このレビューはネタバレを含みます▼
次期王位継承者のジェイムスと記者のベンのストーリー。
リバなのですがどっちかというとベンの方が攻め役が多い気がします。
王族と付き合うということはプライベートが丸裸ということで、今まで自由奔放に生きてきたベンにとってはジェイムスの家に身をひそめ、会社も辞め、友達とも会えず、外出できないことがどんなに息苦しかったことか想像出来ます。
身を潜めてても毎日のように誹謗中傷な記事が出るんだから精神的におかしくなりそう。
そして誹謗中傷な記事や書き込みで自傷行為をしてしまうようになったジェイムスの妹インディゴも大変です。
インディゴの執事のハートリーの愛に涙がポロリしてしまいました。
ジェイムスは愛の為に別れようと思ったり、王位継承を放棄して二人で自由に生きていく事を選ぼうとしたり、ベンも愛か自分の自由かジェイムスの今の生き方を応援しようとしたり継承を放棄して二人で自由に暮らす道を選ぶか悩みに悩んでいます。
主人公二人が肉食な感じなのでキュンキュンするような場面はありませんでした。
それゆえに読後はうっとりと言うよりもさっぱりとした気分でした。
冷酷に見える王妃がベンを気に入っていくのが好きです。