このレビューはネタバレを含みます▼
何やら、やばそうな雰囲気を醸し出してる表紙にひかれて試し読み。なにこれ!?スッゴい続きが気になる!即購入してみてどうやらスピンオフと判明。こちらだけでも十分楽しめました。ただ、「何かいいの見つけた!Re:」にも登場してくるので、一緒に読むとそれぞれのCPの話の流れが判ってより内容が深まるかも。
こうも展開が違うかと言う位にスピンオフと元とのギャップに驚きます。同じ時間軸を共有しながら、ここまで明暗が別れるのって凄いものがありますね。
こちらの受け君こと陸くんが、絶大な信頼を寄せていた鴫原先輩の裏切り行為によって亀裂が入っていく様が超絶リアルで、、読み手としては陸君サイドで感情移入してくので、鴫原先輩の行動と言動は理解しかねるんですが、貞操観念ゼロな寂しがりの愛されたがり?どちらにせよ、グズ過ぎて非常事態警報発令案件。
悪意なんてこれっぽっちもなく何度も接触してくる姿に恐怖すら感じますが、陸君が意地になればなるほど深みにはまっていって‥!以前がラブラブだったが故に亀裂も相当深い。存在を無視し続ける事で自分を保ってるけど、もはや限界なのでは!?気持ちのどこかで好きだった部分がくすぶってる辺り、かなり分が悪い気がするけど、陸くん頑張れ!「何かいいの見つけた!」同様、修正は甘々でした!ありがとうございます(笑)
3巻!洋二の歪んだ原因の一端を担う北白河の存在で、今までモヤがかかっていた過去が少しずつ明らかになってきました。年端もいかない子に、なんて呪いの言葉を!!ある意味被害者でもあった洋二の過去に触れ、重くて黒い足枷があのネジ曲がった感情に繋がっているのかと思うと。。
愛憎を含んだ心の変遷が非常に丁寧で、困惑しつつも今回の事が陸と洋二の中で何か大きな分岐点になりそう。最後の洋二のセリフ!本心が!!はぁ~なんてとこで続く!!小休止で一端クールダウン!ゲーセンでの一時、、心から2人が楽しんでいる姿に昔の面影が重なってほっとなります!最後の様な手を繋ぎ並んで歩いてる未来!ありますよね!?信じて待ってます!!