兎の森
」のレビュー

兎の森

苑生

10代の光と陰

2022年1月25日
高校生らしい日常にふっと陰を落とす違和感が、気づいてるのに見落としたり見て見ぬふりをしてしまいそうで、志井にしか環は救えないと思った。唇が触れるだけのキスや恋人繋ぎでうっとりする志井と、そんな志井の表情を見てかゆくなっちゃう環。母親と自分自身がかけた呪縛は解くのにきっと気が遠くなる程かかると思うけど、志井ならきっと環をフェンスの先に連れ出せると思う。(年下攻めの鑑!)
ストーリーは一見深刻なのに、小ネタ(ヤギの森が一番笑った)やエロ(陸上部エロやらエロ大学生たくみやら)満載で、すごい作者さんです。続編が楽しみです。
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