このレビューはネタバレを含みます▼
契約社員として電子書籍サイトで働く卯月の飼っている猫がきっかけで隣の部屋の引っ越してきたばかりの男性に声をかけられる。
彼は初対面ではなく、高校時代に図書委員で一緒に役を担ったことのあるクラスメイト。
山田秋という彼は、イケメンの上パーソナルスペースが広く、誰にでも優しい光属性の男子。対して添谷卯月はヒロインとしてはモブに近い地味で印象の薄い、図書委員として2人選ばれても女子の安堵感が漂うほど。
二人共通の『宵の国』という小説を相関図を黒板に書いて説明するほど意気投合していた彼らで、毎回の図書委員を楽しく担っていた2人なのに、卯月のほうには彼に二度と会いたくなかったトラウマがあります。
それは少女マンガや女性マンガの中高時代あるあるなんだと思う。
それは卯月の心に棘となって刺さり続けているのも理解できます。
ただそんな一方的なトラウマを秋は知りません。
高校時代のそれは直接的ではないにしろ、私ならば恋愛に奥手になるほどの事と思います。
1巻の6話では秋の大学時代の美人同級生の女性が入社してきます。どんだけ世間は狭いんだー(笑)
彼女は【自分を好きにならないのはおかしい】と考えるポジティブ女子で2巻まるごと秋に猛攻してきます。
それが思いがけず功を奏して秋と卯月にも変化が訪れます。卯月は心に燻っていた言葉を秋に伝えますが、あまりにも中途はんぱ。
秋は絶対に誤解していると思うんだけど...
3巻はまだですよね💦
2巻発売されたばかりだから😢