切子
」のレビュー

切子

本田真吾

切子さんの根性焼きの跡が痛々しい…

ネタバレ
2022年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の切子さんを見て購入。切子さんのキャラクターがホラー視点で見るなら良かったので。ただいじめられるシーンはあんまり、でした。はじめはクラスメートに容姿のことをからかわれ、その内どんどんエスカレートしていきます。腕だけじゃなく、顔にまで根性焼きを入れられて、切子さんの体と顔には穴だらけの痛々しい姿になっています。庇ってくれた主人公のりょうすけ君を好きになり、常に後ろをくっついていたら「いつまでもついてくるな、化け物」と怒鳴られ、切子さんは泣きながら謝罪するも、その時の顔が怖かったため、主人公に橋の上で突き飛ばされます。そして不運にも柵を超えてしまい落下して死亡してしまいます。(1巻の主人公は、切子さんに関する記憶がすっぽりと抜け落ちていました。)それから切子さんは怨霊になり、同窓会で集まったクラスメートたちに復讐していく。そんなお話です。怨霊の切子さんは、腕を振るうだけで人の体が簡単に砕けたり弾け飛ぶ高い打撃力を持っていて、そこにビックリしました。呪いのような見えない力で倒すのではなく、物理攻撃で倒していくんですね。ラストは1〜2巻とも怖いですが面白かったです。切子さんが国会議事堂に巻きつくラストは少し笑えました。
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