思えません。
    買い物店では桁違いにボッタクられかけ、しかも、気付かずに親切な店主だったと言い、幼い子供にまで呆れられる始末。ロクでなしの夫が、都合良く、頼り甲斐のあるイケメンと可愛い子供達になっただけで、本人は料理以外、何も変わらず。
    演出も遣り過ぎると、ウンザリされて、別れたくなるのも仕方無いと思えてしまいます。
  • 聲の形

    大今良時

    他人に厳しく、自分に甘く
    ネタバレ
    2022年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 聴覚の無い、小学生のヒロインを虐めていた同級生グループのリーダーである主人公が、虐めが発覚した事で全ての責任を負わされ、逆に虐めのターゲットとなり、母親と共に責められ続け、親子して自虐的で卑屈な人生を送る。それを救ったのは、高校生になって再会した、心優しいヒロインだった。という話ですが、登場人物が胸糞悪い事この上ない。
    虐めをしたら因果応報になると言いたかったのかも知れませんが、主人公に全ての罪を被せて虐めるグループの仲間や、見て見ぬ振りをしていたのに平然と白を切る担任教師など、息を吐く様に嘘を付く人間が得をするとしか思えませんでした。
    止めが、主人公の母親の性格です。未成年の子供の罪は親の責任だから、ヒロインの母親に人格が崩壊するまで責め立てられても、賠償金の支払いや、職を失い引っ越しを余儀なくされても、主人公の罪を共に償い、誠実に生きていく素晴らしい母親です。所が、それ程大切な主人公が、再会したヒロインのジサツを止めたせいで意識不明の重体に陥ったのに、ヒロインの母親の土下座一発で「そんな事はしないで下さい」と、逆に気遣う有様。流石に、そこは激昂しないと、人としておかしい。そこで怒らなければ、誠実な母親ではなく、他人と争えないだけの人間になってしまう。そして、相手に求められてもいないのに衆人環視の場で行う土下座は、謝罪ではなく、許せと迫る強迫に等しい。
    虐めた相手に言い寄る主人公も気持ち悪ければ、言い寄られて好きになるヒロインも気持ち悪く、全く共感出来ませんでした。
  • ダンジョン+ハーレム+マスター(コミック)

    長次郎/三島千廣

    パズルみたいなコマ割と説明文
    ネタバレ
    2022年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 評価が低過ぎるのが気になって、怖い物見たさで読みました。
    まず、最初に気になるのがコマ割。パズルみたいで、読み辛い事この上ないです。追い打ちをかけて来るのが、説明文の様な長いセリフ。それだけでなく、独自の用語や登場人物のフルネームの長さと相まって、理解する為、前のページに戻って読み直すという、珍しい経験をさせて頂きました。
    後は細かい事ですが、助けを求めて来た村娘がサイコパスだとか、魔王の娘や女刺客など、普通は関わりたくない相手でも、主人公は寝てから上手く別れるとか、ツッコミ所は満載です。
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  • 宮廷魔女の王子録【マイクロ】

    上条あおい

    1話でギブアップ
    ネタバレ
    2022年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方の低評価レビューにもありますが、まず、圧倒的に画力が足りません。剣を構える姿だけでギャグになるレベルです。次に、時代考証がありません。王子の振る舞いは破落戸同然、主人公は捕虜の身でマウントを取りにいきます。致命的だったのは、王子が低脳のエロガキにしか見えなかった事です。女性である主人公の裾をいきなり捲り上げ、薬を塗ってやるとベタベタ触るシーンは、流石にドン引きでした。笑いながら、妾にしてやると言う王子、村人の命を守る為、捕虜となった主人公に軽いノリでサヨナラの手紙を送る村長、色々と無理でした。
  • トリリオンゲーム

    稲垣理一郎/池上遼一

    これは反則
    ネタバレ
    2022年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 池上作品はかなり読んでいて、登場人物が素晴らしく魅力的なのは今更ですが、クールでスマートな振る舞いと、どんな困難にも屈しない、燃える様なハートを併せ持ったタイプが多かったと認識しています。でも今作の主人公は、粗暴で嘘付き、「屁!!!毒ガス、バァン」とか言いながら、内面の不屈さ、格好良さは変わらないんだから、ちょっとズルいです(笑)
  • 双亡亭壊すべし

    藤田和日郎

    読者が小中学生男子なら星5
    ネタバレ
    2022年1月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り、もし自分が、その当時の年齢だったら星5でした。
    減らした星の理由は、子供(男子)にウケる様に狙っていると、分かり過ぎたのが一つ。手足がドリルに変化する少年、中二チックな技名や術、手から電撃を放つ科学兵器に超能力少女、勇気ある少年達に頭を下げる総理大臣軍団、そして、直ぐ裸になるヒロイン(笑)
    もう一つは、藤田作品によくある、やられてもやり返さない、我慢して耐えるのが本当に強い人間だという作者の思想が、よく分からないからです。
    幼少期に火の不始末から火事を起こし、弟の背中に大火傷を負わせた事で激しく自分を責めるヒロインを、主人公が自分を許せと諭すシーンがありますが、そもそも、小学一年生に罪なんかねーよって、ツッコミたくなりました。自分の都合で幼児と赤ん坊だけ残して家を開け、火の危険がある仕事を幼児に頼む、母親の過失100%です(苦笑)
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  • スプリガン〔保存版〕

    皆川亮二/たかしげ宙

    バトル系、少年漫画の手本
    2021年12月31日
    昔、紙媒体で全巻揃えましたが、今読み返しても面白い名作です。まず、ストーリーの作り込みが半端ない。作品のテーマはオーパーツなのですが、一言で言えば、子供をバカにしていない。無知な子供相手なら、適当に誤魔化しても大丈夫といった物は多いですが、知識を得た大人になり、改めて、読者に誠実な作品だと再認識しました。そして、特定の思想や、偏った価値観の押し付けもない。作者の嗜好が入り過ぎて、今となっては読むに耐えない作品も、数多くあります。バトルシーンは迫力があり、世界観を壊さないバランスでギャグも折り込まれ、師弟関係や友人関係、協力し、時に対立し、失敗や敗北に苦悩しながら、それを乗り越え、成長してゆく主人公達。少年漫画の王道です。
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  • 異世界失踪調査局 ~異世界へ消えた人たちにもなにやら事情があるようです~【合本版】

    あまね周

    設定は斬新
    ネタバレ
    2021年12月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありますが、確かに最近、異世界転生者が増え過ぎて、俺ツエーかハーレムか、転生先もエルフに魔族にモンスター、蜘蛛やゾンビに何でも有りで、復讐したり、自虐したり、新しいパターンは無いんじゃないの?と思っていた中で、久し振りに新しい作品でした。ただ、異世界と現在を行き来する作品で難しいのは、「異世界だからしょうがないよね」で許されていたギャグが、急に間抜けな現実に感じられてしまう事だと思います。一例ですが、ブレスレット一つで肉体強化、光学迷彩、バリア、追跡装置に3Dマップ投影まで出来る超科学組織のエージェントが、変装もせず、スーツにネクタイ、偽造通貨すら持たずに中世レベルの異世界に行き、行き当りばったりで行動する。被害者は、誘拐(召喚)されても、イケメンに告られると即OKする。殺されかけても笑顔で別れる。リアルだと、かなりキツいのが気になりました。
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  • 鹿鳴奇談~祝福編~

    晴十ナツメグ

    レビューに釣られました
    2021年12月20日
    絵は綺麗なのに、余りに評価が低いので、逆に気になって読みました。うん、他の方の言う通りでした。例えるなら、1話から数ページを抜き出し、それを登場キャラの数だけ並べて閉じた本です。祝福編の理由も本当にガッカリするので、是非、御確認下さい(笑)
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  • 食べるだけでレベルアップ! ~駄女神といっしょに異世界無双~(コミック)

    ラサハン/kt60

    内容は薄い
    ネタバレ
    2021年12月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありましたが、このすばや料理系、オレツエーにハーレム物、適当にエロでも入れとけば売れるだろみたいな、どこかで見た作品の寄せ集めな感じは受けました。単純に寄せ集めが悪いという訳ではありませんが、駄女神はパンチが薄く、料理は肉をただ焼いて食べるだけで、正にタイトル通りなのですが、その要素は必要なの?が、正直な感想です。モンスターは、まんま鶏や蟹で、出てくるスキルも少なく、このすばやダンジョン飯、蜘蛛ですが…等を読んだ後だと、厳しい評価にせざるを得ませんでした。女性キャラは悪くないと思うので、星2にしました。
  • ロクでなし魔術講師と禁忌教典

    常深アオサ/羊太郎/三嶋くろね

    女の子は可愛い
    ネタバレ
    2021年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場する女の子が、ツンデレ、良い子、高飛車、不思議ちゃんと、バリエーション豊かで、その辺りに力の入った漫画です。ストーリーは少し御粗末で、女王の侍女が敵の幹部で、呪いの首飾りを女王に付けられる程度のセキュリティなら、もっと簡単に目的を達成する方法がありそうですし、娘が国家レベルのテロ組織に狙われているのに、超親バカ貴族の父親は警護も付けず、国から送られた護衛はたった二人。しかも、一人は危険なトラウマ持ちの上、相棒が出来る男ぶって主人公やヒロインに説教するので、非常に滑稽でした(苦笑)トラウマ持ちが裏切って主人公を瀕死にし、あまつさえ、警護対象を攻撃して誘拐までしたのに、護衛としての大失態を微塵も感じさせない堂々たる男振り。クールな、出来るイケメンキャラ?に見せるつもりなのかも知れませんが、独り善がりで連携は取れない、敵とタイマンしてる間に警護対象を拐われ、敵には逃げられて、一人じゃ治療出来ない怪我は、学生のヒロインを理不尽に責め立ててケツを拭かせると、明らかに主人公よりロクでなしでした(笑)
  • 異世界の貧乏農家に転生したので、レンガを作って城を建てることにしました@COMIC

    槙島ギン/カンチェラーラ/Riv

    嫌味がない
    ネタバレ
    2021年12月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の方しか読んでいないのですが、おかしな自虐ネタや価値観の押し付けの様な、読み手を選ぶ展開はありませんでした。
    惜しむらくは、作品の貨幣価値がどの程度なのか正確には分かりませんが、仮に、銅貨一枚を千円と換算しても、倉庫一杯の上質な陶器やガラス製品が銅貨五枚は有り得ませんよね?商人に「庶民は品質が良くても高額で買わないし、上流階級は庶民と取引しない」と言われ、主人公は納得しますが、それだと経済その物が成立しないですよね(苦笑)
    庶民でも、余裕がある人間はいるし、富裕層でも、全員が全ての日用品を最高級の芸術品で揃えてはいない。最悪、富裕層と取引の出来る相手を探して売り込めばいい。現代人を転生させたにしては、その辺りの作り込みが残念かな。
  • ブラックアウト

    黒井嵐輔/前川かずお

    何か惜しい…
    ネタバレ
    2021年11月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵は綺麗なんですが、キャラの書き分けが出来ておらず、髪を外すと似た様な顔に見えます。それと、ジャンルが少年なので仕方無いかも知れませんが、デスゲームに参加して、友人の命まで掛かっているのに、人は殺せないと、銃撃されても反撃しない主人公に魅力を感じませんでした。設定も雑で、初心者狩りがゲーム開始直後の部屋に襲って来られるなら、大半の初心者は直ぐ殺されて終わりだし、見逃す事は報復されるリスクしかないのに、持ち物だけ奪って殺さないのもおかしい。何か惜しい漫画でした。
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  • 麻雀放浪記

    嶺岸信明/阿佐田哲也

    名作
    ネタバレ
    2021年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にですが、阿佐田哲也の感性と、独特の美学を表現した名作です。博打は負けた方が悪い、騙されるのは未熟な自分の責任、最終的には死んだ奴の負け…出てくる人間の大半が、ウソつき、詐欺師、泥棒、強盗、人殺し(苦笑)それなのに、誰も、卑怯だの、汚いだのと泣き言を言わない為、嫌悪感や悲壮感は少なく、ラストの女衒の達のセリフ「儚く美しい」には、納得すらさせられました。裸にひん剥いた死体を溝側に突き落とし、清々しく終わる作品を他に知りません(笑)
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