三十路ゲイ、勃たなくなりました。 ~自己否定と闘った1460日~
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三十路ゲイ、勃たなくなりました。 ~自己否定と闘った1460日~

ミナモトカズキ

悩んだっていいんだよ。。

ネタバレ
2022年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本日までの半額セールに気付き慌てて購読。

「メルヘン課長〜」や、「怪獣になったゲイ」で改めて気づかされたり、思い留まる機会を頂けたミナモト先生ご自身の経験をもとに描かれたエッセイ。
非常にセンシティブな問題で右往左往する姿や心情を、可愛らしいタッチでコミカルにお話されていますが、きっと先生にしか書けない御本。
そしてミナモト先生という人物像が、繊細で率直で真面目で芯が通っていてとても可愛らしく魅力的な方だと感じました。
女の私には「たたない」事の衝撃は計り知れないけど、30代の男性にとっては、やはり様々な自身喪失に繋がりかねない重大案件で、場合によっては精神的に追い詰められ恋愛だけでなく日常全般に支障をきたす事にもなりかねないのではと思う。
無意識な自己否定によって巻き起こされる膨大な負の連鎖。
性別年齢関係なく誰にでも起こりうる。
自己否定が男性ならではの心因性EDという症状に悩み、1460日に渡る戦い。それでも色んなチャレンジを試みた先生は凄いと思う。
人生の分岐点。特別な人。弱さ。強さ。
変わりたくてもなかなかそれが難しい。
自分を好きになれるよう、小さな一歩を大切にします。
あとがきの優しいお話にも涙が止まりません。

先生とよしくんの幸せな毎日に乾杯!

この御本を書いてくださりありがとうございました。
心からの感謝の気持ちを込めて。。
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