このレビューはネタバレを含みます▼
こんな超名作を読み逃してたなんて…本当に素晴らしい作品でした。読んでしばらく経ちますが未だに余韻で胸がギューーとなります。
光也と仁、共に過ごした日々は時間にするととても短い。その日々の中で2人が見つけ出したお互いへのかけがえのない想い。その想いがこれでもかと胸に迫る結末、2人の関係の強固さに自分でも引くくらい泣きました。
全8巻通して描かれたストーリーは全てこの結末の為にあったんだと。当たり前だけど凄いんです。真っ直ぐそこへ向かって駆け抜けて行くんですよ。
ぶつかり合ってボロボロになって、 でも分かろうとし合う、答えを探そうとみんな必死にもがくんです。そして覚悟する。
サスペンス要素もあり、大正のこれから日本が辿る歴史の暗さなども描かれている。でも読み終わった時思い出すのはただキラキラ輝く登場人物達の生きた日々。
どんな結末であろうと2人の絆は決して揺るがない。そう思える理由がある。
ゴールデン・デイズというタイトル、眩いばかりの日々それが全てでした。
きっと彼らが全力で生きる日々を見たくてまた読むと思います。会いに行きたいんです。そんな風に思える作品に出会えた事本当に感謝です。
あと、ネタバレしたくないと思いましたが、もうっめちゃくちゃに号泣してしまったシーンだけ泣
最後にお守りだと光也が仁に渡したチェスのナイト。
それを再び光也が手にするシーン。思い出してもボロボロ泣いてしまいます!!!
決して悲しい話ではないです!2人とも未来を向いている、でも切ないです。切なくて切なくて…こんなに泣いていると光也と仁にあきれられるかも。2人にはそういう強さがある。だからこのラストがこんなにも良いんだと思います。大好きです。
大事にずっと読んで行きたいお話。多くの方に読んで感動して欲しいと素直に思うお話。
文庫版には描き下ろしが収録されているよと教えて貰い紙で読みましたがめちゃくちゃ良かった。是非是非!!
オススメしてくれた友よー!!泣本当にありがとう!