十億のアレ。~吉原いちの花魁~
」のレビュー

十億のアレ。~吉原いちの花魁~

宇月あい

巻がすすむほど面白くなってくる

ネタバレ
2022年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 35巻まで読了。
エンタメ的にとても面白い!
ただ今32巻まで読みホで読めます。
現代に復活した吉原に、義両親に売られた世間知らずな美少女のお話です。
序盤は吉原の風習と現代の文化を都合よく融合させた特殊設定を、主人公と共に悩みながら理解していける親切設計になっています。
概ね理解も深まった頃合いに、主人公の心情を深掘りしていきます。
ハタチそこそこの女子が、折れそうになりながらも周りの助けを借り、自分を鼓舞して強かに在ろうとする姿が単純に気持ちが良いです。
特殊設定とは言え複雑な背景は無く、主人公に寄り添って読めるので楽しいです。
遊女なので、好きな人がいるのに他の男に抱かれるNTR感も味わえるので(ほぼ朝チュンですが)、性癖に刺されば殊更美味しいです。
薄幸なはずなのに花魁候補美女なので勝ち組感が強く、マウントを取る満足感が味わえます。
女を売り物にする世界で、自分の考え方ひとつで世界が変わる、典型的な成功物語になっていくのかな?
続きが楽しみです。
主人公の正面顔の目交が狭くて時たまメーテルになってました。(メーテルも美女だし…
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