【全1-5セット】隻眼の辺境伯は妻を愛しすぎる【イラスト付】
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【全1-5セット】隻眼の辺境伯は妻を愛しすぎる【イラスト付】

泉野ジュール/森原八鹿

短いですが

ネタバレ
2022年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ しっかりした話でした。
病弱で美しく健気な行き遅れのヒロインと、偉丈夫でありながら戦争により隻眼となったヒーロー。
二人は古くからの知り合いで年齢差も10才近くあります。
辺境伯(侯爵に値します)と男爵令嬢では身分差もかなりありますが逼迫した辺境伯家を鉄道事業で盛り返している最中に結婚します。
ヒーローもヒロインも両思いですが、お互い口にしたことがなく片思いだと思ってるという不甲斐なさ(笑)。
ただ、ヒロインの病状の悪化から遂に互いの気持ちを知ることになるのですが、悲しいことにヒロインの病状は悪化していく。
貴族で領民への責任や事業のこともあり寒い領地から暖かい地方への移住を切り出せないヒロイン。
まぁ、ヒロインが助かることは分かっているので(TL小説ですから)安心して読めました。
エピローグが25年後。主人公の息子が父の領地へやって来たところで、事業展開を止めてまで母に尽くす父を理解出来ないと回想しながら両親の仲の良さが語られます。
まだ、恋を知らない青年がプラットホームで美しい女性と知り合い、、、きっと彼も両親の深い愛をやがて理解する日が来るんだろうな、っという終わりかたでした。
すらすら読める溺愛ストーリーでした。
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