このレビューはネタバレを含みます▼
超絶ネタバレですすみません。まず、全体的に重苦しいですし暗いです。が、ところどころちゃんとほんわかする場面もあります。最後はちゃんとハッピーエンドです。ただし、すっきりハッピー★な終わり方かと言われると、どうかなーって感じです。
千紘(受)は、ゲイバレして勘当されて、お兄さんや家族から見放された挙げ句、長年の恋人には結婚されて捨てられる、誰からも必要とされない等の悲惨な過去があり、浩然(攻)は近親相○やらウリでクソボロカスになぶられまくる等の悲惨な過去があります。文章で書くと伝わらないかもしれませんが、漫画では先生の画力が本当にすごくて、二人が死ぬほどつらい思いをしたことが伝わってきて、痛くて苦しくて仕方なかったです。浩然がされたことに対しては本当に血の気が引くし、千紘がされたことには心が張り裂けそうになります。
二人にとっての幸せはなんだろう。二人が徐々にお互いのことを特別な、大切な存在だって思い合っていく過程を、二人のつらい過去とともに見ていると、なんとも言えない気持ちがこみ上げてきます。終盤のボート上での浩然一言から電車の場面までずっとティッシュ必須でした。
このまま二人が、あらゆる困難から逃れて、本当に本当に幸せになれるよう祈っています。
おそらく浩然が最後まで服を脱がないのは、主に森のせいだし、きっと見つかりたくない相手っていうのも森なんだろうな、、、。ハッピーエンドなことに変わりはないけれど、その先に一抹の不安が見られるのは、浩然の脆さや、森に見つかったらどうなっちゃうの??って不安があるからなのかな、、、。続編連載中なので、発売が楽しみです。追記∴会いたくないのってマヤの方だったんですねー!てっきり森さんかと、、、!2巻来月発売とのことで今から楽しみです💕
●2巻読後●基本的に浩然と千紘のイチャラブがたくさん描かれてはいます。ですが、マヤの登場により終始不安感を覚えました。浩然は散々つらい思いをしてきていて、千紘と過ごせる今が生きていて一番幸せだと思っています。普通に過ごすことでこれ以上何も望まない浩然のことを思うと、今まで不憫な思いをしてきたのだなと悲しくなります。千紘と浩然は共依存の関係ですが、本当にふたりともお互いが好きでなくてはならない存在です。もう二人を幸せにしてあげてほしい。最後、マヤが、千紘に接触したことが本当に不安で続きが気になります。