このレビューはネタバレを含みます▼
2008年と少し古い作品ですが、探偵が事件解決に向けて挑むストーリーで疾走感があって面白かったです。
正義感溢れる肉体派の利重(攻め)と冷静沈着な頭脳派の広基(受け)は、表立ってはできない仕事を主にこなす探偵バディ。相棒歴5年とあってかお互いに信頼していて、こんな相棒がいたら仕事がしやすいだろうなと思うほどサクサク仕事をこなしていく姿が小気味良くって面白い。
2人とも仕事はできるしカッコいいし、考え方も会話も男らしくて実に爽快。BがLになる過程では仕事関係ということもあって戸惑いや葛藤はあるものの、あくまでも仕事優先という姿勢も好きでした。
終盤になってようやく2人の気持ちが重なりBL展開に。圧倒的にBL要素が物足りないのですが、BLというより事件解決に向けての展開に重きを置いているので推理小説がお好きな方にオススメかも。2人の関係も掛け合いも好みだったので、恋人同士になった2人が事件解決に向けて挑むストーリーも読んでみたいです。
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