ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~
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ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~

KAKERU

科学的にのダメさ加減もそのまま。

2022年1月12日
上澄みばかりの理想語りと女へのなんか拗らせたヘンな理想を語るのをしなければ良いのにって漫画のスピンオフ。

れびゅー前章。
現代知識(人類の積み重ね)で俺TUEEEEE!!(本人たちは無双してるとは思っていない)
そんな「科学的に存在し得る略」のスピンオフ、と言っても良い作品。
俺TUEEしない異世界もの。
多分、世界は同じ。
その為、科学的を読んでいた方が圧倒的に説明が分かり易く、かつ面白いのは否めません。


話や展開、見所は科学的にと同じです。
「漫画や小説でよくある表現や展開、あれ実際はこうだよ」というヤツ。
1巻末にもありますが「人間って人間ってだけでチートなんだよ!!」って感じで他のチート能力とか一切ないです。

それが「科学的に」は人間以外を中心に異世界を科学する漫画でしたが。
こちらは「普通の人間を中心に」異世界を科学してく感じです。
あと、「科学的に」では味方種族として登場する、人間から進化した亜人種が、本作では主に「敵」として登場しますのでその辺りも見所。


れびゅーほんへ。
しかしながら科学的にと同じで思想的な所が科学的にと同じく長々とここぞとばかりにくっちゃべられますが毎回「そりゃ理想通りいけばそうだろうね」って所で、思想を大きく語りたいのであれば、不合理な部分はひったすらに無視した理想形、上澄みしか語らないので。
「ンな上手く行くわけねーだろアホか」
という冷笑しか沸いてこないのも残念ながら同じ。
上手く行かなかったら死ぬだけ……じゃねぇだろその死なねー為に色々考えるんだろ、という所。
「哲学」を語りたいなら科学的にでもそうだが人間の感情をあまりに無視し過ぎ。

という所があるので「小娘がひったすらに偉そうになんかご高説垂れてくる」という所さえなければ良く出来た作品だと思います。
思想や理想を語りたいのであれば「いやその前に人間じゃない存在とか異世界って所から止めろよ土俵が違うんだから」である。
KAKERU作品は女にヘンな理想をのせて描くのはいい加減やめて貰いたいところである。

何を言っているかではない、誰が言っているかだ。
所詮人間社会は大衆はそんなものであり、しかしその事には大きな意味があるのだ。
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