女王と仕立て屋[コミックス版]
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女王と仕立て屋[コミックス版]

スカーレット・ベリ子

美しい色香だだ漏れです

ネタバレ
2022年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めての作家さんです。スランプに陥ったインテリアデザイナー城野が上司に勧められたのは、着た人が次々と成功を収めるスーツを仕立てる伝説の仕立て屋志田。縋るように彼の元を訪れた城野はアンティークに囲まれた店内で笑みを浮かべながら仕事する志田に惹かれる。トルソーに向かう志田の手がすでに色っぽいw城野は高い才能と努力で社内では認められた存在。上を目指している時は難なくできたのに大きな期待を寄せられ、それまで感じなかったプレッシャーに雁字搦めになっていたのだろう。そんな城野が志田に「腹を立て愚痴を言いながらも好きだからやめられない。それなら楽しもう」と言われ原点に戻された。ま、落ちるよねwいや、多分一目惚れ?優雅にも見えるほど色気漂わせ悠然とした仕事姿に惚れたんだろう。以降、気持ちを隠せない城野の可愛いが炸裂、ワンコだったりニャンコだったり彼の我がままを皆志田が包み込んで許し受け入れる。コロコロ変わる城野は可愛いし愛くるしいし志田も惚れるわwノンケ同士で、志田が城野の好きなようにさせて甘やかすのも大人の余裕だ。おかげで志田の色香が大洪水。ありがとうwボクサーにローブ羽織った妖艶さと言ったらw小生意気で可愛い城野はもちろん、落ち着いた色気醸す志田が城野の言動に余裕無くす可愛らしさも堪能できて満足の一冊。
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