ミステリと言う勿れ
」のレビュー

ミステリと言う勿れ

田村由美

10巻まで

2022年1月10日
何をもって面白いとするかで、人それぞれ評価が
違ってくると思うのですが、1つの事件が群像劇と
して描かれ、事件の当事者達がバラバラと喋るので
感情移入しずらく、話が入ってこないのです。
ミステリーならではの
緊張感や緊迫感を感じられず緩急のなさが単調に
思えてしまい集中できないのです。
この辺は、タイトル通りミステリーと言う勿れなので
仕方ないのでしょうか?
群像劇とゆー意味でドラマの方が見やすそうな
気がしています。

整くんの知識と洞察力で事件を解決に結びつけますが、
多分わざと整くんの感情を殺して描かれてるようで
主人公の感情面での熱量があまり感じられません。
意見を述べあう大切さを本中で言ってるので、
とにかく語ります。ここに響く人は、面白さに
繋がるのだと思います。
田村先生なので緻密に話を進めてるのだろうと
期待もありますが、この先は感嘆する結末に繋がるので
あれば完結してから読もうかなと思ってます。

1つ気になってるのは、25年もの長きに渡る
某ミステリー漫画の決めゼリフに関する件。
詳しくは述べませんが、
モヤっとしています。
帯に書いた青山先生の整くん、頭をかかえた仕草と
なっておりました。
何か恨みでもかってしまったのでしょうか?
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