このレビューはネタバレを含みます▼
聖教会 教皇 紫耀×稚児 煌夜(ジョルジオ)
亡くなった親の借金のために売られそうなところを紫耀に助けてもらったジョルジオは煌夜と名付けられ紫耀の稚児になります。眉目秀麗なスパダリに誠心誠意仕える健気受けでした。知られてはいけない過去や計算高さも持つ紫耀がどんなことがあっても尊敬の念の揺るがない煌夜に癒されていく王道ストーリーでした。稚児灌頂(ちごかんじょう)という伴侶と決めた稚児と結婚と同義の関係を結ぶことができる秘密のルールがあるという設定でこれに向けてのトラブルが起きます。ラストはサクッと終了しますが、スピンオフの「枢機卿の氷花」でも登場しますのでその後が読めるようです。
2011年8月 総202ページ 挿し絵あり